ラーメン屋がポイントカードを導入するメリットには、他店との差別化、再来店の促進などがあります。
ポイントカード施策を成功させるためには、ポイント付与の条件や特典の設定を工夫しオリジナリティを出すことが重要です。ポイントの特性を活かすことで、売上アップに期待できます。
そこで本記事では、ポイントカードに取り組んでいる事例や導入のメリット、スタンプカードとの違いについて解説します。
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ポイントカードを活用しているラーメン屋3選
ここでは独自のポイントカードを導入している3つの店舗を紹介します。ポイントシステムや特典は店舗によって異なるため、導入の参考にしてみるとよいでしょう。
1. 博多 一風堂
博多一風堂のポイントカードはラーメン1杯につき1ポイントが進呈され、指定のポイントに達するとランクアップできます。また、大人数のポイントを一つのポイントカードにまとめることも可能です。最初は「バリカード」からスタートし、10ポイント貯めると「バリバリカード」にランクアップします。さらに20ポイント貯めると「バリスゴカード」にアップし、ポイントカードの発行から1年間で60ポイントを貯めると「プレミアムメンバーズカード」がもらえる仕様です。
ユーザーはメンバーズカードまでランクアップすると、博多一風堂のグッズと期間内で無料の替え玉と半熟卵がもらえるといった特典を受けられます。

2. ラーメン 天狗山
ラーメン天狗山では、全系列店で利用できる独自のポイントカードを導入しています。宮城県にも系列店があり、ポイントカードの導入によってほかの店舗にも足を運んでもらうことを促しています。
麺類を注文した顧客に対し1杯につき1ポイント進呈しており、30ポイント貯めると現金500円を還元する特典を用意しています。

3. 麺屋 寛虎
千葉県にある麺屋 寛虎は、有効期限のない独自のポイントカードを導入しています。ポイントは500円につき1ポイント貯められ、貯まったポイント数によって特典を変えています。10ポイントでジャンボ餃子を3個、20ポイントで好きなラーメンまたはチャーハンを一品提供といった特典が用意されています。
カードにはFacebookのQRコードを記載するなど、店舗情報を盛り込むことにも活用しています。

ラーメン屋にポイントカードを導入する3つのメリット
ポイントを提供することでコストがかかってしまうことが考えられますが、それ以上に導入する意義があります。
ラーメン屋がポイントカードを導入するメリットを3つ解説します。1. 他店との差別化
独自のポイントカードの導入によって他店との差別化が図れ、顧客に自店舗の印象を強く残すことができます。
ポイントカードの印象を強めるために、個性的な特典を用意することやデザインを工夫することも重要です。
事例で紹介した店舗のように、ラーメンのお供になるような商品や店舗グッズなど顧客が欲しいと感じるものを用意したり、目を引くようなデザインで作成したりすることで差別化を図れます。
2. 再来店の促進
ポイントカードを有していることで、来店を促進させられるのもメリットです。
顧客がラーメン屋を選ぶ際、手元にポイントカードがあることで、少しでもお得に利用できる店舗にしようと感じてもらうことができます。
また、ポイントカードに特典内容を記載することでポイントのゴールを意識されやすくなります。
再来店の促進効果を得るためにも積極的に配布し、顧客が手にしている状態をつくることが大切です。
3. より良い接客が可能
ポイントカードの情報を読み取ることで顧客との距離が縮まり、顧客に合わせた接客ができるようになります。たとえば、毎回同じラーメンを注文する顧客が来店した際に「いつものラーメンですか?」と尋ねることができます。顧客も覚えてくれていたことを嬉しく感じ、満足度を高められます。
このように、ポイントカードを通じて多くの顧客にファンになってもらうことにつながります。
ポイントカードとスタンプカードの違いは?
カードの媒体には「ポイントカード」と「スタンプカード」の2種類があります。それぞれポイントが付与される条件やメリットが異なるため、自店舗に合ったものを検討するとよいでしょう。
ポイントカード
ポイントカードは会計金額に応じてポイントが付与され、貯めたポイント分を電子マネーとして利用できるシステムです。ポイント分を顧客に還元するためのコストがかかりますが、顧客の購買データを得られる点でメリットがあります。
購入した商品の傾向や顧客の属性から分析が可能で、新商品の開発やセットメニューの考案などにも有効です。
スタンプカード
スタンプカードとは、会計金額や来店回数、指定商品の注文などの条件によって付与されるシステムです。基本的には貯まったスタンプの数によって、特典を用意します。金額の設定や特典の種類などルール設定の自由度が高く、店舗のオリジナリティを出せることが特徴です。
ポイントカードと違い、属性や購入履歴といった顧客データを入手できないため、商品開発やサービス改善への活用は難しいことがデメリットといえます。
ポイントカードをラーメン屋の集客に活かす
ポイントカードは顧客の属性や購入履歴を絶えず分析することで、メニューの改良や開発に向けた取り組みができます。こうしたやり方は、ラーメン屋でも取り入れることができます。
ポイントに応じて好きなトッピングを無料で提供したり、店舗オリジナル商品と交換できる特典を用意したり、顧客がポイントを貯めたいと思わせるようなサービス設計が、集客に効果を発揮するでしょう。
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