カフェチェーン・喫茶店のポイントカード事例4選|ポイントカードの種類やメリットについて解説

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集客対策や既存顧客の囲い込みとして有効な方法の一つが、ポイントカードの導入です。

ポイントカードには、加盟店となることで自社でのポイント付与が可能になる共通ポイントカードと、独自の自社ポイントカードがあります。

この記事では、カフェチェーン(喫茶店)でのポイントカードのわかりやすい導入事例を通して、ポイントカードの具体的内容や喫茶店での導入メリットを解説します。

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カフェチェーン(喫茶店)でのポイントカードの導入事例

まずは、独自のポイントサービス展開する大手カフェチェーンの事例を紹介します。

1. ドトールコーヒー

ドトールコーヒーでは、独自のポイントカードであるプリペイド式のドトールバリューカードと共通ポイントカードのdポイントを導入しています。

ドトールバリューカードは、実質無料で作成でき、すべてのドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェ、カフェレクセル、ル・カフェドトールで使われています。

ポイントの貯まり方は、すべての商品購入で100円毎に1ポイント、2,000円以上のチャージで金額の5%のポイントが付与されます。貯まったポイントは、1ポイント=1円として全商品の購入に使用可能です。

さらにカードにはランク付けがあり年間購入金額に応じて変動、ランクアップに伴ってチャージの際に付与するポイントのパーセンテージもアップします。

また、共通ポイントカードのdポイントの導入によって、200円で1ポイントを貯められて、ドコモユーザーをターゲットにした集客が期待できます。

2. タリーズコーヒー

タリーズコーヒーでは、独自のプリペイド式カードであるタリーズカードと、Web登録によるポイントカード制度であるタリーズクラブを導入しています。

タリーズカードの作成は無料で、1,000円単位で好きな金額をチャージでき、ドリンク1杯購入毎に10円引きされます。アプリ型もあり、オンラインでのオートチャージも可能です。

タリーズクラブはWeb登録を済ませることで貯められるポイント制度で、タリーズカードでの購入や公式アプリ内での購入によりタリーズポイントが貯まります。

1円=1Beansで貯まり、10,000Beans貯まると、2~4名での利用時にドリンク4杯までを半額で購入できるデジタルインビテーションチケットに変えられます。

リピーターと新規顧客を一度に獲得する独自色の強いポイント還元方法といえます。

3. スターバックス

スターバックスでも、プリペイド式の独自カード、スターバックスカードを導入しています。

さらに、スターバックスカードをスターバックスマイアカウントに登録することで、スターバックス® リワードというポイントプログラムに参加できます。スターバックス® リワードでは、購入金額に応じてポイント(スター)を貯められ、商品購入に使用できる専用のチケット(リワードチケット)や特典に変えられます。

スターの貯め方は、登録済みスターバックスカードでの買い物において、54円(税込)=1スターです。また、スターバックス® リワードはランク付けがあり、指定期間内にスターを集めた数によってランクアップします。

4. サラダカフェ

サラダ専門店のサラダカフェでは、スタンプ式の自社ポイントカードを導入しています。

購入金額200円ごとにスタンプを一つ押してもらえ、50個集めるとオリジナル商品やグッズと交換できます。または500円値引きとして利用可能です。

交換できる商品はオリジナルのドレッシングで、600~700円です。

個人情報のデータ取得がないので店頭で簡単に発行し、すぐにポイントを貯め始められます。

ポイントカードは2種類

ポイントカードには大きく分けて、他社が運営する共通ポイントカードと独自で運営する自社ポイントカードの2種類があります。

それぞれの特徴を解説します。

1. 共通ポイントカード

共通ポイントカードは、顧客が複数の店舗で貯められるポイントカードです。

店舗は加盟店になることでポイントの付与ができ、専用端末の貸与や顧客分析レポートなどを受けられます。

4大共通ポイントカードとされているのが、Tカード、Pontaカード、楽天ポイントカード、dポイントカードです。

多くの共通ポイントカードが、加盟店での商品サービス購入で100~200円=1ポイントで貯められ、1ポイント=1円として同じく加盟店での消費に使用できます。

加盟した共通ポイントカードのアプリなどで広告を載せられるなど、一気に知名度を上げられ新規顧客の獲得につながると期待できます。

共通ポイントカードは、コンビニなど他社との差別化が厳しい業種に導入されることが多いようです。

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2. 自社ポイントカード

自社ポイントカードは、自社やその系列店といった特定の店でのみ使用できるポイントカードです。

専用のシステムや機材の準備が必要になる一方、ポイントの貯まり方などを自社のコンセプトや実情にあわせて設定できる点が強みといえます。

サービスの詳細を決めるときは、顧客の目的が特典のみに絞られないようにすることと、還元率に注意が必要です。

たとえば、1,000円で1ポイントが貯まり累積50ポイントで500円分の割引を実施する場合の還元率は、1%です。最近のクレジットカードの還元率が0.5~1%であり、還元率設定の指標にできます。

さらに、自社商品の料金とポイントを貯められる価格が釣り合うかどうかや、特典としてグッズなどを提供する場合のコストも考慮する必要があります。

さまざまな点に注意しながら魅力的かつオリジナルのあるポイントカードのサービス構築により、集客アップやリピーター獲得が期待できます。

自社ポイントカードは、飲食店や美容関係など自社の独自性を出しやすい業種に導入されることが多いといえます。

カフェ・喫茶店にポイントカードを導入する3つのメリット

種類に限らず、ポイントカードの導入はマーケティングや集客にさまざまな好影響が期待できます。

3つのメリットを解説します。

1. 顧客情報の獲得

純粋なスタンプ式を除いて、ポイントカードの発行時には氏名や住所、年齢などの個人情報を記入してもらうことが多くあります。 

その個人情報を使用して、DM発送やメルマガ配信などで顧客に直接のアプローチが可能になります。

さらに、ポイント付与の履歴をデータ化すれば、自社の利用客の年齢層や男女比、地元かどうかなどを分析できます。

平日は男性客が多いので量重視のランチ、土日は女性客が多いから自然派ランチなど、自店舗マーケティングに活用できます。

2. リピートの促進

ポイントカードが財布に入っていると、それを見るたびに顧客が自社を思い出す機会を作り出すことができます。

そのポイントカードがもうすぐ目標ポイントに到達する状態であれば、顧客の来店を促すきっかけになるでしょう。

また、ポイントカードがあることで、店舗を利用した経験に基づいて、店舗を認知している状態や特典があるといった顧客にとってのメリットを想起させ、再度の利用を促進できます。

さらに、ポイントカードに自社の特色を出すことで競合他社との差別化になる可能性もあり、新規顧客をリピーターへと育て、固定客の獲得につなげられます。

3.ショップカードとして利用可能

ポイントカードに店舗の位置情報やホームページ、SNSアカウントを掲載してショップカードとしての機能を兼ねることもできます。

ショップカード自体が一種の広告となり、顧客の来訪を促せる点がメリットです。

公式HPやSNSのアカウントURLやQRコードを載せれば、顧客は自社情報にアクセスしたい時にすぐにアクセスでき、そのスピード感が顧客の確実な来店へつなげられると期待できます。

店舗に合わせたポイントカードの導入で売上アップへ

ポイントカードは、カフェや喫茶店の特色を出しながら顧客へのPRを実施できるツールです。ポイントカードの存在により顧客の再来店を促して、既存顧客の囲い込みにつなげられます。

さらに、ポイントカードには自社ポイントカードのほかに既存ユーザー数の多い共通ポイントカードがあり、併用することでさらに多くの見込み顧客を来店へとつなげられるでしょう。

集客や売上向上といった目的に対しポイントカードをポジティブに作用させるためには、自店舗を利用する顧客のニーズや好みを把握したり、仮説だてて取り組んだりすることが必要です。


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