ウクライナのスーパー、GBP投稿利用し客に呼びかけ/ビジネスプロフィールのオーナー確認が厳格化【ローカルSEOニュースまとめvol.62】

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GoogleマップGoogle ビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)など、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。

そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。

今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第62回目として、2022年3月4日から3月10日の関連トピックをお伝えします。

Googleビジネスプロフィール最新情報

Googleビジネスプロフィールに関する最新情報を解説します。

オーナー確認が厳格化

Googleビジネスプロフィールの英語版ヘルプページで、オーナー確認についてアップデートがありました。これまで記載がなかった「1つ以上の方法でオーナー確認を要求する場合がある」という内容が追加されたことから、今後は複数の手段でオーナー確認が行われる可能性が示唆されました。

また、「オーナー確認に審査を要し、最大7営業日かかる場合がある」という内容も明文化されています。従来Googleビジネスプロフィールオーナー確認は自動化され、即座に完了されるケースがほとんどでしたが、今後は1週間程度かかる可能性があります。

<参照>
海外SEO情報ブログ:Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が以前よりも厳格になる

「電話によって更新」ラベルが表示

Googleビジネスプロフィールに掲載した電話番号に、Googleアシスタントから営業時間の最新情報について確認電話がかかることがあります。Googleアシスタントによる電話に対応した場合、Googleビジネスプロフィールに「電話によって更新」と表示されることがわかりました。

また、ビジネスオーナーが営業時間を自身で更新した場合は「このビジネスによって更新済み」と表示され、最新情報を提供しているとユーザーにアピールできます。

<参照>
海外SEO情報ブログ:Googleビジネスプロフィールの「電話によって更新」ラベルはDuplexが営業時間を確認した場合に表示される

ビジネスプロフィールのフォロー機能廃止に伴う不具合が報告

ユーザーが企業のGoogleビジネスプロフィールページをフォローすると特典が付与される機能が廃止されました。

しかし現在「フォローしていないにもかかわらず、フォローしていると表示される」という不具合が生じているとユーザーから声が挙がっています。おそらく廃止に伴う不具合と考えられるため、フィードバックを送信しGoogleに問題を報告するとよいでしょう。

<参照>
マップヘルプ:お知らせにフォローしていない店の情報が表示される

ウクライナのスーパー、Googleビジネスプロフィールの投稿機能利用し顧客に呼びかけ

ロシア侵攻により緊迫した状況が続くウクライナでは、Googleビジネスプロフィール投稿機能を用いて情報が発信されています。たとえばスーパーでは「パニックにならないで」「店内のレンジを自由に使っていい」など、市民をサポートするような声を届けています。

<参照>
Twitter:永山氏の投稿

Googleマップで町おこし、大学生の取り組みに注目

大学生が、Googleマップを使って商店街を盛り上げるための町おこしに取り組んだとして話題になっています。IT技術をわかりやすく伝えることを目的とする大学生が集い、高齢者が営む商店街の店舗を訪問し、Googleマップの登録や口コミ返信など、PRに使えるさまざまな機能をお店のオーナーに伝えました。

2か月で約50店舗訪問し、商店街にデジタル技術を普及するためのサポート業務に取り組んでいます。今後、全国区でデジタル技術を用いた町おこしを広めるべく、デジタル化に取り組む商店街を表彰するアワードの準備を進めているということです。

<参照>

RKBオンライン:大学生がGoogleマップで商店街を盛り上げる!

Apple Maps、クリミアを「ウクライナ領」と表示するアップデート

Appleではクリミア半島についてマップ上でどの国とも表示せず、中立的な立場を取っていました。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻後、クリミアを「ウクライナの一部」と表示させています。この件に関してAppleによる正式なコメントはないものの、平和を望む姿勢を示していると考えられます。

<参照>
TechCrunch:Apple Maps now displays Crimea as part of Ukraine to viewers outside of Russia

今週のGoogleビジネスプロフィールヘルプコミュニティ、注目のQ&A4選

ここでは、2022年3月4日から3月10日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。

1. 間借りでビジネスを運営したいが、ビジネスプロフィールの住所が重複してしまう

質問

  • 間借りしてビジネスを運営する予定です。Googleビジネスプロフィールに登録する住所が重複するのですが、問題ないか教えてください。

回答

  • 住所が別ビジネスと一致していても、問題なく登録や運用ができます。
  • しかし、固定看板を出さないと一時的な場所借りとみなされ、Googleガイドラインの「対象にならないビジネス」と判断され、登録できない可能性があります。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:間借り住所でGoogleビジネスプロフィールに登録する場合

2. 屋号を変更するとローカル検索の順位に影響があるか

質問

  • 既存のGoogleビジネスプロフィールに登録している店名を別の名前に変更しようと検討しています。その場合、ローカル検索の表示順位に影響があるか教えてください。

回答

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ: 店舗名・法人名の変更に伴う、ビジネス名やリンク先など内部情報の変更によるビジネスプロフィールへの影響について

3. ビジネスプロフィールに掲載しているURLを変更したい

質問

  • GoogleビジネスプロフィールにホットペッパーのURLを掲載していますが、変更できません。どうすればいいか教えてください。

回答

  • ホットペッパーの契約で「Googleで予約」と設定している場合、Googleビジネスプロフィール画面では変更ができません。ホットペッパーに問い合わせる必要があります。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:ウェブサイトでURLを変えても元に戻ってしまいます。

4. 投稿にいれると拒否されるワードを知りたい

質問

  • 投稿内容に入れると拒否されるワードを教えてください。

回答

  • 拒否の判断は日本語を英語に自動翻訳された状態で実施されます。したがって、日本語では問題なくとも、英語にしたとき違反になる単語へと変換され、投稿不可になる可能性があります。
  • おそらく、単語だけでなく投稿全体の文脈などを見て判断されていると考えられます。
  • ビジネス プロフィールの投稿に関するコンテンツ ポリシー」を確認すると、拒否の対象となる単語がつかめます。

補足

口コミラボでは、SEOコンサルティングなどのウェブマーケティング、ローカルマーケティングに詳しい長谷川翔一氏に許可をいただき、「投稿NGキーワードリスト」の記事を転載しています。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:投稿に入れると拒否対象となったキーワードを教えてください

5. 住所が表示されない原因は

質問

  • ナレッジパネルの住所に取り消し線が入れられ、正確に表示されません。どうすればいいか教えてください。

回答

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:「株式会社シリコンヴィレッジ」で検索すると添付ファイルのように「ご提案いただいた内容は現在確認中です POI」と出て来て画面が更新されません。

6. 重複投稿を削除すべきか

質問

  • 重複している投稿について、削除した方がいいか教えてください。

回答

  • ポリシー違反に該当する場合、非表示や削除対象となる可能性があります。ただししばらくはそのまま放置して、違反であると判断されたときに削除する、という手順で問題ないと考えられます。
  • 最近、投稿内容に関する審査基準が厳しくなっているため、文章をそのままコピーするのではなく、少し更新し最新情報を発信しているとアピールできればベターです。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:最新投稿仕様変更について

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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詳しくはこちらをご覧ください。
「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


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口コミラボ編集部

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