「GoTo」再開見送りへ早くとも2月以降の見通し

政府は「Go To トラベル」の再開を見送ることを明らかにしました。岸田首相は1月6日、「Go To トラベル」について「今、具体的にいつから再開すると言える状況ではない」とコメントしています。

「Go To トラベル」再開見送りへ早くとも2月以降再開の見通し

「Go To トラベル」を所管する国交省の斎藤大臣は「旅行者と地域の双方の安全・安心をしっかり確保する必要があり、感染状況がその時点で落ち着いていることが大前提になる」と述べており、再開時期は早くとも2月以降となる見通しです。

「Go To トラベル」の再開時期は本来1月末頃を予定しているとも言われていましたが、岸田首相はかねてから「慎重のうえにも慎重に」検討するとしており、オミクロン株の感染拡大やここ数日の感染者数の増加を踏まえ、再開時期を先延ばしにした格好です。

一方、一般消費者を対象に昨年12月にBIGLOBEが行った調査では、6割以上の人がGo To トラベルを「利用したい」または「やや利用したい」と答えるなど、期待感が高まっていました。

また野村証券の試算によると、「Go To トラベル」再開で3.8兆円の景気浮揚効果があるとされ、観光業界にとって「切り札」ともいえる施策です。政府には、感染状況を踏まえて、適切な時期に再開することや苦境に陥る事業者への支援策を講じることが求められます。

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