Googleトラベルの検索結果に「エコ認定」バッジ表示が追加【ローカルSEOニュースまとめ vol.39】

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Google マップやGoogle マイビジネスなど、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。

そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。

今回は第39回目として、2021年9月24日から9月30日の関連トピックをお伝えします。

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ローカルSEOニュースまとめ vol.38

* ローカルSEOとは…特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。

Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
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宿泊施設「エコ認定」バッジ追加、ホテル検索時に表示

Googleトラベルの検索画面で、サステナビリティに取り組む宿泊施設に「エコ認定」のバッジが表示されるようになりました。


Googleの公式Twitterによる投稿
▲Googleの投稿:公式Twitter


エコ認定バッジの表示により、旅行者にとっては環境に配慮したホテルを選択しやすくなります。

このエコ認定バッジを表示させるには以下の条件を満たす必要があります。

  1. 独立した第三者機関による実施監査などにより認証を得ていること
  2. その第三者機関がGoogleのリストに入っていること

現状、日本の認定機関でGoogleリストに入っている組織はないため、多くの施設では第三者機関の認証を得たとしても、Googleトラベル上にエコ認定バッジを表示させることはできないと考えられます。

また、Googleマイビジネスの管理画面ではエコ認証にかかわる設定項目が用意されているものの、ナレッジパネルへの表示は今のところ開始されていません。

<参照>
Add your sustainability practices - Hotel Center Help

今回Googleトラベル内で確認したところ、日本国内に展開するホテルブランドではヒルトン系列でエコ認定バッジの表示が確認できました。

Googleトラベル検索結果
▲エコ認定:Googleトラベル


表示された「エコ認定」バッジをクリックすると、ホテルが取り組んでいるサステナビリティ活動の詳細を閲覧できます。

例えばヒルトン東京ベイでは、取得済のエコ認証、電気自動車の充電スタンド設置、タオルとリネンの再利用、使い捨てプラスチックストローの不使用など、環境に配慮した具体的な取り組みを確認できます。

Googleトラベル検索のエコ認証
▲エコ認証の詳細:Googleトラベル


<参照>
Googleの投稿:Twitter
ホテルにおけるサステナビリティ:Travelヘルプ
ヒルトン東京ベイ情報:Googleトラベル
グーグル、ホテル検索で「サステナビリティ認証」マーク表示を追加、施設名のすぐ横に認証印:トラベルボイス

Google広告が透明性向上目指す・ユーザーからの報告も容易に

Google広告の透明性を向上させるため、広告主の詳細や広告が表示される理由、同じ広告主の他のGoogle広告について、ユーザー側でも確認できるようになりました。

具体的には、過去30日間の掲載広告を表示しブランドPRにつなげられたり、ユーザーはクリックするだけで広告主について調べたりできるようになります。

広告主の実体や広告履歴へのアクセスを容易にすることで、偽造品の掲載や不正使用、ユーザーを騙すような広告配信といった悪質な行為をする広告主を特定できるだけでなく、Googleポリシーを違反する広告主をユーザーが報告できるようになりました。

今回の変更は、消費者プライバシーや透明性が求められるテック業界の流れを受け、Googleが広告事業改革の1つとして実施しています。

<参照>
TechCrunch:グーグル広告が透明性の向上を目指し変更、ユーザーが過去30日の広告主の履歴へアクセス可能に

Googleマップ新機能「山火事レイヤー」追加

カリフォルニア州などで大規模な山火事の発生件数が増加傾向にあることから、Googleマップに山火事レイヤー機能が新しく追加されます。

Googleマップに表示されたレイヤーの赤い点を拡大すると、地域情報や火災規模といった山火事に関する詳細リンクなどが掲載されます。

山火事レイヤーは、衛星からのデータを「Earth Engine」というGoogle地理空間分析プラットフォームを通じて処理し、1時間ごとに更新されます。

2019年より試験的に運用を始め、Androidアプリでローンチ後、10月中にiOSとWebアプリでも使用できるようになる予定です。

<参照>
ITmedia:Googleマップにリアルタイムの「山火事レイヤー」などの新機能

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A5選

ここでは、9月24日から30日にGoogleマイビジネスヘルプコミュニティに投稿された質問の中で、注目すべきQ&Aの内容を抜粋し解説します。

1. 日本語の口コミが英語翻訳されている場合とそうでない場合の違い

質問

  • 日本語の口コミが英語に翻訳される場合とされない場合があるのはなぜか、教えてください。
  • Googleマイビジネスの管理画面で投稿された口コミを見る場合だけ、日本語の口コミも英語に翻訳されています。

回答

  • Googleマイビジネスの管理画面で日本語の口コミが英語に翻訳されるのは、Googleがアメリカ発のサービスだからだと考えられます。
  • Googleマイビジネスの管理画面で口コミが英語翻訳されていないことがあるのは、Googleマイビジネスの仕様に折々に変更が生じており、そのタイミングでは英語に翻訳しない仕様であったことが考えられます。

補足

  • Googleマップではユーザーが設定した言語で口コミが表示されるため、日本語を設定している場合には外国語の口コミは日本語に翻訳されます。

<参照>
Googleマイビジネスヘルプ:Googleマイビジネスの管理画面にて、日本語で書かれたクチコミが英語で翻訳されている

2. 動画投稿が「拒否されました」の表示、理由は?

質問

  • 写真や画像データは投稿できますが、動画データは「拒否されました」と表示されます。
  • 動画投稿できない理由を教えてください。

回答

  • 時間を空けてもう一度投稿すると、上手くいく可能性があります。
  • エラー原因としては、動画が30秒以上になってしまっていることや、文字挿入が規定以上の量になっているなどの動画加工が考えられます。

補足

<参照>
Googleマイビジネスヘルプ:動画を投稿機能を使ってアップロードするのですが、直ぐに【拒否されました】と表示され一向に改善されない。

3. 「Googleマップの店内撮影無料」とGoogleが電話をかけてきた?

質問

  • Googleを名乗って、Googleマップに掲載する写真撮影を無料サービスで提供する、という営業電話がかかってきました。
  • これは本当にGoogleが提供しているのか、それとも詐欺なのか教えてください。

回答

  • ストリートビューの営業電話で、詐欺ではないと考えられます。費用については、撮影自体は無料だとしても、他に代金が発生する可能性があります。

補足

  • ストリートビューの写真は、360°カメラで自分で撮影し、アプリから投稿することもできます。
  • Googleが自動通話の発信やオペレーターから、セールス以外の用件で連絡することがあります。

<参照>
 Googleマイビジネスヘルプコミュニティ:Googleの名でGoogleマップの店内撮影撮影を無料でおこないますという連絡がきたのですが、これは詐欺ですか?
Googleマイビジネスヘルプ:不正な通話からの保護

4. ビジネスのメインカテゴリ「皮膚科専門医」がない/日本の規制上、ウェブサイト記載不可の種類の専門医が選択肢に存在

質問

  • メインカテゴリに「皮膚科専門医」がなく、「皮膚科医」しかありません。
  • 皮膚科を開業しているため専門医資格であることをPRしたいのですが、医療広告規制でウェブサイトに記載が認められている専門医とGoogleで選択できるカテゴリの種類が合っていません。

回答

  • Google広告では医療広告ガイドラインに則って運用されていますが、Googleマイビジネスでは医療広告ガイドライン違反になる可能性が高い資格名が掲載されています。
  • 「皮膚科専門医」は、ビジネス情報欄に明記することを推奨します。

補足

  • Googleマイビジネスの管理画面にあるフィードバックよりGoogleに意見を伝えられます。
  • フィードバックが多く寄せられると、仕様変更など改善される可能性があります。

<参照>
Googleマイビジネスヘルプコミュニティ:ビジネスのメインカテゴリで「皮膚科専門医」がなく「皮膚科医」しか選択できない(専門医は資格の名称です)。一方で医療広告規制上ウェブサイトに記載できないはずの種類の専門医が選択肢として表示される。

5. オレンジ色の表示「正しいですか?」に「いいえ」を付けたが、引き続き表示されている

質問

  • 運用中のGoogleマイビジネスに「第三者から営業時間の修正が提案されました」とオレンジ色で営業時間が表示されました。正しくない情報だったので「正しいですか?」に「いいえ」と回答しましたが、黒字の元情報に線が引かれ、オレンジ色で同じ情報が引き続き表示されています。
  • 「現在確認中です」と表示されたままですが、どうすればオレンジ色の文字を黒字にできるか教えてください。

回答

  • 基本的には時間を置けば黒字に変わります。Googleでの確認作業が終わると反映されるからです。
  • または、ユーザーやGoogleからの提案を破棄する方法があります。Googleマイビジネス管理画面の「操作」から「破棄」を選択すると、オレンジ色の文字がなくなります。

補足

  • 回答内容の操作を行ってもオレンジ色が残った状態である場合、キャッシュとCookieを消去すれば更新後の状態に変わるはずです。

<参照>
Googleマイビジネスヘルプコミュニティ:Googleによるビジネス情報の更新

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2023年年間の訪日外客数は2,500万人を突破。外国人消費額は5兆円で、過去最高額となっています。また、2024年1月の訪日外客数が268万8100人となり、2019年1月(268万9339人)とほぼ同数となったと発表され、今後さらなる伸びが見込まれます。

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