旅行関連の事業を展開している株式会社JTBが運営する「るるぶトラベル」は、国内の宿泊施設の検索・予約に特化したサービスです。
ホテルや民宿、ゲストハウスなど、幅広い酒類の宿泊施設情報が掲載されていますが、利便性の高い検索機能によってユーザーは簡単に好みの宿泊施設を発見できます。
本記事では、るるぶトラベルの概要から規模、掲載する4つのメリット、掲載方法、便利なサポートツールを紹介します。
関連記事
OTA（Online Travel Agency）とは？
【業界別】口コミサイトを比較
るるぶトラベルとは？
るるぶトラベルは国内旅行の予約ができるサイトで、JTBにより2007年からサービスが提供されています。
この項目ではるるぶトラベルの概要や、利用シーンについて紹介します。
利用シーン・特集から施設を検索できる
「るるぶトラベル」は、日本の旅行会社であるJTBが運営している宿泊予約をできるウェブサービスです。
るるぶトラベルでは国内旅行を専用に取り扱っており、旅行先の都道府県やホテルなどの施設名、地域ごとに宿泊施設を探せる機能があります。
また、上記のような検索機能に加え、「一人旅」や「露天風呂のある宿」など、季節や宿泊施設の特性などにテーマを絞って紹介する「おすすめ特集」もあり、個人のニーズや利用場面にあわせた宿泊施設の検索や予約ができます。
2020年にはリニューアルが行われ、これからもユーザーにとってより便利なサービスを提供されることが期待できます。
るるぶトラベルの規模
2007年にリリースされたるるぶトラベルには、国内の宿泊施設が1万9,000軒数以上登録されており、出張や家族旅行などさまざまな用途に使える宿泊施設を探せます。
登録されている宿泊施設のジャンルはビジネスホテル、ユースホテル、コテージやリゾートホテル、旅館など幅広いことが特徴です。
2018年までるるぶトラベル独自の会員制度として「るるぶトラベル会員」がありました。
2018年6月にはるるぶトラベル会員と、JTBが運営する「JTBトラベルメンバー」が統合され、JTBトラベルメンバーとして現在1,500万人以上の利用者がるるぶトラベルを活用しています。
るるぶトラベルに掲載する4つのメリット
るるぶトラベルには、口コミや割引クーポンといった機能がついており、新規顧客の獲得に適したサービスと言えます。
この項目では、るるぶトラベルの主な4つの特徴と、るるぶトラベルの運用によって宿泊施設側が期待できる効果を紹介します。
1. 口コミ活用で新規顧客の獲得
るるぶトラベルを介して予約した施設に宿泊した場合、ユーザーは宿泊から90日間以内であれば該当の宿泊施設に対する口コミを投稿できます。
るるぶトラベルの口コミは6つの項目を5段階に分けて評価できる仕様で、項目の中には「部屋の内装や設備」「サービス」「食事の品質」「風呂」「立地条件」といった内容が含まれます。
このように、るるぶトラベルの口コミではユーザーが宿泊施設での体験を細かく評価できる仕様となっているため、これから予約を検討している顧客にも宿泊施設の雰囲気が伝わりやすいという特徴があります。
2. 予約ステップが短い
るるぶトラベルで予約する部屋を決めたら、最短1ステップで支払い方法を選択し、必要情報を埋めることで予約が完了します。
るるぶトラベルではこのように入力開始から予約完了までに遷移する入力ページの数が少なく、ユーザーが予約まで至りやすい仕組みになっています。
また、支払い方法は現地決済またはクレジットカードのうちのいずれかを選択できるほか、施設の検索から支払いまでが一つのウェブサイトで行えるので、ユーザーが手軽に利用できるという利点があります。
3. 独自のクーポンが発行できる
るるぶトラベルでは独自のクーポンも発行しており、期間限定のクーポンや、全国のおすすめ施設で利用できるクーポン、るるぶトラベルの初回利用限定で使えるクーポンなどが公開されています。
るるぶトラベルのクーポンの中には最大で1万円以上の割引となるものもあり、割引額の大きなクーポンでユーザーの利用を促しています。
4. ポイント制度で顧客の囲い込みを期待
JTBトラベルメンバー会員の場合、特典を利用してるるぶトラベルが提供するポイント還元キャンペーンに参加したり、クーポンやセールの情報を受け取ったりできます。
るるぶトラベルでのポイント制度は、原則としてるるぶトラベル内で予約した宿泊代金に対して1％が付与される仕組みです。
貯めたポイントはJTBやるるぶトラベルを介して予約した宿泊施設の支払い時に1ポイントあたり1円として利用できます。
検索時に割引が適用された価格で宿泊料金が表示されるため一目で割引額がわかり、ユーザーがお得感を得ることができます。
そのためこれらの割引を利用したいユーザーの増加に期待が持てます。
るるぶトラベルにホテル情報を掲載する方法
るるぶトラベルに宿泊施設の情報を掲載したい場合、るるぶトラベル公式ページにアクセスし、「宿・ホテル予約TOP」のページから「るるぶトラベル新規参画のご案内」ページに遷移します。
事業者向け支援サービス
事業者に対してるるぶトラベルからどのようなサービスが提供され、役立つのかを紹介します。
提携サイトへの掲載で、より多くの顧客にアプローチ
るるぶトラベルに宿泊施設を掲載すると、るるぶトラベルと提携している「Yahoo!トラベル」「dトラベル」などの外部の宿泊予約サイトにも情報を掲載できます。
こうした機能を利用することでインターネット上の幅広い見込み客に情報を発信できるというメリットが見込めます。
また、るるぶトラベルやJTBでは会員制福利厚生サービスや法人向け手配システムの提供も行っているため、るるぶトラベルを運用することでさまざまな利用シーンを想定した顧客の呼び込みも促されます。
充実したサポート体制
るるぶトラベルは各地域に営業担当者を設けているほか、システム上の画面操作などを案内するサポートセンターの運営するなど、宿泊施設の担当者がるるぶトラベルを活用するためのサービスを提供しています。
サポートセンターではシステム面の操作方法に関する案内だけではなく、るるぶトラベル用の宿泊プラン作成に関する相談も受け付けているため、宿泊予約サービス上での顧客獲得についてもアドバイスを得られやすい仕組みです。
自由な在庫登録／制限なく都合に合わせた販売が可能
るるぶトラベルのシステムには宿泊プランの在庫の登録、管理機能があります。
同機能では、日付によって受付可能な予約枠の制限をかけられるため、予約を受け付けられる日に売りたい分だけ在庫を販売するといった対応が可能です。
るるぶトラベルでは期間や部屋数などによる予約可能な枠の制限がないため、宿泊施設の都合や予約状況にあわせて部屋数を増やしたり減らしたりできます。
また、在庫登録機能は訪日外国人用のサイト「JAPANiCAN.com」とも連携しており、各媒体で在庫を都度編集する必要がないため、利便性に優れている点も特徴です。
JAPANiCAN.comへの掲載／効率良くインバウンド対策ができる
るるぶトラベルに登録された宿泊施設の情報は、るるぶトラベルの運営元であるJTBが設立した訪日外国人向け旅行サイト「JAPANiCAN.com」にも掲載できるようになります。
「JAPANiCAN.com」とは、るるぶトラベルと同じく国内の宿泊施設を検索や予約ができるウェブサービスで、主にアジアの国から訪れる観光客を対象に中国語、韓国語、タイ語、英語などの言語に対応しています。
るるぶトラベルに掲載している空室状況を共有できるため、るるぶトラベルとJAPANiCAN.comの2つのサイトで更新作業をする必要はなく、インバウンド観光客にも手軽に宿泊プランを販売できます。
また、JAPANiCAN.comでは年中無休、無料で外国語での電話対応やタイ語通訳サポートなどを実施しているため、宿泊施設側が直接外国語の対応を行う必要がない点も特徴です。
関連記事
ホテルの外国人集客への取り組み
ユーザーのメリット・施設へのサービスが豊富な「るるぶトラベル」予約率アップへ
国内の宿泊施設の検索と予約を行えるウェブサービス「るるぶトラベル」では、ビジネスホテルや旅館、リゾートホテルなど幅広いジャンルの宿泊施設の情報が掲載されています。
既に多くのユーザーから利用されており、るるぶトラベルに情報を掲載することで宿泊施設の認知度向上や、新規顧客の獲得といった効果が見込めます。
さらに、るるぶトラベルに登録したプランの情報は、るるぶトラベルと同様の予約機能を持つ訪日外国人観光客向けサイト「JAPANiCAN.com」にも掲載できるため、海外からの観光客を呼び込みたい宿泊施設にとっても利便性の高い点が特徴です。
こうした機能が備わっている「るるぶトラベル」は国内での新規顧客獲得だけではなく、新型コロナウイルスの感染収束後のインバウンド対策にも活用できそうです。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
