Instagramは「インスタ映え」の写真と動画の共有、ユーザー間でのコミュニケーションを楽しむSNSとして浸透してきました。しかし、最近ではその楽しみ方にも変化が生まれています。
若者に人気があるイメージですが、40代を除く各年代のユーザー層も利用し、老若男女に利用されるサービスへと変化しました。また、情報収集の手段としても活用するユーザーも多く、Instagramを導入したい店舗や企業は現状を深く理解する必要があるでしょう。
集客の手段としてInstagramを運用したい店舗は、自身のアカウントをビジネスアカウントに切り替えると効果的です。ビジネスアカウントに切り替えることで、インサイト機能などの集客に役立つツールを無料で利用できます。
本記事では、Instagramが集客の手段として有効な理由、活用する際のポイントについて画像を用いて解説します。
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Instagramが店舗の集客に効果的である3つの理由
Instagramとは、写真や動画を用いて店舗やサービスの情報を共有し、ブランドのイメージを向上、または直接販売ができるソーシャルメディアです。なぜ多くの店舗が集客を目的にInstagramを活用するのか、その理由を解説します。1. ユーザー数が多い/認知獲得に期待できる
幅広い年代のユーザーを持つInstagramは、活用することで店舗の存在をアピールでき、集客の手段として認知獲得を期待できます。Humble Bunnyの調査によると、2019年に国内のユーザー数が3,300万人に到達し、ユーザー層は30歳以下が31.8%、30歳以上が68.2%と全体を占めています。
この結果は「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」でも明らかになっています。Instagramの利用率は37.8%と40代を除く各年代で増加しており、Instagramは老若男女問わず利用されるサービスと認識を改める必要があります。
2. ユーザーの利用方法の変化/画像の投稿から情報収集へ
近年、Instagramの利用方法に変化が起きています。画像や動画の共有を楽しむアプリでしたが、ハッシュタグや位置情報を利用した情報収集の手段として活用するユーザーが増加しています。Instagramには、保存や「いいね!」によって投稿をいつでも見返せる機能があります。そのため、魅力的な写真と有益な情報を充実させて運用すれば、より多くのユーザーに店舗の存在をアピールできます。
3. フォロワーへ継続的な情報発信/リピートの促進
アカウントをフォローしてもらうとタイムラインに最新の投稿が表示されるようになり、店舗は継続的に最新情報を発信できるようになります。さらにリピートの促進につなげるためには、フォロワーをリピーターに育てる必要があります。たとえば、自社に関する投稿をしたユーザーを積極的にフォローし、お礼のメッセージを送ります。
Instagramを通してコミュニケーションをとることで、さらに店舗に興味を持ってもらい、来店につながる可能性が高まります。
Instagramを効果的に運用するための7つのポイント
Instagramが集客の手段として有効なことを解説しましたが、集客率向上を図るための運用ポイントが7つあります。それぞれについて画像を用いながら解説します。1. ユーザーのターゲット化/ターゲット受けを意識した写真を投稿
ターゲットを明確にし、個性やコンセプトを全面に出したインスタ映え写真の投稿をすることで、狙ったユーザー層の集客を見込めます。集客力を高めたい場合、ユーザーの興味を引ける魅力的な投稿内容を充実させる必要があります。しかし、ターゲットを絞らずに当たり障りない投稿をしてしまうと、他のアカウントと差別化を図れず、情報の海に埋もれてしまいます。
ターゲットとなるユーザーがどのような画像や言葉づかいを好むのかを考え、店舗のコンセプトに合わせた投稿ができれば、フォロワー数の向上にもつながるでしょう。
2. ビジネスアカウントへの切り替え
ビジネスアカウントに切り替えると、ビジネスとしてInstagramを運用したいユーザーに適した無料で集客に役立つサービスを利用できます。ビジネスプロフィールでは、電話番号、メールアドレス、住所などの連絡先を設定します。
また、CTA(コールトゥアクションボタン)という予約やWebサイトへの移動などの行動を促すボタンを追加すれば、Instagramを入り口としてユーザーの流入を見込めたり、問い合わせを増加させられます。
3. インサイト機能を活用
インサイト機能では、各投稿や24時間限定の投稿ができるストーリーズ、動画を配信できるIGTV動画に対するユーザーの反応や行動を分析できるだけでなく、ユーザーの年代や性別などの属性を分析できます。Instagramの集客において、ユーザーが閲覧した画像数や保存された数などを把握することは重要です。
「フォロワー」や「いいね!」を増やすためには、ユーザーの好みに合った写真を投稿が望ましいです。どのようなスタイルの投稿がユーザーに気に入られ、保存されているのかを知ることで、よりユーザーが求めるInstagramの運用に近づけるでしょう。
ユーザーがどのような画像に興味を持つのかをインサイトを活用して分析し、サービスの改善や適したInstagramの運用ができれば、多くのユーザーにフォローやいいね!をもらえるようになります。
4. ハッシュタグを活用
ハッシュタグとは、投稿の内容を表す言葉をタグ(#キーワード)として追加することで、ユーザーが求める情報が表示される機能です。たとえば、渋谷のカフェに関する情報を求めるユーザーが「#渋谷カフェ」と検索した場合、以下のような「#渋谷カフェ」のハッシュタグが追加された投稿が表示されます。
ハッシュタグの追加方法は、画像やテキストの追加後に「キャプションを書く...」を選択し、「#」に続いてキーワードを書き込みます。
店舗に相応しいハッシュタグやユーザーが検索しそうなキーワードを盛り込むことで、より多くのユーザーの検索結果に表示されます。
5. 位置情報を活用
投稿に位置情報を追加すると、特定の地域で特定のサービスを求めるユーザーの検索結果に投稿と地図が表示されるようになります。たとえば、ユーザーが東京都 渋谷区に関する情報を得たい場合、位置情報の「東京都 渋谷区」で検索をします。すると、位置情報が追加された人気の投稿と最新の投稿が表示されます。
位置情報の追加は、画像やテキストの追加後に「位置情報を追加」を選択します。「おすすめ」に表示された位置情報または検索から位置情報を選択し、「シェア」をタップして投稿完了です。
6. 定期的な投稿
定期的な投稿は重要なポイントであり、フォロワーへ定期的に情報発信できるだけでなく、検索結果の表示順位にも影響を与えます。ハッシュタグや位置情報によって検索した場合、「人気の投稿」と「最新の投稿」が表示されます。投稿をより多くの人に見てもらうためには、これらの検索結果で上位表示されることが重要です。
しかし、他のユーザーが同じタグを利用して投稿すると、古い投稿はユーザーに見てもらう機会が少なくなり、表示順位も下がっていきます。
こちらの事例では、週替わりのランチメニューを定期に投稿しています。定期的に最新情報を発信し、ユーザーに対して継続的にアピールすることが重要です。
7. キャンペーン・イベントを実施
Instagram限定のイベントや割引を用意することで、ユーザーの来店を促進できます。しかし、投稿を促すための見返りの設定については、Instagram公式のガイドラインに触れないように注意が必要です。たとえば、Instagram上で「いいね!」やフォロー、口コミをした方に特典を用意したり、特典に金銭や金券を提供することはガイドラインに反する可能性が高くなります。
この事例のように、Instagramの画面提示によって割引やサービスを提供する施策が望ましいです。
Instagramで店舗の魅力を多くのユーザーに伝え、集客の向上へ
最近のInstagramは、老若男女問わず利用されるサービスへと変化し、情報収集を目的に利用するユーザーが増えています。店舗がInstagramを集客の手段として運用したい場合、ビジネスアカウントに切り替え、集客に役立つツールを活用することが重要です。
ターゲットのユーザーに響くような情報や写真を投稿し、ハッシュタグや位置情報で検索結果に表示されやすくなるように工夫します。集客に伸び悩んだ際は、インサイト機能を活用することで、ユーザーの行動を分析し、サービスの改善やより適したInstagramの活用を目指します。
Instagramのさまざまな機能を駆使することで、より多くのユーザーに投稿が届く運用ができれば、集客の向上を期待できます。
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