カフェの集客や販促をするには?オリジナルアプリ・クーポン・Instagramの活用事例

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カフェにおける集客では、従来のポスティングなどの方法からSNSやインターネットを活用したものまで、さまざまな方法が実施されています。

そのなかで、店舗がどのような課題を解決したいのか、どのようなことを顧客に伝えたいのかという観点から、自店舗に合わせた方法を選び実践することで、高い集客効果を得られます。

本記事では、カフェ集客に利用できる方法の簡単な紹介から、オリジナルアプリやクーポンInstagramを活用した実際の集客事例を紹介します。

カフェの集客方法の基本的な方法は?

カフェの集客手段は、大きく4つに分けられます。それぞれ簡単に説明します。

ポスティング・DM

集客において従来から利用されてきた方法にポスティングDMがあります。カフェのオープン時やイベント時には有効な手です。

地域のフリーペーパーなどへの掲載は、近隣に住む人に絞ってアプローチできるため、固定客を増やすのに効果的といえます。

インターネットにコンテンツを公開する

インターネットでの集客方法として、文字制限のないWebサイトやブログは画像や動画を活用して自店舗のこだわりを伝えられます。

口コミサイトを利用

口コミサイトは、他の顧客からの口コミを見られるため、お店を探しているユーザーが安心して利用できます。

また、Google マイビジネスGoogle マップに自店舗の情報を表示でき、口コミの管理や迅速な情報の更新を無料で行うことができます。

オリジナルアプリやLINE公式アカウント

オリジナルアプリを使った集客方法もあります。スタンプカードとしても活用できるほか、サブスクリプションや回数券の提供、クーポンの配信で再来店を促すこともできます。

LINE公式アカウント(旧: LINE@)でもクーポン配信ができるほか、初期費用0円でブランドや店舗の魅力を伝えられます。

LINEで集客するには? LINEのメリット・機能・集客のポイント・事例

LINEでは「LINE公式アカウント」という


SNS

SNSは、無料で利用できるのが最大の魅力です。FacebookやTwitterInstagramなどそれぞれのSNSの特徴に合わせて投稿をすることで、集客に活用できます。

1. オリジナルアプリを活用したカフェの集客事例

自社独自のアプリを開発し、集客に活用しているカフェがあります。

オリジナルアプリの活用の仕方や実際にアプリを展開しているカフェがどのように活用しているのかについて紹介します。

オリジナルアプリの活用方法

オリジナルアプリは、これまで紙製のものが主流であったスタンプカードなどのポイント機能をデータで管理できます。

また、クーポン機能があるアプリでは、スタンプやポイントのデータから顧客の来店日をさかのぼり、クーポンを配信することで、再来店を促せます。

商品や季節商品の情報を販売開始日に合わせて発信できるオリジナルアプリでは、そのタイムリーさは顧客にとってもメリットになります。プッシュ通知を利用し、顧客の興味をひくような配信をすることで効果が得られます。

オリジナル商品などを販売しているカフェでは、EC機能がついたオリジナルアプリも集客に効果的です。

アプリのデータから顧客の購入を確認できるうえ、在庫管理にも活用できるといったメリットがあります。そして、定期自動支払いサービス機能がついたアプリでは、近年さまざまな業界で誕生しているサブスクリプションサービス展開できます。

ドリンクの回数券を販売しているカフェにおいては、回数券をアプリ上で発行する方法もあります。回数券の利用履歴が確認できるほか、回数券の発注・在庫管理が必要なくなるため、運営者の軽減負担に期待できます。

このようにオリジナルアプリの集客への活用法は多岐に渡ります。

オリジナルアプリ活用事例

オリジナルアプリを活用した2つのカフェの事例を紹介します。

1つ目のTHE END CAFÉは札幌に店舗を構えるカフェで、元々行っていたメールマガジンによる集客からオリジナルアプリを利用した集客に切り替えました。

その結果、アプリ会員の総来店数が増え、メルマガを配信していたころに比べ、10%から15%ほど来店客が増加したといいます。

同店のアプリ上でのスタンプカードのマス目は6マスと少なく、そのことも顧客の再来店に効果があるとみられています。

2つ目の大手カフェチェーンのプロントは、公式アプリ「プ活」を展開しています。ブランドの経年により若年層とのコミュニケーションに課題を感じていたプロントは、若年層へのリーチと数あるカフェの中から選ばれることを目的にアプリを導入し、おすすめ商品情報やクーポンの配信を行っています。

その結果、既存サイトへのリーチ数が3倍になり、ロイヤルカスタマーの予備軍となる顧客との接点の場として評価されているようです。

2. クーポンを活用したカフェの集客事例

クーポンの活用は、カフェの集客において効果を発揮します。戦略的にクーポンを配布し、荒天日に売上増加を達成した企業もあります。

クーポンでの集客でおさえておきたいポイントと実際の活用事例を紹介します。

クーポンでの集客のポイント

クーポンを活用した集客の場合、クーポンを配布する顧客が来店する時間帯に合わせ、特典内容を変えるのが得策です。

ランチタイムに訪れる顧客にはランチ用のクーポン、アイドルタイムに来店する顧客にはアイドルタイム用のクーポンを配布することで、再来店に繋げられます。

クーポンの内容として、割引率で最も効果を発揮するのはお会計から20%OFF、次いで10%OFFのものとされています。また、割引以外ではコーヒー1杯無料などのクーポンも効果的です。

ドリンクのオーダー数が1人1杯のことが多いカフェでは、ドリンク代がまるまる無料になるクーポンは、顧客にとってお得感を高く感じられるため、集客に大いに期待できます。

紙製クーポンを配布する際には、そのデザインも重要です。両面印刷で表には店舗の名刺のようなデザインを施し、裏に特典内容とSNSのアカウント情報を載せるなど、適度に余白を設けたデザインにすることで、おしゃれに敏感な顧客へのアピールにも利用できます。

また、サイズは名刺サイズなど財布に入れやすい大きさにすることで、捨てずに取っておいてもらいやすくなるでしょう。

クーポン活用事例

クーポンを活用した3つのカフェの事例を紹介します。

1つ目のカフェ・ベローチェでは、来店時やスクラッチで獲得したポイントをクーポンに引き換えるシステムが好評を博しています。

2019年には、アプリの提供開始を記念して公式アプリをダウンロードした顧客を対象に、ドリンクが1杯無料となるクーポンを配布するキャンペーンを実施しました。

2つ目のサンマルクカフェでは、貯めたポイントを商品が無料になるクーポンに交換できるようにしています。

商品購入時にレシートのQRコードを読み取ることでポイントが貯まり、ポイント数によってコーヒーやカフェラテなどのドリンクなどに交換可能です。看板商品のチョコクロなどにも交換ができ、お得なクーポンが取り揃えられています。

3つ目のナポリス ピッツァ&カフェは、大雪警報が発令された日に店舗LINE@(現: LINE公式アカウント)を登録しているユーザー300人に向け、当日限定のホットコーヒー無料プレゼントクーポンを配信しました。

プッシュ通知を活用したこのアイディアでは、大雪警報が出ているにもかかわらず30人もの顧客がクーポン利用で来店し、1日で約3万円の売上げになりました。

3. SNSを活用したカフェの集客事例

FacebookにTwitterInstagramなどSNSもさまざまです。そのなかで、カフェの集客にはどのSNSが効果的なのでしょうか。

どのSNSがカフェの集客に向いているのか、事例とともに解説します。

SNSの活用方法:カフェと相性が良いInstagram

代表的なSNSの1つであるFacebookは、SNSの中でも多くの情報を載せることができ、Webサイトの代用としても利用できるのが特徴です。

また、事業者向けのFacebookページは、その投稿内容も検索エンジンの検索結果に表示されるため、リピーター以外にも見込み客に対するアプローチも可能です。

Twitterは、短文で気軽に発信できるほか、その圧倒的な拡散力が特徴です。ただし、短い文章で興味をひく内容でなければ拡散はされにくいので、コツやセンスが必要です。

Instagramは、カフェとの相性が良いSNSといえます。カフェのコーヒーやデザートは「インスタ映え」しやすいほか、画像と少しの文章でアピールできるため気軽に投稿できます。

ビジュアルのインパクトが重視されるInstagramでは、各投稿の1枚目の写真で「行ってみたい」と思わせられるかどうかがポイントになります。また、検索に用いられるハッシュタグは、ユーザーが検索しやすいものにするかという点も大切です。

さらに、ラテアートの制作過程などの動画を公開するのも効果的な方法です。プロフィールではどのような店舗のアカウントなのか、商品サービスの購入方法や予約方法を記載しておくとさらに集客につなげられます。

インスタ投稿を工夫して集客につなげる3つの機能とコツ

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SNS活用事例1. ONIBUS COFFEE

カフェの店内と商品の写真を並べたInstagram公式アカウントのトップページ
▲[ONIBUS COFFEEのInstagram公式アカウントページ]:編集部スクリーンショット

「コーヒーで、人と人をつなぐ。」というキャッチコピーのONIBUS COFFEEは、自然であたたかみのある画像を用いた投稿が目を引きます。

投稿は店内の様子や商品の写真がメインとなっており、2020年10月現在、6万人のフォロワーを抱えています。

商品を購入した顧客が被写体になっている投稿も少なくありませんが、あくまで一般の来店客です。こうした投稿は、Instagaramユーザーが実際の店舗の様子をイメージするのに役立っていると考えられます。

一貫して伝えたいブランドイメージに沿った内容投稿になっている点が、Instagram運用の参考になります。

SNS活用事例2. from afar 倉庫01

アートのような画像で統一感を出したカフェのInstagramアカウントトップページ
▲[from afar 倉庫01のInstagram公式アカウントページ] : 編集部スクリーンショット

from afar 倉庫01Instagramアカウントは、投稿画像の色味と雰囲気を統一し、店舗の世界観を全面に押し出した点に特徴があります。

店舗の様子のほか、ドリンクやケーキなどを店舗に飾られている花とともに映し、アートのような画像が並んでいます。

見た目や雰囲気も重要視されるカフェ業界のなかで、3.7万人という多くのフォロワー数を持つ人気のアカウントとなっています。

カフェ集客の成功事例から学べることは多数

カフェの集客方法はポスティングなどのオフラインで行う方法や、口コミサイトGoogle マイビジネス、SNSなどを活用してオンラインで行う方法まで多岐に渡ります。

集客に使用できる費用も限られているため、その中から店舗に合った方法を選んで実施する必要があります。

今回紹介した集客の成功事例などを参考に、どの方法が自店舗の集客において効果的なのか検討することが大切です。

来店客に配布するリアルなクーポン、無料で利用できるInstagramなど、低料金でできるものからチャレンジするのも方法の1つです。

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