KPI(重要業績評価指標)とは、Key Performance Indicatorの略で、組織の最終的な目標の達成度合いを計測・評価するための指標のことです。
KPIと対応する指標としてKGI(Key Goal Indicator, 重要目標達成指標)があります。KGIは組織の最終的な目標を指し、KPIはKGIを達成するための中間目標という位置付けです。KPIの目標値とパフォーマンス結果を比較し、そのギャップから課題を発見することにも役立ちます。
また、KPIは営業利益率などの組織の財務目標に利用されることが多い指標ですが、日常業務など身近な場面でも応用できます。クレーム件数やテレアポ回数、口コミ獲得数などがKPI指標にもなりえます。
注意する点としては、まず、KPIは多く設定しすぎないことです。一人が持つKPIが多くなってしまうと、KPIを設定したにもかかわらず、履行できずに終わってしまうため、成果の最大化が不可能になります。一人が持つKPIは平均3~5個と言われています。
次に、分かりやすさが重要です。できるだけ抽象的なものではなく、具体的な数値で置くようにすると計測がやりやすくなります。