10月1日から、いよいよ東京発着の旅行が「Go To トラベル」キャンペーンの対象に追加される見通しとなりました。
これにより、Go To トラベルキャンペーンの利用者は格段に増加すると考えられます。
そこで本記事では、Go To トラベルキャンペーンが10月1日からどのように変わるのかを解説するとともに、キャンペーンを活用して最大限"お得"に予約する方法についてまとめます。
Go To トラベルの仕組みは?:10月から支援の対象・額が拡大
国内旅行を対象に、宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を国が支援する「Go To トラベル」キャンペーンは、7月22日からスタートしました。
10月以降の旅行では、旅行予約サイトや代理店から予約することで旅行代金から35%が割引されるほか、総額の15%分の地域共通クーポン券が旅行者に配布されます。
なお、給付額の上限は、宿泊を伴う旅行の場合は1人1泊あたり2万円、日帰り旅行の場合は1万円として定められていますが、連泊や利用回数の制限はありません。
そのため、複数回にわたって旅行を検討している方にとっては、割引の恩恵を何度でも受けることが可能であり、活用しない手はないといえるでしょう。
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地域クーポンもついに開始、東京発着も10月1日から対象に
旅行代金が半額となるGo To トラベルキャンペーンは、これまでは旅行代金への割引のみが実施されてきましたが、9月8日に行われた赤羽国土交通相の会見では、旅行先の土産物店などで使用できる「地域共通クーポン」が10月1日から利用可能になると発表しました。
また9月15日の会見では、これまで除外とされてきた東京都発着の旅行が、同じく10月1日から適用される方針であることが明らかになりました。
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東京都独自の助成も
9月24日に行われた小池都知事の会見によると、Go To トラベルキャンペーンに東京が追加されたあかつきには、東京都独自の財源を活用した助成金を検討していることが発表されました。
これは、都民が都内を旅行した場合、Go To トラベルキャンペーンとは別枠で1人1泊5,000円(日帰りの場合は1人2,500円)を、都が独自で助成するという内容です。
Go To トラベルキャンペーンとの併用により、最大で2万5,000円の割引が適用できるとして注目が集まっています。
どのサイトを使うのがお得?JTB・じゃらん・楽天・Yahoo!のキャンペーンを解説
Go To トラベルキャンペーンの割引のうち、旅行者が行う還付手続きの受付は9月14日に終了しています。キャンペーンの割引額を適用したい場合は、予約時に割引済の料金で予約する必要があります。
そこで、予約の際によく利用される大手旅行予約サイト「JTB」「じゃらん」「楽天トラベル」「Yahoo!トラベル」を取り上げ、それぞれのキャンペーン情報について解説します。
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JTB:JR付きパッケージ予約で35%を最大限に活用
航空券とのセット予約が可能な旅行代理店やOTAは数多くありますが、JR新幹線とのセット予約が可能な代理店は非常に限られています。
また、JR新幹線の指定席を個人で手配しようとすると、乗車日の1ヶ月前からしか予約することができず、繁忙期の場合は希望乗車日の指定席が満席となってしまう可能性も否めません。
代理店であれば、1ヶ月以上前から代理で事前予約を受け付けているため、希望の乗車日時で手配できる確率が高まります。
特に長年の実績があり、大手として信頼の置けるJTBであれば提携宿泊施設も多く、希望の宿泊施設と新幹線とのセット予約が叶う可能性が高くなります。
JTBのGo To トラベルキャンペーン特設ページ:https://www.jtb.co.jp/kokunai/goto/
じゃらん:3枚のクーポンが併用可能
国内大手OTAの代表格である「じゃらん」では、宿泊料金が最大35%割引になる「Go To トラベルクーポン」に加え、特定の地方自治体が発行する「特別じゃらんクーポン(ふっこう割など)」、そして特定の宿泊施設が独自に発行する「通常じゃらんクーポン(宿クーポン、ご当地クーポンなど)」の計3枚が併用可能となっています。
「特別じゃらんクーポン」と「通常じゃらんクーポン」は事前に獲得が必要となっているものの、特に「特別じゃらんクーポン」は割引額が高く、合計宿泊料金が4万円以上の場合、最大2万円が割引になるなどの事例があるようです。
宿泊代金総額が高くなる場合などは、活用を検討する価値が十分にあるといえるでしょう。
じゃらんのGo To トラベルキャンペーン特設ページ:https://www.jalan.net/go-to-travel/
楽天トラベル:活用法によっては宿泊代金が実質無料になる可能性も
じゃらん同様、大手OTAの「楽天トラベル」も、クーポンが3枚併用可能となっています。
「Go To トラベルクーポン」、「自治体発行クーポン」、特定の宿泊施設が独自に発行する「宿泊施設クーポン」まではじゃらんと同様ですが、これらに加えて「楽天トラベルクーポン」も適用可能となります。
これは、楽天トラベルが独自に発行するクーポンであり、5と0のつく日は割引、定期的に開催されるタイムセール、ダイヤモンド・プラチナ会員への限定割引など、さまざま制度が用意されています。
これらのクーポンを最大限活用することによって宿泊料金が実質無料になったとの声も挙がっており、「Go To トラベルクーポン」以外の2枚は自由に選択が可能となっているため、活用法によっては最もお得に旅行できるサイトであるといえるでしょう。
楽天トラベルのGo To トラベルキャンペーン特設ページ:https://travel.rakuten.co.jp/special/goto/?lid=topC_ichioshi_c_goto
Yahoo!トラベル:初回予約者に最大10%還元キャンペーン
「Yahoo!トラベル」は、国内宿泊予約(ヤフープラン)またはヤフーパック経由で初めて予約をした方を対象に、PayPayボーナスライトを付与するキャンペーンを実施する予定です。
具体的には、旅行料金からTポイントやクーポン利用分等を差し引いた金額に対して、PayPayボーナスライトを付与するというものであり、初回予約として代金の5%、プレミアム会員に登録した場合はさらに4%、またオンライン決済した場合はさらに1%、合計10%が付与される仕組みとなっています。
事前エントリー、およびYahoo! JAPAN IDとPayPayを連携させる必要がありますが、プレミアム会員の月額会員費用(税抜462円/9月25日時点)は半年間無料でトライアル利用が可能となっています。
Yahoo!トラベルのGo To トラベルキャンペーン特設ページ:https://travel.yahoo.co.jp/promo/gototravel/
ほかに併用できるキャンペーンは?:JRは新幹線半額
Go To トラベルキャンペーンに合わせ、各方面でさまざまなキャンペーンが実施されています。
本項では、JRや地方自治体で実施されている、GoToトラベルと併用可能なものについて解説します。
JR:8月から年度末まで新幹線が半額に
JR東日本では「旅に出よう!日本を楽しもう!」キャンペーンの一環として、インターネット申込限定で、全方面への普通車指定席の運賃および料金がそれぞれ50%割引で利用できる「お先にトクだ値スペシャル(50%割引)」(乗車券つき)を実施しています。
えきねっと会員限定となっていますが、8月20日から来年2021年3月31日までと長期間実施されるため、来年春の旅行計画にも適用することが可能です。
また、JR西日本も北陸新幹線の最大半額割引や、JR北海道でも特急「北斗」の割引を開始するなど、さまざまな割引キャンペーンが実施されています。
関連記事:GoToで新幹線半額、JR
高速道路でも「Go To」利用可に
観光業向けのプラットフォームを提供するピアトゥーが各高速道路会社と連携し、Go To トラベルキャンペーンの対象となる「高速道路周遊パス」の取り扱いを開始しました。
予約サイトSTAYNAVIから、宿泊予約と高速道路周遊パスをセットで申し込むことでキャンペーンの対象となります。
期間は9月18日から始まっており、2021年2月1日まででとなっています。
関連記事:高速道路でも「Go To」利用可に
地方自治体:対象プラン予約で商品券やクーポン券獲得
地方自治体でも、独自に宿泊キャンペーンを実施しているところがあります。
例えば、北海道小樽市では対象プランを予約した先着1万人を対象に、市内の対象施設で利用できる商品券「宿泊サンキュークーポン(1人2,000円)」をチェックイン時に進呈しているほか、神奈川県横浜市では同市への宿泊代金が1人当たり最大5,000円割引となる「Find Your YOKOHAMA」キャンペーンを実施しています。
また大阪府では、関西圏在住者を対象に、1人1泊あたり2,500円分のポイントを進呈する「大阪の人・関西の人いらっしゃいキャンペーン」を実施しています。
上記のようなキャンペーンの有無も、目的地や旅行内容の判断材料となります。
条件を比較検討し、Go To トラベルキャンペーンを最大限に活用しましょう。
<参照>
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