中国「ゼロコロナ政策」撤廃 / 訪日外客数、水際対策緩和で急増【2022年12月の宿泊・観光業界まとめ】

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本記事では、毎月宿泊・観光業界の動向をまとめている「宿泊・観光業界動向まとめ」2022年12月版のダイジェストをお届けします。

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中国、「ゼロコロナ政策」撤廃 1月8日から


中国政府は12月26日、新型コロナウイルスの水際対策の一環である入国者の隔離を、1月8日から撤廃すると発表しました。「ゼロコロナ政策」は実質的に撤廃される形となります。

これまでは全ての入国者に対して、5日間の指定施設での隔離と、3日間の自宅待機が求められていましたが、1月8日以降は出国前検査の陰性証明のみが求められることになります。

※編集部注:中国国内の感染者急増を受け、日本政府は中国からの水際対策を強化しており、中国人観光客の回復には時間がかかるものとみられます。

<関連記事>訪日ラボ:政府 中国からの水際対策強化 8日から、中国側は「断固反対」

<参照>国务院应对新型冠状病毒感染疫情联防联控机制综合组:关于印发对新型冠状病毒感染实施“乙类乙管”总体方案的通知

11月の訪日外客数は93.5万人、水際対策緩和で急増


日本政府観光局(JNTO)が12月21日に発表した訪日外客数によると、11月の訪日外国人旅行者数は93万4,500人(推計)となりました。

10月の水際対策緩和を受け訪日外国人旅行者数は増加傾向にあり、11月の49万8,600人と比べ2倍近い増加となりました。新型コロナ感染拡大前の2019年同月比は61.7%減となり、回復傾向が続いています。

国・地域別では、韓国が31万5,400人で全体の3分の1を占め、2019年比では53.8%増加しました。2番目は台湾で9万9,500人、3番目は米国で8万4,300人、4番目は香港の8万3,000人でした。

新型コロナウイルスの影響で海外旅行の自粛などを呼びかけている中国は2万1,000人にとどまり、2019年比では97.2%減と落ち込みが続いています。

※12月の訪日外客数は137万人となり、2年10か月ぶりに100万人を超えました。2019年比でも54%減とさらなる回復をみせています。
<関連記事>訪日ラボ:12月訪日外客数「100万人超」2年10か月ぶり

<参照>JNTO:訪日外客数(2022 年 11 月推計値)

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