Instagramのリールは、最長60秒のショートムービーを投稿できる機能です。
これまでリールには広告が存在しませんでしたが、Instagramは2021年4月にインド、ブラジル、ドイツ、オーストラリアで、5月からカナダ、フランス、英国、米国でリール広告の試験を実施しました。
6月17日からは、リールが提供されている全ての国と地域でリール広告が利用できるようになっています。
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リール広告は縦長で、最長60秒。通常のリール投稿間に表示される
リール広告は通常のリール投稿と同じく、縦長の動画として表示されます。また、動画の長さも通常のリール投稿と同じく最長30秒までとなっています。
リール広告はフィード、ストーリーズ、リールタブ、発見タブのリールから移動できる全画面ビューアーにおいて、通常のリール投稿の合間に表示されます。
リール広告には通常のリール投稿と同じく、いいね、保存、シェア、コメントができます。
また、興味のないリール広告にはスキップ、非表示、報告などの操作が可能です。
他のサービスでは…TikTokは広告費用が急上昇中、YouTubeショートには広告機能なし
Instagramのリールと同じくショートムービーを投稿できるサービスとしては、TikTokやYouTube ショートが挙げられます。
TikTokには起動時広告、インフィード広告、#チャレンジ(タイアップ)広告が存在しており、Instagramのリール広告はTikTokのインフィード広告に類似したものといえます。
一方で米国の経済メディア「Bloomberg」によると、TikTokは米国内において、起動時広告の費用として第3四半期で合計140万ドル(約1億5,000万円)、第4四半期で合計180万ドル(約2億円)を請求しており、休日には合計200万ドル(約2億2,000万円)を請求しています。
このようにTikTokの広告費用が急上昇する中でInstagramリール広告の提供が始まったことは、広告を出稿する事業者にとっても大きな関心の的となっています。
なおYouTubeが提供しているショートムービー機能「YouTube ショート」には、現在のところ広告を掲載する機能は存在しませんが、広告のテストは行われているようです。
プラットフォーム側としても若い世代を中心に人気を集めるショートムービーを用いて広告収入を得たいはずで、今後広告機能がYouTube ショートでも提供される可能性はあるでしょう。
<参考>
Facebook Newsroom:Instagram、リール広告の提供開始を発表
Bloomberg:TikTok Charges Up to $2 Million a Day for Top Advertising Spots
TechCrunch:YouTubeショートがトップクリエイターに2022年まで報酬、約109億円のファンド創設
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