アパレルのInstagram活用事例7選 | 集客のために今すぐ使える機能やコツを紹介

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Instagramは魅力的な写真の投稿が重要視されるSNSです。こうした性質から、アパレルブランドにとっては最適なSNSであるといえます。

国内外を問わず多くのブランドがInstagramを活用しており、新商品やセール情報の投稿はもちろん、着こなしの提案や、スタッフによる着用例の投稿など各ブランドが趣向を凝らした投稿に取り組んでいます。

この記事では、アパレルブランドがInstagramを活用するメリットやその活用例について紹介します。

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アパレルブランドがInstagramを利用するメリット

Instagramは写真や動画の投稿をメインとしたSNSです。ユーザーに視覚的に訴えかけるSNSであるため、アパレルブランドにはInstagramを活用することで得られるさまざまなメリットがあります。

コーディネートの提案ができる

アパレルブランドがInstagramを活用するメリットのひとつは、コーディネートの提案ができることです。

消費者によくある悩みとして、「服の着こなし方がわからない」「流行アイテムを何と合わせた方がいいかわからない」「袖を通さないままタンスの肥やしになってしまう」などが挙げられます。さらには、商品が魅力的でも着こなしが難しいと思われてしまうことで顧客離れのリスクにもつながります。

そこでアパレルブランド側が自らの商品を着たコーディネートを提案することで、消費者が購入する際に洋服を着た姿や合わせ方をイメージしやすくなります。

写真で交流するInstagramは、コーディネートの提案の場として最適です。インフルエンサーにコラボを依頼してコーディネート例を示してもらう企画などは、新たなファン獲得の機会にもつながります。

ブランドイメージを構築し、ファンを増やせる

Instagramではアパレルブランドの持つイメージを写真で発信していくことで、ブランドの持つ魅力をユーザーへ浸透させられる可能性が広がります。

たとえばあるブランドに対し、現時点では大人っぽすぎる、手の届かない価格帯だと感じているユーザーであっても、ブランドのファンとしてInstagramアカウントをフォローしていることも考えられます。

こうしたユーザーがターゲット年齢に近づいた場合や、就職やボーナスなどで金銭的な余裕が出た場合、以前からのファンであれば商品を購入してくれる可能性があります。

アパレルブランドの持つ魅力をInstagram投稿に反映させ、更新していくことで、現在だけでなく将来のファン層を獲得することにもつながります。

若者からの認知度が上がる

2019年、TesTee(テスティー)では10〜20代の男女に対してファッションの情報収集に利用するSNSを調査をしました。その結果、10〜20代の男性が情報収集に利用するのは、1位がTwitter2位がInstagramという結果になりました。

一方、10〜20代の女性はInstagramが1位であり、男女ともに多くの若者がファッショントレンドの収集にInstagramを利用していることがわかります。

そのため、Instagramを活用した情報発信は若者への認知度を高められると期待できます。

低コストでプロモーションができる

Instagramは個人、事業者問わず、無料でアカウントの作成や写真投稿ができます。自社の社員でアカウントを運用するのであれば、運用のコストは低く抑えられます。

有名人を起用した広告についても、Instagramのなかで有名なインフルエンサーとのコラボ企画などであれば、広く知られたタレントや俳優を起用するよりも手頃な制作費でプロモーションできます。

ECサイトへの誘導に繋げられる

投稿から直接ユーザーをECサイトに誘導し、購買につなげられることもInstagramの強みです。

Instagram「ショッピング機能」では、自社ブランドの投稿写真に商品名や価格などといった情報タグをつけることができ、ユーザーがそのタグをタップすると、そのまま自社サイトやECサイトに遷移することができます。

この機能はビジネスアカウントから使用でき、以下の4点を押さえることが必要です。

  • Facebookへの商品カタログ作成や商品登録を済ませていること
  • Facebookとの連携をしていること
  • Instagramでビジネスアカウントとして登録していること
  • 商品を実際に販売していること
Instagramのショッピング機能
▲[Instagramのショッピング機能]:Instagram business より 口コミラボ編集部スクリーンショット

アパレルブランドのInstagram活用事例7選

効果的な投稿を行い、多くのフォロワー数を獲得している7つのアパレルブランドのInstagramを紹介します。

UNIQLO

UNIQLOInstagramは国内外に展開するグローバルアカウントであり、世界中のファンからフォローされています。シンプルかつスタイリッシュなイメージを訴求するとともに、多国籍のモデルを起用することでグローバルな印象を与えています。

投稿内にはショッピング機能を利用しているため、商品の写真をタップするとドルで価格が表示され、公式サイトでそのまま買い物ができる仕組みになっています。

また、国内のユーザー向けに、日本語で発信する「@uniqlo_with」アカウントのフォロワー数も37万人という非常に多くのファンを有しています。

こちらのアカウントでは、コーディネートを多数紹介するほか、ハッシュタグもトレンドに合わせて使用しています。

UNIQLO(ユニクロ)のInstagramアカウント
▲[UNIQLO]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:UNIQLOによる投稿(https://www.instagram.com/p/CFWjuTQjFES/?utm_source=ig_embed)

GU

GUは、若者を中心にトレンドを押さえた服で人気を博しています。GUUNIQLOと同様に複数のInstagramアカウントを保有しており、「@gu_global」と、「@gu_for_all_ 」の2種類のアカウントがあります。それぞれフォロワー数が120万人を超える、人気アカウントです。

「@gu_global」ではモデルを起用し、新商品をシンプルに紹介していますが、「@gu_for_all_ 」では、GUの服を着用したコーディネートについて詳しく紹介しています。

GUのInstagramアカウント
▲[GU]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:GUによる投稿(https://www.instagram.com/p/CFeWL8ugae-/?utm_source=ig_embed)

投稿画像には手書き文字が加わっており、ファッションポイントがユーザーにわかりやすく伝えられているのが特徴です。

また、秋の「GUコーデチャレンジ」として、「@gu_for_all_」「#GU秋コーデ2020」「#みんなのguコーデ」の3つをつけて投稿すると、毎週5名にGUの新商品が当たるInstagram投稿キャンペーンも行っています。

このような投稿を促すキャンペーンによって、自社の商品を着たコーディネートの投稿が多く発信されるようになり、多くの人の目に留まるようになります。

Ameri Vintage

Ameri Vintageは2014年にウェブストアからスタートしたブランドで、20代後半〜30代から人気を集めています。昨年4月には実店舗として代官山店をオープンさせています。ブランドコンセプトは“NO RULES FOR FASHION”で、昔の価値あるものと最新の流行を融合したスタイルを提供しています。

Ameri Vintageは、商品紹介が非常に秀逸であることが特徴です。企業公式アカウントだけでなく、CEOや販売員も個人のInstagramを利用して商品の魅力を伝えています。CEOや販売員のアカウントにもサイトのURLがあり、ユーザーは簡単にサイトへ移れます。

スタッフ自身がブランドの広告塔としてショップの集客に取り組むという点が特徴的です。

Ameri VintageのInstagramアカウント
▲[Ameri Vintage]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:Ameri Vintageによる投稿(https://www.instagram.com/p/CGXWQraJObr/?utm_source=ig_embed)

MOUSSY

MOUSSYは、20代をメインとした若者に人気のブランドです。MOUSSYの公式Instagramフォロワーは70.4万人と、多くのファンからフォローされています。

MOUSSYでは、多くの企業にみられる派手な動画や、ユーザーの興味を刺激するようなキャンペーンは行っていません。その代わり、投稿写真1枚1枚に海外のトップモデルやプロモデルを起用し、自然な雰囲気にあふれるものであるため、ユーザーはまるでWebカタログを眺めているかのような気分になれることが特徴です。

こうした発信は、凝った演出を施しがちなInstagram活用事例の中でも、大きなプロモーション効果を発揮しています。

MOUSSYのInstagramアカウント
▲[MOUSSY]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:MOUSSYによる投稿(https://www.instagram.com/p/CFeZYdBBt2R/?utm_source=ig_embed)

WEGO

WEGOは、1994年に大阪府・アメリカ村の小さな古着屋からスタートしたブランドです。ユーズドライクな着こなしをMIXした、個性的なアレンジで最新のトレンドを提案しています。プチプラながらも流行を抑えたファッションを提案しており、原宿系の若者に人気のブランドです。

WEGOの公式Instagramフォロワーは50万人で、インフルエンサーやモデルを多く起用し、新商品やキャンペーンの案内に取り組んでいます。

WEGOは多くの店舗を持っているため、店舗ごとにアカウントを運用しているのが特徴です。店舗スタッフが自社の広告塔となり、コーディネートやおすすめ商品の紹介を行っています。

WEGOのInstagramアカウント
▲[WEGO]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:WEGOによる投稿(https://www.instagram.com/p/CH4bssSh-ta/?utm_source=ig_embed)

Fifth

Fifthは、原宿の試着専門店舗以外では実店舗を持たず、オンラインのみで展開しているブランドです。それにも関わらず、91.9万人ものフォロワーを抱えています。

特徴としては、Fifthの服を着た一般ユーザーの投稿をリポストしていることです。実際の着用写真を公式Instagramがリポストし、多くの人に着用イメージを見せることで、雰囲気を想像させることができます。

Fifth
▲[Fifth]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:Fifthによる投稿(https://www.instagram.com/p/CFbnpCUHrA5/?utm_source=ig_embed)

また、写真では洋服とともにバッグや靴などの小物も合わせて投稿しています。一緒に映っている小物もFifthの商品であるため、洋服とセットで合うコーディネートとして同時に購入してもらうチャンスにつなげることができます。

Fifth
▲[Fifth]:Instagramより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Instagram:Fifthによるユーザー投稿のリポスト(https://www.instagram.com/p/CFeun7LHnix/?utm_source=ig_embed)

インスタ発のブランド:17kg

17kg(イチナナキログラム)はInstagram発のブランドであり、韓国のプチプラファッション通販サイトとして若い世代から多くの注目を集めるブランドです。その勢いはオンライン上にとどまらず、2019年にはラフォーレ原宿に実店舗をオープンしました。

17kgのInstagramでは、広告塔としてインフルエンサーを起用しています。全体のページの見え方にこだわっているため統一感があり、投稿を通じて韓国風の独自の世界観を見せていることが特徴です。
17kg(イチナナキログラム)Instagramアカウント
▲[17kg]:Instagramより編集部スクリーンショット

Instagram:17kgによる投稿(https://www.instagram.com/p/CHU9fqRHj_F/?utm_source=ig_embed)

Instagramを使った集客のポイント

Instagramユーザーの興味をひくためにはただたくさん投稿するのではなく、工夫されたコンテンツを投稿することが必要です。

以下では、Instagramを使った集客のポイントを解説します。

プロフィール情報は伝わりやすく

Instagramユーザーは投稿だけではなく、自店舗のプロフィールも閲覧しています。

プロフィール上にブランドの紹介文をわかりやすく記載すると、新たなユーザーがページに訪れた際に、事業内容などを一目で把握できます。

プロフィール情報には、ブランド名やコンセプトECサイトへのリンクなど、Instagramのユーザーが求める情報を分かりやすく書くことが重要です。

投稿する世界観を統一する

一つひとつの投稿も大切ですが、プロフィール画面から見た画像の一覧が統一されていると、ブランドの印象が一目で伝わります。ユーザーはフォローするか否かを判断する際、ページ全体の統一感を確認することがあります。統一感のある写真は見栄えが良いほか、ブランドの雰囲気がよく伝わります。

投稿の統一感を出すには写真にかけるフィルターや色味、小物など細かな点を意識することが重要です。

ハッシュタグを使う

Instagramでは「#」の後に文字を入れたハッシュタグ投稿文に記入できます。ユーザーはこのハッシュタグを検索することで、同じタグが使用されている投稿を閲覧できます。

投稿写真に関連ハッシュタグをつけることで、より多くのユーザーに自社ブランドの投稿を閲覧される可能性が広がります。店舗に訪れたことがない人に対しても、ハッシュタグ検索から店舗を認知してもらえるため、新規顧客獲得にもつながります。

一般的によく検索されるものや流行しているハッシュタグ投稿につけると、閲覧されやすくなります。

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ストーリーズ・ハイライト機能

Instagramストーリーズは、24時間しか視聴できない動画や画像を投稿できる機能で、一度開くとさまざまなアカウントのストーリーズがテンポよく表示されます。店舗のアカウントをフォローしているだけで表示されます。

またストーリーズ投稿は「ハイライト」としてブランドのプロフィールページに残すことができます。新たにフォローしたユーザーが、ブランドの過去の投稿を見返す際に役立ちます。

Instagramハイライト機能
▲[Instagramハイライト機能]:Instagramヘルプセンターより 口コミラボ編集部スクリーンショット

インフルエンサーの起用など、検索中に目に留まりやすくなる工夫

アイズの「レビューブログ」が、2020年5月、10~50代の女性会員1,072名を対象に実施した「コロナウイルスの影響によるSNS活用の変化」を調査しています。

そのなかで「新型コロナウイルスの影響でどのSNSを利用する機会が増えたか」という問いに対し、Instagram(65%)と回答する人の割合は、ほかのSNS(Twitter58%、Facebook36%、YouTube40%、TikTok3%など)を挙げる割合よりも多い結果が出ました。

さらに、「新しい商品の発見をしたSNS」「ネットで購入したものは何をきっかけに知ったか」という問いに対しても、Instagramだと回答する人が40~50%と高い割合でした。商品を購入するきっかけとなったSNSもInstagramがほかのSNSよりも多くの回答を集めました。

Instagram上でハッシュタグ検索を行うなど、Instagramの閲覧が商品購入のきっかけになる傾向になる現在では、インフルエンサーとのコラボ企画をはじめ、Instagramユーザーの目に留まる投稿をしていくことが売上アップに繋がります。

Instagram広告

Instagramのビジネスアカウントを使うと、広告の表示もできるようになります。表示する広告はInstagram上ではもちろん、Facebookのツールを用いても作成できます。

Instagramの広告には、通常の投稿と同じくタイムライン上に表示される「フィード広告」と、ストーリーズ機能に表示されるストーリーズ広告」の2種類があります。ストーリーズ広告は縦長の写真や動画が効果的に見せられることが特色です。

Instagram広告の出し方を画像付きで解説!広告出稿までの流れを24ステップで解説

Instagram(インスタグラム)で広告を出すためには、広告を出す目的、ターゲット、予算や配信の設定を決定する必要があります。広告の形式は3つの種類があるため、ターゲットによって使い分けることが重要です。鮮やかな画像や動画を用いた広告を出稿することで、ブランドの認知度向上や、販売促進などがねらえます。そこで本記事では、Instagram広告のメリット、広告の目的、広告の形式の選び方、そして実際の出稿手順をわかりやすく解説します。関連記事成功事例から学ぶ飲食店向けInstagram集客方法...

事例を参考にInstagramの運用を

この記事で解説した7つのブランドは、それぞれ統一感に留意しているブランド、自社サイトへの誘導をうまく行なっているブランド、ほかのユーザーの投稿を公式アカウントでも紹介するブランドなど、各アパレルブランドで、独自の特徴をとらえた工夫を凝らしていることがわかります。

まずは自社のターゲットユーザーがどのような人か、必要としている情報は何かを見極めたうえで、それに合わせた投稿をしていくと、効果的な発信につながるでしょう。

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