Instagramが2020年夏に公開した新機能「リール(Reels)」は、最長60秒のショートムービーを作成し編集、投稿することができる機能です。
TikTokのようにBGMやエフェクトを動画に追加し、オリジナリティのあるコンテンツを作成できます。
本記事では、リール機能の概要から動画作成方法、そして実際にリール機能を使った店舗PRの事例を交えながら、リール機能の店舗経営への活用方法を紹介します。
Instagramの機能リール(Reels)とは?
Instagramの新機能「リール(Reels)」とは、利用者がInstagram上で短尺動画を作成投稿したり、発見できる機能です。
音楽やARカメラエフェクト、その他の新しいクリエイティブツールを使用し、動画を撮影したり編集したりすることが可能で、最大で60秒の短尺動画が作成できます。
リールはフィードに展開できる以外に、公開アカウントで動画を投稿すると発見タブ内の専用スペースに表示される可能性があります。発見タブに表示されれば、より多くのユーザーにリーチする機会となります。
ストーリーズとの違い
すでにInstagramで利用されているストーリーズ機能でも、スマートフォンに保存されている静止画と動画、またアプリから撮影した動画がシェアできます。
アプリから静止画を撮影し組み合わせてコンテンツにできるストーリーズと異なり、リールの場合はアプリからは動画のみ撮影できます。
2つの機能の大きな違いとして、ストーリーズは表示される期間が24時間限定ですがリールは24時間限定ではありません。
またリールは通常の投稿が並ぶフィードや、リールタブ以外にもストーリーズとして投稿することもできます。ストーリーズとして投稿する場合には24時間限定の公開となります。
その他、公開アカウントでリールを投稿すると、発見タブに表示される場合もあるため、フォロワー以外のユーザーに見てもらえる機会が増えます。
Instagramリールとストーリーズの違いは?メリット、動画投稿方法、活用事例3選をそれぞれ紹介
2020年8月、国内で3,300万人ものユーザーを抱えるInstagramに、新機能の「リール(Reels)」が実装されました。リールとは、15秒、30秒、60秒という短い動画を音楽やARエフェクトとともに投稿できる機能です。検索画面などに表示され、目にとまりやすいことから、企業や店舗・施設のプロモーションにも活用しやすい、注目の機能だといえます。本記事では、Instagramにすでに存在する動画投稿機能である「ストーリーズ」「Instagram動画(旧IGTV)」との違いや、実際の投稿の...
リールを活用するメリット
リールによる動画投稿のメリットは、動画と音楽と画像加工を組み合わせることができ、表現の幅が広がる点があります。
BGMが付けられるので内容に合わせた音楽を設定すれば動画をより盛り上げることができます。
また、エフェクトや他の豊富な機能を使うことでクオリティの高い動画を作成することができるでしょう。
そのほか、通常であれば専門的な知識や高度なスキルが必要となる動画広告ですが、リールを使うことで高品質でオリジナリティのある動画広告が制作できます。
このように、簡単にオリジナリティとクオリティを高めたコンテンツを作成できるのがリールのメリットと言えます。
リールの作成手順
本項では、リールでの動画作成方法から投稿するまでの基本的な手順を説明します。
倍速撮影や、BGMなど、簡単にオリジナリティのある動画を作れる機能がいくつかあるので、それらを使い魅力的なコンテンツを目指しましょう。
Instagramreels-3-1">1. ストーリーズ画面から、リール作成画面へ
リールの作成画面は以下のいずれかの操作で立ち上がります。
- ホーム画面を右方向にスワイプ
- ホーム画面のアイコン画像をタップ
- ホームタブの右上「+」をタップ
- アカウントのメインメニューの右上「+」をタップ
いずれの場合も、画面下部のメニューからリールを選択し、リール作成画面に切り替えます。
画面下にある撮影ボタンを押すと撮影が始まります。複数回に分けて動画を撮影できます。
画面左に並んだメニューボタンで、動画の長さ選択やBGM、速度、ARエフェクト、タイマーの設定ができます。
BGMは後で設定可能ですが、速度調整やARエフェクトは撮影前に設定しないと適用されません。動画にこうした加工を施したい場合には、動画を撮影する前に撮影モードやエフェクトを選んでおきます。
2. BGMの設定
左に並ぶメニューから、音符のマークをタップするとBGMが設定できます。
画面上部の入力欄に楽曲名やアーティストを入力すると、関連した曲が表示されます。
曲を決定したのち、音源のどの部分を使用するか、その範囲を決めます。
白いボックスバーを左右に動かすと、画像に適用する位置を変更できます。曲の切り取る範囲を設定できたら、右上の完了を押します。
3. 撮影速度
リールでは、撮影速度を5パターンの中から選択できます。
左側のメニューで、上から3番目の速度ボタンを押すと、速度メニューが表示されます。
中央の1x(標準速度)を基準に上がスロー撮影、その他が倍速撮影になっています。たとえば、2xを選んで撮影した場合、仕上がった動画は2倍速になります。
4. エフェクトの設定:ARエフェクト
ARエフェクトは、上から3つ目の顔マークで設定できます。キラキラした演出やフレーム加工、レトロなエフェクトなどを使って、動画を加工できます。
画面下のエフェクト一覧を一番右へ進めると、虫眼鏡マークが表示されます。ここを押すと、エフェクトを検索できるので、多くのカテゴリの中から自分のイメージに合うものが選べます。
5. タッチアップ
Instagramアプリのアップデートで「タッチアップ」の機能が追加されました。コンテンツの明るさが補修されます。
6. タイマー機能
撮影時間を決めておきたい場合には、メニュー最下部にある時計マークを押します。
表示された赤いバーを右に伸ばすことで撮影時間の調整ができます。タイマーを3秒に設定すると、3秒間の撮影が終わったときに自動で撮影が止まり、コマに分けて撮影したい場合に使えます。
バーを一番右へ伸ばすと、動画を撮影できる最大時間(この場合は15秒間)が設定され、撮影可能な時間を上限とし、撮影が可能です。タイマー時間が決まったら、「タイマーを設定」を押してください。
7. 位置合わせ
位置合わせは、15秒、30秒、60秒の制限の中で、複数の動画を連続して撮影しコンテンツを作成する場合に、手前の動画と続く動画で被写体の位置を合わせるために、手前の動画の最後のコマを薄く表示する機能です。
たとえば、一瞬にして衣装を替えるといった映像作品を仕上げることができます。
8. キャプションやカバーを選択
撮影完了後、右下のチェックマークを押します。
次の画面で、キャプションとカバー画像、投稿する先を設定します。フィードにもシェアをオンにすると、通常の投稿が並ぶフィードにもシェアされます。投稿を開始する場所によっては、「ストーリーズ」としても投稿できます。
カバー画像の選択では、動画の中から設定するか、カメラロールから好きな画像を選びます。
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リールの活用事例3選
では、本項では実際にリール機能を使った投稿を事例に、企業アカウントがリールをどのように活用しているのか紹介していきます。
それぞれ、リールの機能を活かし質の高いコンテンツとなっています。
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1. C CHANNEL
C CHANNELは、可愛いものやお洒落に敏感な女性向けの動画ファッションマガジンです。
DIYとして、簡単に作れるおしゃれなストラップの作り方や、ヘアアレンジの方法など手軽にできるさまざまなコンテンツを紹介しています。
言葉や写真で説明するよりも、リールの動画を使用してやり方を見せ、ユーザーに「自分でもできそう」と思ってもらうことができます。
2. 松屋フーズ
松屋フーズは、牛丼やカレーなどを販売する飲食チェーンを展開する企業です。
このリール動画は、一見ネイルをするオシャレな動画に見えますが、実際にはネイルアートに松屋の文字と牛丼の絵が書かれており、企業の宣伝になっています。
直接的に商品と関連した動画ではなくとも、リールだからこそみたくなるような雰囲気の根店るの中に企業のメッセージを込めた例です。
Instargam:リール投稿(https://www.instagram.com/reel/CGj78_5jz-d/)
3. デリッシュキッチン
デリッシュキッチンは、簡単に美味しく作れるレシピを動画で教えてくれるサイトです。
リールの倍速機能を使って、レシピをコンパクトに凝縮して、ユーザーにシンプルに分かりやすく紹介しています。このように、リール動画をきっかけに「詳しいレシピを見たい」とユーザーに思わせ、投稿も見てもらうことができます。
複雑なレシピの料理にはリール動画は短すぎますが、シンプルなレシピには活用できます。機能を使い分けることで更にユーザー満足度が上がるでしょう。
Instagramのリール機能でPRでも表現の幅が広がる
Instagramのユーザーは現在も増加傾向にあり、最新機能「リール」を活用することによって、更に多くのユーザーにアプローチできることが期待できます。
リール機能でも、ただ短尺動画を投稿するだけでなく、事例に挙げた企業のように、見る人が面白いと思えたり、生活に役立つ内容を心掛けることで、より沢山のファンを獲得でき、集客の可能性を高めます。
また、リールは作ったコンテンツを投稿する先がいくつかあり、通常投稿以外に発見タブでもユーザーにアプローチできる可能性もあります。
リール機能の特性を活かし、企業独自のBGMやエフェクトの工夫によって、ファンの心に響くコンテンツを作ることができれば集客や売り上げの向上にも期待できるでしょう。
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