SNSマーケティングは年々注目が高まっており、SNSの中でもFacebookは古くから個人・企業が集客に活用していました。
この記事ではFacebookで集客するメリットやコツ・SNSマーケティングの基本について解説します。
SNSマーケティングとは
ソーシャルメディアを活用した「SNSマーケティング」はどのような手法なのでしょうか。
SNSが流行する前に行われていたマーケティング方法との違いや、Facebookを利用したマーケティング方法をご紹介します。
SNSマーケティングの今
SNSマーケティングは、個人同士のコミュニケーションツールであるソーシャルメディアをビジネスに活用するマーケティング手法です。
SNSが普及する以前のマーケティングは、テレビやラジオのような公共の電波を利用したCMや、新聞などにチラシを挟んで配る方法でした。
その後、インターネットが主流になり、Webページに広告を出す手法がメインとなりました。
やがてFacebookやTwitterといったSNSが普及すると、不特定多数に触れる広告方法から、SNS一般ユーザーの個人アカウントへ向けて広告・宣伝するマーケティングが効果を上げ始めるようになりました。
SNS上で収集された個人の興味や生活リズムなどもマーケティングに活用されており、個人に合った広告や宣伝が一般ユーザーの個人アカウントに流れるようになっています。
そのためユーザー一人ひとりへ的確に興味・関心が高そうな情報を広告として配信できるようになりました。
ユーザー自身も自分の興味があるユーザーをフォローするなどして、誰でも簡単に必要な情報を収集できるようになっています。
また消費者行動が変化しており、多くのユーザーはモノやサービスを購入する際にSNSに投稿されている「口コミ」を確認して購入を判断するようになっています。
SNSマーケティングのメリット
SNSマーケティングの最大のメリットは、情報の伝播の速さにあります。
個人アカウントはスマートフォンで利用されていることが多く、新しい情報をいつでも確認できる気軽さと、簡単にシェアできる機能性を持ち合わせています。
適切なユーザーに広告を表示できるSNSマーケティングでは、リターゲティング広告を使用することでサイト訪問をしたユーザーに対し広告を出すことができます。
つまり、顕在顧客に的確にアピールできるということです。
そして、Googleなどの検索エンジンでの検索よりも、SNSでのハッシュタグ検索が有効と言われる現在、ハッシュタグを駆使することでリーチしきれていない潜在顧客にも情報を届けられます。
また、SNSマーケティングは、企業のブランディングの確立にも効果的です。
自社や商品の情報をSNSに流し、「いいね!」や「リツイート」を得ることで国内外に情報を周知させることができます。
企業のアカウントで有用な情報を流し、信頼性のあるアカウントとして確立できれば、企業ブランディングの一つになります。
Facebookをつかったマーケティング・広告
Facebookを利用してSNSマーケティングを行う場合、方法が2つあります。
1つ目は自社の企業名でFacebookアカウントを取得し、Facebookページで自社製品の紹介やサービスの説明を行う方法です。
Facebookのアカウントは無料で取得できるため、コストがかからないマーケティング方法です。
2つ目はFacebook広告の出稿です。この「Facebook広告」は、取得しているアカウントで行う広告ではなく、広告料を払って広告を出稿する方法です。
Facebook広告では他のFacebookユーザーのアカウント上に表示され、表示された回数やクリックされた回数に応じて規定の広告料を支払うという仕組みになっています。
Facebookはユーザーの属性が明確なため、Facebook広告を使用することで的確なターゲットに広告を打つことができます。
Facebook広告フォーマットのタイプは、以下です。
- 画像
- 動画
- カルーセル(1つの広告で最大10件の画像や動画を表示し、別々のリンクをつける)
- インスタントエクスペリエンス(モバイルデバイスでタップされると開いてフルスクリーン表示になる)
- コレクション(複数の商品を表示できる)
<参照>
Facebook広告フォーマットのタイプ | Facebook Businessヘルプセンター
Facebook集客のメリットとは?
Facebookには集客する上で他のSNSにはないメリットがあります。集客にFacebookを利用するメリットを3つ解説します。
Facebook集客のメリット1. 信頼性が高い
Facebookでは実名での登録が基本とされています。
そのため匿名投稿が多い他のSNSとは異なり、ユーザーがFacebook上で商品やサービスに関する投稿を行うということは、口コミを実名で公開していることになります。
実名を出した口コミ投稿は匿名の投稿に比べ絶大な信頼感を生み出すため、新規顧客の獲得やナーチャリングにつなげられる可能性があります。
Facebook集客のメリット2. 企業の公式サイトとして活用できる
Facebookでは、「Facebookページ」という企業やブランド、団体などがサービス名などを用いて宣伝や告知に利用できる無料のサービスがあります。
Facebookの個人アカウントを所有している人であれば、誰でも作成可能なページです。
企業理念、連絡先の電話番号、業態・業種情報、所在地などの情報をトップページに表示できるため、自社のホームページとしてFacebookページを利用している企業も多くみられます。
Facebook集客のメリット3. 長文で投稿できる
SNSの中でもFacebookは、長文の投稿が可能であるという特徴があります。Twitterは140文字、Instagramは写真を投稿することがメインのSNSであるため、長文を記載すると改行が無くなったり、読みにくくなるというデメリットがあります。
一方Facebookは文字数制限や長文を投稿することで、その投稿が読みにくくなるということはあまりないしようとなっています。
また長文を投稿する傾向が他のSNSよりも高いため、長文でも読まれる可能性が高いSNSです。
Facebook集客のコツは?
Facebookを使用した集客には実はコツがあります。効果的に集客するために必要なこと、活用方法をご紹介します。
顧客との「つながり」を意識する
Facebookを使った集客は、セルフブランディングを兼ねた投稿と並行して、LINE@やメルマガなどの販売ツールへ登録を促すという方法が古いイメージとしてあります。
2008年に日本版Facebookがローンチされた当初、拡散性が一つの特徴とされていました。
しかし現在のFacebookでは、拡散ではなく「つながり」や「関係性」を重視する仕様へと変更されています。
この仕様の変更は、拡散された見ず知らずの人の情報が目に飛び込んでくるより、近しい人たちの近況を知り、コミュニケーションをとれることに価値を求めているという世の中のニーズに当てはめたものです。
Facebookでの集客は、既存顧客との「つながり」を持つことがリピーター獲得を狙う手段となります。
商品を購入したお客様やサービスを体験されたお客様の口コミに丁寧に返信をすることで、お客様の信頼感が高まり、リピーターになってもらいやすくなるでしょう。
BtoBの認知活動として利用する
現在のFacebook利用者は30代〜40代と年齢層は高めです。
中小企業の社長や取締役など決裁権のある方、行政の上層部や個人事業主として店舗を運営するオーナーなどがFacebookを活用している可能性が読み取れます。
セミナーや講演の情報や研修の様子などを発信し続けることで、対企業への価値を見出してもらい、既存の取引企業以外からも講演や研修、執筆依頼などが増える可能性を秘めています。
顧客との「つながり」を意識してFacebookで効果的な集客を
インターネット利用が当たり前となった現在、消費者行動も変化し、商品やサービスを購入する前にSNSで「口コミ」を確認して購入を判断する消費者が多くなっています。
そのため従来の口コミサイトと同様に、SNSマーケティングの重要性が高まっています。
複数のSNSが日常的に使用されるなか、Facebookのメリットは下記の3点でした。
- 信頼性が高い
- 企業公式サイトとしてそのまま活用できる
- 長文の投稿ができる
またFacebookはWeb上でもリアルな「つながり」を重視する文化があり、事業でFacebookを活用する際はつながりを意識することで効果的な集客を実現できるでしょう。
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