整体院に集客するには？Facebook活用事例

2018年に厚生労働省が発表した統計調査結果によると、整体院をはじめとしたマッサージ院、鍼灸院、整骨院などは全国に計9万688か所に存在しています。

このように競合店舗がひしめく業界において生き残っていくためには、新規顧客を集客し、固定顧客、つまりファンにしていくことが必須といえます。

この記事では、Facebookを活用した集客の活用ポイントと具体的な事例を紹介します。

※2021年1月、Facebookページへの「いいね！」ボタンの削除が発表されました。今後フォロー機能のみが残り、ページのファンはフォロワー数として表示されます。「いいね！」はフォローに自動的に置き換えられることになっています（2021年1月28日追記）

【事例5選】整体院のFacebook活用と集客

はじめに、整体院におけるFacebookの活用事例を紹介します。

それぞれ自社の強みを打ち出して異なる視点で工夫がされています。

1. ウィメンズ整体サロン パウワウ：施術の様子を伝える写真・予約ボタンで予約獲得

東京の千代田区にある女性専用整体サロン「ウィメンズ整体サロン パウワウ」は、Facebookを活用するにあたって、おすすめの施術コース紹介や無料体験コースを投稿し、新規顧客の獲得につながる導線をつくっています。

特に無料体験コースなどは、来店へのハードルを下げる効果的な施策となっています。

Facebookページ上に予約ボタンも配置されており、投稿を通じて興味を持った新規顧客として取り込めるようにもなっています。

2. いわもと整体院：アットホームな雰囲気がわかる投稿

東京の渋谷にある「いわもと整体院」は顧客との交流風景をFacebookに投稿し、アットホームな整体院であることを発信しています。

院長の日常をブログのような感覚で投稿しており、顧客との距離を縮めていることが投稿から伝わります。

3. 橋垣整体院：LINE公式アカウントと組み合わせ、無料動画セミナーを配信

大阪の「橋垣整体院」は五十肩の施術に専門特化することで、競合との差別化を図っています。

SNSを活用した集客にも特徴があります。集客の重点をLINE公式アカウントに置いており、LINE公式アカウントへ登録した方に五十肩無料動画セミナーをプレゼントしています。

この一連の取り組みを、Facebookを活用してさらに認知拡大へとつなげています。

具体的には、Facebookではプレゼント動画の一部だけを投稿し、全編を見たい方にLINE公式アカウントへの登録を促しています。このような形でFacebookを他のSNSへの入り口として活用もできます。

4. 東葉コンディショニング東京院：ブログへの導線を作る

「東葉コンディショニング東京院」東京の秋葉原にある整体院です。自らの整体院のブログへ見込み顧客を誘導することを目的として、Facebookをうまく利用しています。

情報をさらに知りたいという見込み顧客のニーズに応える投稿をしている点が特徴となっています。

5. 五反田整体院：店内のブラックボードを投稿

東京の五反田にお店を構える「五反田整体院」は、ギックリ腰に対応した専門機関として競合と差別化をはかりながら事業を営んでいます。

Facebookの活用についても特徴的な工夫がされており、スタッフがブラックボードに手書きで整体に関する知識を毎日投稿し、シリーズ化しています。

このように毎日新鮮な情報を発信することで、見込み顧客を育てている事例となります。

整体院のFacebook活用のポイントは？

続いて、整体院がFacebookに掲載すべきコンテンツや発信の方法について整理します。

以下のポイントをおさえたうえで、競合と差別化を意識し、自社独自のカラーや雰囲気が伝わる投稿などをしていくとよいでしょう。

1. 営業時間・住所などの基本情報は最新で正確なものを

1つ目のポイントは、営業時間や住所など、ユーザーが店舗へ訪れる際に確認しておきたい情報を正確に記載することです。

プロフィール情報に記載することはもちろんですが、普段の投稿においても、営業時間と住所、アクセス方法や駐車場の有無を宣伝していくことが重要になります。

その背景として、怪我や事故など予期せぬタイミングで突然、接骨院や整体院を探すケースが多いことがあげられます。

自社の基本情報を丁寧に、頻度も高く更新していれば、整体院を利用する必要が生じた際に最初に選ばれる施設となれると考えられます。

2. 院内や施術の様子を投稿する

2つ目のポイントとして、院内の風景や設備、施術の様子がわかる写真の投稿を取り入れることがあげられます。

はじめて整体に通う際には、施術の担当者や院内の雰囲気、施術中のプライバシーへの配慮の有無など、さまざまな多くの不安を抱えています。

こうした不安を取り除くためには、日々のFacebook投稿でこれらの整体院の情報を顧客に届けることが大切になってきます。

このような写真を活用し投稿を重ねていくことで、整体院の雰囲気や担当者の人柄が伝わり、中長期的には自社ブランドの確立にもつながるでしょう。

3. 専門知識や技術を伝える

3つ目のポイントは、専門知識や技術のアピールにあります。

自分自身の体の悩みが明確な顧客の場合、施術担当者の専門分野や強みとしている施術技術、実績の紹介を参考に利用する施設を決める場合も少なくありません。

ブログ形式で紹介する記事で専門分野の情報を更新したり、動画で施術技術を紹介したりすれば、こうした層に対してピンポイントで訴求できます。

4. 必要に応じてFacebook広告を活用する

Facebook広告を活用することも有効となります。認知拡大から購買までのさまざまな目的に活用できる点でFacebook広告は有用です。

たとえば、認知拡大という目的でFacebook広告を活用する際には次のようなメリットがあります。

まず、Facebook広告は正確な顧客ターゲティングを強みとしています。Facebookは実名登録が基本であり、性別や年齢などのユーザー自らの登録情報や「いいね！」などの反応をもとに、詳細な分析を交えたマーケティング施策が講じられるためです。

加えて、配信先にInstagramを選択できます。2019年3月時点で国内月間アクティブユーザー数が3,300万人以上とFacebookを上回っています。より多くの人に配信することで、認知拡大につながる可能性が高まるでしょう。

Facebookを使った効果的な集客方法とは？メリット・コツ・広告を解説

SNSの中でもFacebookは、長文の投稿が可能であるという特徴があります。Twitterは140文字、Instagramは写真を投稿することがメインのSNSであるため、長文を記載すると改行が無くなったり、読みにくくなるというデメリットがあります。

Facebook広告にかかる費用は？広告主が設定・課金形態別メリットとデメリット

Facebookには広告枠があり、Facebook広告はさまざまな業界で活用されています。 今年、黒人差別である

事例を参考にしたFacebook運用で整体院に集客

Facebookでの情報発信では、ターゲットを明確にし、ターゲットのニーズに応えるコンテンツを提供できているかどうかを考えることが鍵となります。

Facebookで発信している情報は、実際に店舗や施設に足を運ぶかどうかを決める顧客の判断に影響を与えます。

事例を参考にしながら、自らの整体院が対象とするターゲットを設定することが、集客のための第一歩といえるでしょう。

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