Facebookビジネスマネージャとは、ビジネス目的で用いられるFacebookを一元管理したり、投稿したりできるシステムとなっており、アクセス権限なども柔軟に設定できます。
そのため、Facebookマネージャを活用することで効果的にFacebookを運用できるでしょう。そこで本記事では、Facebookのビジネスマネージャを活用するメリットやアカウントの作成方法などを紹介します。
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Facebook ビジネスマネージャとは
Facebookのビジネスマネージャは、外部のパートナーと一緒にFacebookやInstagramの運用を行う際に使用できる便利なFacebook内のツールです。
外部のパートナーと運用をしていない場合や、複数のFacebookページを使用している場合、広告の運用管理を複数人で行っている場合にも効率的に活用可能です。
Facebookのビジネスマネージャでできること
Facebookのビジネスマネージャを使用することによって、「Facebook広告アカウント」「Facebook個人アカウント」「Facebookページ」の管理や作成を複数人で共有しながら進められます。
管理や作成に関わっている全従業員分を管理して、アセットの所有権を維持できるため、作業効率のアップにもつながります。従来、個人でFacebookを利用する場合は、「Facebook広告アカウント」や「Facebookページ」ごとに管理権限が必要でした。
しかし、Facebookビジネスマネージャにログインすることで、すべての管理権限を一元管理できるようになります。Facebookに加え、Instagramに配信した広告を効率的に追跡することもできるため、広告予算の消化状況やインプレッション数などの詳細項目も手軽に確認できます。
Facebook ビジネスマネージャの3つのメリット
Facebookのビジネスマネージャ機能によって、複数人でFacebookページを管理できるなどさまざまなメリットがあります。
ここではFacebookのビジネスマネージャを活用することで得られる3つのメリットについて解説します。
メリット1. ビジネスとプライベートとの混同を防げる
これまで、ビジネスマネージャを使用せずに複数人でFacebookページを管理しようとすると、いくつかの問題がありました。
たとえば、社員の個人アカウントに会社のクレジットカードを登録しなければいけない、管理者を名前で追加する場合に、既存の管理者とFacebook上で友達にならなければいけないことなどが挙げられます。
しかしFacebookのビジネスマネージャの登場によって、上記の問題は解消され、公私の区別を明確にできるようになりました。プライベートで使用しているFacebookプロフィールで同僚と友達関係になったり、プロフィールへのアクセス権を付与することなく、ビジネスマネージャで共同作業を行えます。
メリット2. 安全にアカウントの管理・運用ができる
Facebookではアカウント権を保有する管理者が、一定時間アクティブにならない場合の確認や工程や二段階認証の利用など、Facebookアカウントを安全に利用するための機能が搭載されています。
新しいパソコンやモバイル端末からログインしようとすると特別なログインコードの入力が求められるようになっています。
業務のセキュリティ上、気をつけるべきことや見落としがちな項目もアラートが表示・警告してくれるため、業務上のミスやアクシデントを未然に防ぐ体制を整えられるでしょう。
メリット3. 複数の広告アカウントの一元管理が実現できる
冒頭でも触れましたが、Facebookのビジネスマネージャでは「Facebook広告アカウント」「Facebookページ」「Facebook個人アカウント」の一元管理が可能となります。
ビジネスマネージャを使用しなくても複数人のユーザーが管理者として広告の編集作業やページを管理できます。
しかし、ビジネスマネージャを利用せずに複数人でアカウントを管理する場合には、編集したいアカウントにその都度ログインする手間が発生します。その手間を省き一元管理を実現することで、作業工程が軽減できるでしょう。
上記の機能に加えて、ビジネスマネージャの利用者ごとに権限が設定できます。利用者はそれぞれ権限を設定された範囲内で利用が可能となり、自社のアカウントを他社に受け渡すことなく、必要な権限のみをパートナーに与えて操作してもらうことになります。
アカウントの受け渡しが不要であり、必要がなくなればアクセス権限を解除する作業だけで完了するため、スムーズに業務が進められます。
Facebook ビジネスマネージャアカウントの作成方法
Facebookのビジネスマネージャアカウントは簡単に作成できます。ただし個人用Facebookプロフィールなど、いくつか事前に用意するものもあります。
まず個人用のFacebookアカウントで本人確認を行います。その後、ビジネスマネージャアカウントを作成するには、以下の3つの手順にしたがって作業を行います。
- https://business.facebook.com/overviewに移動し、[アカウント作成]をクリック。
- ビジネス名、名前、仕事用のメールアドレスを入力して[次へ]をクリック。
- ビジネスの詳細を入力し、[送信]をクリック。2.のビジネス名の記入の際は、苗字と名前の間に半角スペースを入れることを忘れないように注意してください。
ビジネスマネージャアカウントを設定する際に必要なもの
ビジネスマネージャアカウントを設定する際に、必要なものは下記の通りです。
- 管理しているFacebookページのURL
- 管理者のFacebookに登録しているメールアドレス
まずは、管理しているFacebookページのURLが必要です。この時、複数のFacebookページを管理している場合は、複数登録できます。
ただし現在Facebookのビジネスマネージャの設定を行っている個人用Facebookアカウントが、そのFacebookページの管理者でなければ設定できないので注意してください。
次にFacebookのビジネスマネージャを一緒に使用する人(従業員やパートナーなど)のFacebookに登録しているメールアドレスが必要です。
FacebookアカウントのURLや登録名では招待できないので、あらかじめ招待したい人の登録メールアドレスを聞いておく必要があります。
Facebook ビジネスマネージャアカウントの設定方法
ビジネスマネージャアカウントの設定は以下のステップによって進めていきます。
設定方法1. Facebookページを登録する
まず、ビジネスマネージャのホーム画面から、右上にある[ビジネス設定]をクリックします。
その後、旗のマークの「Facebookページ」をクリックし、管理したFacebookページのURLを記載します。このURLのページは自身がFacebookページの管理者になっていないと登録できないので、事前に確認しておくと良いでしょう。
設定方法2. 広告アカウントを設定する
続いて広告アカウントを設定するために、「アカウント」のタブから「広告アカウント」をクリックします。次に「新しい広告をアカウントを追加」のボタンをクリックします。
新規で広告アカウントを作成する場合は上記の方法で問題ありませんが、もし今まで個人のページで広告をを出していた方は「広告アカウント取得」を選びます。次画面で広告アカウントIDの入力が求められるので、IDを入れると紐づけが完了します。
設定方法3. 新しい利用者を追加
従業員やパートナーから聞いたメールアドレスの入力画面です。画面の右上に「新しい利用者を追加」のボタンがあるので、メールアドレスを入力していきます。
設定方法4. 支払い管理
「支払い」のタブをクリックすると、カード情報を入力できる画面に切り替わります。広告を出す際の支払い情報を記録できるので、ビジネスカードなの登録をしておきましょう。
設定によって、効率的な運用が可能なFacebookのビジネスマネージャ
Facebookのビジネスマネージャ機能は、複数のアカウントの一元管理ができ、複数人での広告運用が今まで以上にスムーズに行える機能です。
さらに、社外にアカウントを渡すことなくアクセス権限だけでアカウントの管理・運用が図れるため、安全面や効率面でも非常に使いこなしやすいサービスとなっています。
プライベートとの区別も容易にできるため、複数人でFacebookページの管理を行っている場合は、利用を検討するとよいでしょう。
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