美容院の開業に必要な準備と費用とは?開業前に知っておきたいポイントまとめ

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美容院を独立させ開業するのは夢がありますが、成功させるためには十分な準備や集客方法について知っておくことが必要です。

開業のために必要な費用や準備、資格にはどのようなものがあるのか、詳しく解説します。

美容院の開業に必要な準備と費用

美容院の開業に必要な物件や内装、保険などについてご紹介します。

物件選び

物件には大きく分けて居抜き物件スケルトン物件の2種類があります。

スケルトン物件は内装や設備などが一切なく、ゼロから内装工事をしてオリジナリティーのある店舗を作ることができます。

撤去作業や撤去費用がかからない点がメリットの一つですが、大規模な工事と工事期間中の賃料も必要なためコスト面で負担が大きくなります。

対して居抜き物件であれば、すでに内装や必要な設備があるため大きな工事を必要とせず費用を抑えられます。

しかし、設置してあった設備が使えないなどのトラブルも考えられるため、事前の下調べを念入りにすることが必要です。

内装や設備投資にかかる費用

美容院は居抜き物件を借りることで設備投資を抑えることができますが、自店のコンセプトにあった内装にすることが一般的なため、内装や設備投資にはそれなりの費用が必要です。

内装工事の費用は店舗の規模や工事内容にもよりますが、30万〜60万ほどかかると見込まれます。

内容を考える際にはテーマを定めて統一感のある内装で店舗の雰囲気を整えると集客やブランディングにもつながります。

ただし内装工事以外にスタイリングチェアやシャンプー台、カラーリングやパーマに必要なエアーウェーブ、ミラーワゴンなどは別途費用がかかります。

保険選びも大切、賠償保険は必須

美容室では薬剤を扱ったり顧客の荷物を預かったりします。

そのため、薬剤で顧客の衣類を汚損してしまったり、荷物を紛失してしまう事態や、アイロンで顧客に火傷を負わせてしまうなどのトラブルが起こる可能性があります。

こうしたトラブルが発生した際に補償が行えるように賠償保険に加入することは必須です。

店舗でスタッフを雇う場合は国の労災保険に入ることが義務付けられており、これに違反すると罰則があるので加入が必要です。

労災保険は保険金の申請から実際の給付まで時間がかかったり、大きな労働災害の場合、国の労災保険の補償ではカバーしきれない可能性があります。

万が一の時に備えて民間の保険会社の傷害保険にも併せて加入すると良いでしょう。

また、火災などが発生して営業ができなくなった場合のことも考慮する必要があります。

そのような時の従業員への賃金の支払いや、納入業者への支払いなどの資金繰りなどを考えて火災保険に入る必要もあるでしょう。

個人事業主と法人どちらで事業を行うか

美容院を開業するに際して、個人事業主として美容院を経営していくのか、それとも株式会社などの法人として経営するかを選ぶ必要があります。

それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

個人:開業する際は、事業を運営する場所を管轄している税務署に開業届(個人事業の開廃業届出書)を提出するするだけで良いので、手間も費用も安くすみます。

法人:法人格は商号、住所、目的、代表者、資本金、役員などが登記されることから、一般的に個人事業主よりも信用を得られます。企業によっては個人事業主とは取引をしない場合があるので、企業との取引が多くなりそうな場合は法人として設立するのも良いでしょう。

デメリット

個人:一般的に法人格よりも信頼性が劣るため取引できないことがあります。また財務上は赤字の繰越が3年までしかできません。

法人:設立までの手続きが複雑であり、司法書士に依頼することが一般的です。そのため設立の際にかかる費用が個人事業主よりも高い傾向です。

美容室は個人客をメインのターゲットにすることが考えられるので、手続きや初期費用の面を考えると個人事業として開業するとよいでしょう。

開業後の口コミが売上を決める!口コミを広める手段は?

近年、口コミの持つ影響力は大きく、口コミの数や内容によって集客や売り上げを左右します。

開業後、スムーズに安定した経営に移行するためにも口コミを広げていく施策に取り組む必要があります。

美容院は全国に24万店以上、熾烈な競争が続いている

日本全国には24万店以上美容院があると言われており、この数は約5万店あると言われるコンビニエンスストアの約5倍です。

そのため、全国どこでも他の競合店舗との競争にさらされる可能性があり、効果的な集客方法を確立する必要があります。

開業したての時期は常連もいないため、経営の安定化は難しいでしょう。

そのため口コミを広めることで新規の顧客を獲得し常連客へと変えていく施策が求められます。

オンラインでの集客は、オフラインよりも多くの人の目に触れるため集客効率が高い方法です。

また口コミはオンライン上で拡散されることが多いため、親和性が高く集客力向上につながります。

MEO(Map Engine Optimization)対策

多くの人の目に触れるためには、検索エンジンで「地域名+美容院」というように調べた際に、自店が上位表示される必要があります。

この手法をMEO(Map Engine Optimization)といい、店舗を持つ事業者にとって重要な集客方法です。

MEOを行うためには、Google マイビジネスの登録が必須です。

Google マイビジネスのアカウントを開設し、店舗の情報や写真を登録することで、ユーザーが美容院を検索した際にGoogleマップに表示されます。

オンラインでの情報発信の手法は数多く存在しますが、中でもホームページやSNSの活用は必須といえるでしょう。

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美容業界は競合多数、念入りな下調べと計画が大切

開業の準備には物件や物件の内装、設備などのほかにも保険などで多額の費用が掛かることが予想されるため、十分な資金を用意することが必要です。

美容業界は競争が非常に激しいため、差別化を図り常連客を生み出すことが経営を安定化させるためにも重要です。

そのためMEOや口コミでの集客を行うと良いでしょう。

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