もう騙されない!「やらせレビューを見破る方法」チェックリスト&自動分析ツール紹介

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近年、インターネット上の口コミを参考にして、「どのお店に行くか」「どの商品を買うか」を決めるユーザーが増えています。

しかし、多くの人が利用するAmazonやGoogleなどの口コミプラットフォームでも、自作自演や報酬を払うことで得た口コミ、いわゆる「やらせレビュー(サクラレビュー)」投稿されている場合があります。

Googleはこうした悪質レビューへの対策を重ねており、2021年にはポリシー違反として9,500万件以上の口コミを削除したと発表しました。しかし、それでもやらせレビューを完全に無くすことは難しいと言えます。

そこでこの記事では、ユーザー側が「やらせレビューを見破りたい」場合のチェック項目を解説します。是非、この記事の内容を見ながら、「騙されない」ようにレビューをチェックしてみてください。


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やらせレビューの見破り方チェックリスト

やらせレビューを集めている店舗のレビューを見てみると、たいてい以下のような特徴があります。

  1. 平均評価が★5に近い(他の同業店舗に比べて"異常に"高い)
  2. 全体のレビュー件数が"異常に"多い
  3. 高評価と低評価で二極化している
  4. 同じ日に多くのレビューが投稿されている
  5. 投稿数が1件のみのユーザーが多い
  6. 商品名などに宣伝色の強い表現がみられる
    例:「【最新型・売上1位】いま流行の○○ワイヤレスイヤホン」のような、宣伝色が強く通常のユーザーは投稿しないような内容
  7. レビューの日本語に違和感がある
やらせレビューの見破り方チェックリスト
▲やらせレビューの見破り方チェックリスト:編集部作成

これらの項目を複数満たしている場合、「やらせレビュー」である可能性が高いといえます。

いくつか補足しておきましょう。No.3の「高評価と低評価で二極化している」については、たとえばやらせで★5、★4のレビューばかりになったとして、その商品の質は評価に見合うものではないため、実際に来店した人から低評価のレビューがつけられ、結果的に評価が二極化します。

また、No.4, 5については、代行業者などによるやらせレビューの場合は同じ日付で多くのレビューが投稿されていたり、やらせレビューのために作られたアカウントのため他の商品に対するレビューがないアカウントばかりになっていたりします。海外の業者がやらせレビューを代行している場合には、No.7で紹介しているように、投稿されたレビューの日本語が正しくない場合もあります。

このように、今回紹介したチェックリストを用いて、レビューがやらせなのか否かを見極めることが可能です。

やらせレビューを見抜く自動分析ツールも

Amazonのレビューについては、「サクラチェッカー」などの自動分析ツールも存在します。

サクラチェッカーは、「価格&製品」「ショップ情報&地域」「ショップ評価」「評価分布&履歴」「評価/口コミ日付」「評価本文&評価者」の6つの軸で「サクラ度」を判定。URLを入力するだけで、買おうとしている商品が怪しいものなのか、自動で判定してくれます。

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やらせレビューを利用した店舗の末路

さて、口コミサイトで多々見かけるやらせレビューですが、Googleでは、ポリシーに反していると判断された口コミなどの投稿を削除する対応がとられています。冒頭で述べたとおり、2021年にはポリシー違反として9,500万件以上の口コミを削除したと発表されています。

わざわざ代行業者に報酬を支払って評価を不正に上げようとする店舗もありますが、その行為はGoogleの対応によって無に帰す可能性があるわけです。

たとえば海外の事例で、口コミ評価の平均が★4.2だったある店舗では、やらせレビューがGoogleにより削除されたことで、評価の平均が★2.1まで下がってしまったという事例がありました。

Joy Hawkins氏がTwitterに投稿した事例
▲Joy Hawkins氏のTwitter投稿

Twitter:Joy Hawkins氏の投稿

このように、やらせレビューによって高評価となっていた店舗商品が、やらせレビューをGoogleに削除されたことにより一気に評価が下がり、ユーザーからの信頼を失ってしまうということがあり得ます。

さらに、Googleはアカウントの挙動を常に監視しているため、自作自演のやらせレビューであることがGoogleに認識されると、口コミだけでなくGoogle ビジネスプロフィールのアカウント、またはGoogleアカウントそのものが停止されてしまう可能性も指摘されています。

そして、過去にこうした不正をGoogleが許したことはありませんし、これから先も許すことはないでしょう。今はまだ、「見つかっていないだけ」「違反として対応されていないだけ」に過ぎないのです。

また、ユーザーから「怪しい」「やらせだ」といった悪評を受け、「不誠実な店舗」であるということが認知され、売上につながらない可能性もあるでしょう。

やらせレビューは、倫理的にやらないほうが良いというのはもちろんのこと、「長期的に見て店舗のためにならない」施策であるため、口コミ・レビューは地道に正当な方法で集めていきましょう

<参照>
Google Japan Blog:2021 年に実施した Google マップ上の情報の信頼性を保つ取り組みについて
Google ヘルプ:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー


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この記事の筆者

口コミラボ編集部

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