米Apple(アップル)社は米国時間の7月24日に、マップアプリ「Appleマップ」のWeb版をパブリックベータとして提供開始しました。
これにより「iPhone」や「iPad」だけでなく、SafariやChromeなどのWebブラウザからも直接Appleマップにアクセスできるようになりました。
AppleマップのWebブラウザ版(パブリックベータ)が登場
「Appleマップ」はiOS端末に標準で搭載されているマップアプリで、これまではiPhoneやiPad、Macなど、Appleのデバイスでしか利用できませんでした。しかし今回公開されたWeb版を使用することで、Appleのデバイス以外からもアクセスできるようになりました。
現時点では英語版のみで、アクセスできるのはMacとiPadのSafariおよびChrome、WindowsのChromeおよびEdgeに対応しています。今後、より多くの言語やブラウザ、プラットフォームに対応していくとしています。
実際にWeb版Appleマップを使ってみた
Web版Appleマップでは車と徒歩によるルート案内を表示できるほか、店舗や施設の写真、営業時間、評価、レビューなどの情報を検索できます。
Appleマップアプリにはおもに食べログやトリップアドバイザーなど、他の口コミサイトの口コミが表示されています。Web版でも同じように、口コミサイトの口コミが表示されます。
2021年時点ではAppleマップで口コミが表示されるサイトは食べログ、トリップアドバイザー、Yelp、Foursquare、じゃらん、Booking.comの6サイトでした(口コミラボ調べ)。
米data.aiによると、Googleマップアプリの全世界におけるダウンロード(DL)数が10億件を突破するなど、世界中で多くの人がGoogleマップアプリを使用しています。
しかし今後もAppleマップのアップデートが繰り返されると、ユーザー数が急激に増加することも考えられます。集客チャネルを確保するという意味でも、Appleマップに店舗を登録するだけでなく、これら6つの口コミサイトでの口コミ促進・管理を並行して実施することが重要といえます。
<関連記事>
AppleMapsに口コミ情報を提供する6つのサイトまとめ:食べログ・トリップアドバイザー・じゃらんなど
<参照>
Apple:Apple Maps on the web launches in beta
日本経済新聞:App Annie Japan、「Googleマップアプリ10億ダウンロード突破」について発表
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