新型コロナウイルス感染防止の観点から非接触サービスが広がるなか、直接人に会わなくても贈れる「eギフト」が注目されています。
安全かつ気軽にギフトを贈れるシステムであり、クリスマスギフトを贈る際にも活用できるでしょう。
本記事では、eギフト3選:スターバックス・サーティワン・ユニクロ、そして店舗が簡単に導入できるeギフトツールを紹介します。
コロナで広がる「eギフト」とは?
eギフトは、あらかじめスマートフォンを通じてWebサイトなどから贈りたいギフトを選び、メッセージを入力した上で、メールやLINE、SNSなどを通じてeギフトのチケットを贈る仕組みです。
eギフトを受け取った人は、店舗のレジでeギフトチケットを見せるだけで、対象商品を受け取れます。
これまでクリスマスや誕生日のギフトを購入する際には、店舗を周り購入し直接本人に手渡すことが主流でしたが、新型コロナウイルスの感染流行により、感染予防のために人との接触を避けつつ贈り物ができるeギフトの需要が増大しています。
eギフト3選:スターバックス・サーティワン・ユニクロ
eギフトは、新型コロナウイルスの影響により、感染予防をした上でギフトを贈れる方法として注目を集めています。
ここでは、店舗で受け取れるeギフトの事例を3つ紹介します。
1. スターバックス
スターバックスは、スターバックス商品と交換可能なeチケットを手軽に贈れるeギフトサービス「Starbucks eGift」を提供しています。
「Starbucks eGift」の公式サイトまたはスターバックスの公式アプリを通じてeギフトカードを作成し、発行されたURLをLINEやSNS、メールを通じて送信するだけで贈れる、オンライン形式のギフトカードです。
ギフトカードは「Happy Birthday」「Thank you」「Merry Christmas」などのシーンに合わせたデザインを選ベるほか、140字以内でオリジナルのメッセージも添えられます。
支払いは、クレジットカードやApple Pay、スターバックスカード、LINE Payなどを通じてオンラインで決済します。
受け取った人は、スターバックスの店舗でドリンクやフードと引き換えることが可能です。受け取る人の会員登録は不要となっており、全国のスターバックスでチケット画面を表示するだけで、商品と交換できます。
2. サーティワン
サーティワンアイスクリームが提供する「サーティワンeGift」は、メッセージにサーティワンのギフトチケットを添えて贈れるサービスです。
ギフトチケットには、500円ギフト券とレギュラーシングルギフト券(390円)の2種類があり、公式サイトから申し込み可能です。
それぞれカードのデザインは、「Happy Birthday」「Thank You」「For You」など全9種類から選びオリジナルのメッセージを添えたのち、クレジットカードやキャリア決済を通じて購入できます。チケットのURLは、LINE、Twitter、Facebook、メールを通じて送信する仕組みです。
ギフトチケットを受け取った人は、ギフト画面を店舗のレジで表示するだけで好きな商品を受け取れます。
3. ユニクロ
ユニクロは、スマートフォンを活用し気軽に贈れる「ヒートテックeギフトサービス」を展開しています。離れて暮らす家族や友人に、寒い冬も暖かく過ごしてほしいといった気持ちや日頃の感謝の気持ちとともに、ヒートテックをギフトとして贈れるサービスです。
カジュアルギフトとしてヒートテックを贈るというユーザーの声を受け、より気軽に贈れるeギフトサービスを始めたとしています。
まずは、後述する「giftee」というサービスからヒートテックeギフトサービスのサイトにアクセスし、ヒートテック引換券を購入します。ギフトカードのデザインを選びメッセージを入力したら、発行されたURLをLINE、Facebook、Twitter、メールのいずれかを通じて送信する仕組みです。
ギフトを受け取った人は、店舗でヒートテックの色とサイズを選択したのち、eギフトチケットをレジで提示することで、商品と交換できます。
店舗が簡単に導入できるツールも:giftee(ギフティ)
「giftee(ギフティ)」は、さまざまなメッセージを添えたカジュアルギフトを、LINEやメール、SNSを通じて気軽に贈れるeギフトサービスです。遠方に住んでいて直接会えない相手や、住所を知らない相手にも贈れます。
事業者は「eGift System」を導入することで、店舗で引き換え可能なeギフトチケットの生成および自社サイトにおけるeギフトチケットの販売が可能となります。
サービスはSaaS(※)で提供されるため、事業者は初期投資や運用コストを抑え、スピーディーな導入が可能です。
※SaaS(Software as a Service):ソフトウェアをインターネット経由で提供・利用する形態のこと。パッケージ製品を導入する場合に比べて、必要な機能を必要な分だけ利用できるというメリットがあります。
gifteeでは、すでにスターバックスやローソン、ドトールなどが600種類以上のギフトを展開しています。
今後のeギフト需要に備えて導入を
eギフトは、贈る側の手軽さだけでなく、贈られる側も好きなときに店舗で受け取れるほか、好きなギフトの種類を選べるのが特徴です。実店舗を展開している企業にとって、来店のきっかけを作るのに適したツールだといえます。
今から2020年のクリスマス需要に応えるために導入するというのは難しいかもしれませんが、今後年末年始やバレンタインデー、誕生日の贈り物需要を捉える上で、eギフトの導入を進めていくことは新たな販路拡大に効果的です。
新型コロナウイルスの影響により、人との接触を避け感染予防に繋げる動きが活発になっていることから、安全かつ気軽に贈れるeギフトのさらなる需要増大を見据え、事業者もeギフトサービスへの対応を進めていくと良いでしょう。
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