飲食店事業者の倒産件数は上半期では最多の392件に
株式会社帝国データバンク(以下、TDB)が、「飲食店の倒産動向調査(2020 年度上半期)」を実施し、10月13日にその結果を発表しました。
TDBによる同調査によれば、4月から9月にかけての飲食店事業者の倒産件数が上半期としては最多の392件にも上っていることが分かっています。
年間倒産件数の過去最多は2019年の784件でしたが、このままのペースが続けば、過去最多を更新する見込みです。
業態別では「酒場・ビヤホール」が倒産件数で最多に
業態別で倒産件数をみてみると、「酒場・ビヤホール」が倒産件数最多の98件で構成比25.0%となり、「中華・東洋料理店」が55件で構成比14%、「西洋料理店」が54件で構成比13.8%、「日本料理店」が40件で構成比10.2%などと続いています。
また通年では2015年度以降、負債額「5,000万円未満」の小規模倒産の構成比が80%以上となっていたが、2020年は構成比79.6%で、2020年上半期は80%をわずかに下回る状況となっています。
株式会社帝国データバンク プレスリリース
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p201004.pdf