売上の前年比が85.8%、客数の前年比が83.3%に
ポスタス株式会社は、3つの期間を対象に「POS+」のPOSデータを集計し、「飲食店売上動向 POSデータ定期レポート」を公開したことを8月18日に発表しました。
<調査期間>
- 2019年1月1日から12月31日
- 2020年1月1日から12月31日
- 2021年1月1日から7月31日
2021年7月の売上の前年対比は84.5%で、コロナ前にあたる2019年比で69.9%となりました。
沖縄を除いた地域で6月20日に緊急事態宣言が解除され、7都道府県でまん延防止等重点措置へと移行したことで、2021年7月の売上は前月比で10ポイント程度回復しています。
調査では全国の売上月次推移、客数月次推移、売上の週次推移と、エリア別の売上週次推移の4つの結果について報告しました。それぞれの指標で、2019年比、2020年比のグラフを公開しています。
2021年7月の客数の売上月次推移は前年対比は84.5%・2019年7月比では59.9%であり、客数の月次推移は前年対比は87.0%・2019年7月比では50.2%となっています。
まん防などの解除・連休の到来で売上増に転じる
同レポートにおける「エリア別 売上週次推移 2019年比」を見ると、3回目の緊急事態宣言が解除された翌週から、外食を控えていた消費者が動き出したことによって、全体の売上が増加していることがうかがえます。
また7月12日に東京都と沖縄県に再度緊急事態宣言が発出され、埼玉県・千葉県・神奈川県・大阪府の1府3県が、まん延防止等重点措置のエリアに指定されました。しかし、翌週に4連休があり、全体の売上は減少せずに増加することとなりました。
「居酒屋」「お好み焼き」「焼き肉」回復、家族友人との利用見える結果に
同レポートでは、POS+のPOSレジを導入している飲食店の中で、そば・うどんなどを含めた「食事系」、カフェ・喫茶などを含めた「軽食」、ステーキ・ハンバーグなどを含めた「専門料理」、和風居酒屋などの「居酒屋」の4業種・25ジャンルに分類して、「業態別 売上月次推移 2019年比/2020年比」のデータも集計しています。
その結果、コロナ前にあたる2019年比で「居酒屋」の売上が唯一、回復率の平均を上回りました。プラス15.2ポイントとなっています。営業時間の短縮や滞在時間の制限はあったものの、アルコール提供の解禁の影響といえそうです。居酒屋業態に含まれる3カテゴリには和風居酒屋(プラス16.1ポイント)、洋風居酒屋(プラス11.0ポイント)、バー(プラス13.3ポイント)があります。
ジャンルではお好み焼き、焼き肉の回復率が目立ちました。飲食店利用において、家族や友人との訪問が多かったことがうかがえます。
売上ランキング1位「ハンバーガー」その理由は
注目すべきは売上げランキングで2020年比、2019年比、ともに1位のハンバーガーです。各社が新業態開発として着手していることもあり、新規オープンや新商品の登場が消費者の関心をさそっていることが予想されます。1位のハンバーガーが前月からプラス11.3ポイントという結果も得られています。
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ポスタス株式会社 プレスリリース
https://www.postas.co.jp/news/2021/4153/index.html