ポスタス株式会社が、飲食店向けクラウド型モバイルPOSレジ「POS+」を導入している飲食店に向けて、2021年1月1日~2021年9月30日の9月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計した結果を発表しました。
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8月の飲食店売上、前年比16.4ポイント減 緊急事態宣言など影響
宣言・まん防の影響受けた9月、売上はコロナ前比4割
9月は、月末まで全国で発令されていた、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置により、その影響が飲食店の売上にも表れました。
前月の8月と比較すると、売上と客数は前年の2020年比で見ると共に10ポイントずつ減少し、コロナ前の2019年比は4割のまま横ばいとなりました。
2020年9月は、シルバーウィークとGoToトラベルキャンペーンが重なり、売上が7割まで回復していた時期だったため、その年と比較すると、2021年9月ではポイントが減少したといえます。
また、8月16日の週をピークに新規感染者数は減少しており、9月の1週目を底に売上が上昇していることもわかりました。そして、 9月の最終週にはコロナ前の2019年比で55.5%まで盛り返し、半数を超えていました。
これまでのパターンと同様、緊急事態宣言の発令から、3〜4週間経って新規感染者数が減少し始めると、宣言の解除を待つことなく売上が回復するという傾向があることが報告されています。
【エリア別】北海道が苦戦、中国・四国地方は上旬から盛り返す
全国のエリア別の売上推移を見ると、9月は13日の週から北海道地方が最も売上が低く、落ち込みを見せていました。
一方、中国地方や四国地方では他地方に比べて、落ち込んでいたものの、大きな盛り上げを見せました。
9月上旬から一気に盛り返し、9月末には全国平均を10ポイント以上も上回る推移となった。中国地方に近い四国地方も、同じように9月上旬から売上の伸びを見せている。
【業種別】コロナ禍でも旅行気分を味わえる「海外料理」が人気
ジャンル別の売上上位では、ハンバーガー、カレー、麺類が強いは変わらないという状況でした。
回復率で見ると、前月からの回復ポイントが高かった順に、「その他西洋料理」 (+5.9%) 、「フランス料理」 (+5.2%) 、「アジア・エスニック」 (+5.1%) 、「韓国料理」(+4.6%)となりました。
これまでも、回復期には専門料理系のジャンルが伸びる傾向にありましたが、海外料理のジャンルがここまで並んだのは初めてで、「コロナ禍で海外旅行に行けない分、食で海外旅行気分を味わおう」という趣旨のメディア報道による反響が外食の動向にも表れたのではないかと考えられます。
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<参照>
PRTIMES:クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」、飲食店売上動向レポート2021年10月|ポスタス株式会社のプレスリリース