5月外食売上 前年比119.8%/コロナ前との比較では80.2%【外食産業市場動向調査 2021年5月】

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日本フードサービス協会は6月25日、毎月集計を行っている外食産業市場動向調査の2021年5月度報告を公表しました(日本フードサービス協会:データからみる外食産業)。

本記事では同調査の最新データをグラフ化し、外食市場の動向をわかりやすく解説します。

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外食産業市場動向調査【2021年4月】

外食売上高前年比は119.8%、昨年緊急事態宣言の反動で

外食産業市場動向調査のデータをもとに、2021年5月の業態別売上高をグラフにまとめました。

昨年同月(2020年5月)は1回目の緊急事態宣言下であったことから、その反動で先月に引き続き大きく伸長する傾向がみられます。

外食産業市場動向調査 売上高  2021年5月 日本フードサービス協会
▲外食産業市場動向調査 業態別売上高(前年同月比)【2021年5月】:日本フードサービス協会データより編集部作成

前々年比売上高(コロナ前との比較)は80.2%

一方、前々年同月(2019年5月)との比較では80.2%にとどまっています。


売上高前年比 [単位:%]
(2020年5月との比較)

売上高前々年比 [単位:%]
(2019年5月との比較)

全体

119.8

80.2

ファーストフード

113.3

103.9

ファミリーレストラン

129.1

63.8

パブレストラン/居酒屋

102.7

12.0

ディナーレストラン

168.1

49.7

喫茶

199.3

64.1

その他

139.4

75.1

特に居酒屋業態では2019年5月の12.0%となっており、回復が遅れていることがうかがえます。緊急事態宣言に伴う酒類提供自粛などが響いているようです。

来月発表される6月分では、ワクチンの接種が進んできているほか、緊急事態宣言が20日に解除されているため5月よりは回復するとみられます。しかしまん延防止等重点措置が発出されている地域も多く、外食業界にとっては厳しい状況が続きそうです。

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    口コミラボ編集部

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