10月5日、Amazonとヤマト運輸は共同で自社配送事業者向けに、配送サービスを提供することを発表しました。
ヤマト運輸は今回の提携に際し期間限定の割引送料を実施しており、2021年11月1日から2022年5月25日の期間中は最安174円からの割引送料が適用されます。
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自社出荷事業者の出荷コストを削減、2か月目以降は割引額増加も
Amazonでは、FBA(Fulfillment by Amazon)とマーケットプレイス配送サービス(自社配送)の2種類の配送方式を提供しています。
FBAでは、出品事業者は事前に商品をAmazonのフルフィルメントセンター(物流拠点)に発送し、Amazonが在庫管理と配送処理を担当します。マーケットプレイス配送サービス(自社配送)では、注文を受けた出品事業者が自ら配送業者を手配して商品を配送します。
今回、ヤマト運輸はマーケットプレイス配送サービスの配送事業者として配送サービスを提供します。割引送料は以下の通りとなっており、2か月目以降は前月の利用実績に応じて割引額が増加します。
Amazonは中小企業のEC参入を支援…自社 or モール型、どちらを選ぶべき?
10月に開催された「Amazon ECサミット2021」において、Amazonは現在約16万社の中小企業がAmazonに参入しており、2020年の1年間に5億点以上の商品が中小企業により販売されたことを発表しました。
中小企業がECに参入する際には、自社ECを新たに構築するか既存のモール型ECに参入するかの選択が必要です。
自社ECを新たに構築する場合は自由度の高い構成ができるため、商品に合ったWebサイト、販売方式、配送方式などを選べます。また、商品の販売時に手数料がかからないため、販売に係わるコストを最小限に抑えられます。
しかし、自社ECを新たに構築する際にはWebサイトやECシステムの作成、運用などにかかる費用が必要となるほか、マーケティングやアフターサービスまで全て社内で担当する必要があります。
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一方、Amazonなどのモール型ECは既にプラットフォームが用意されているため、事業者は商品をECサイトに登録し、注文を受け次第商品を配送するだけで済みます。
特にAmazonではFBAを利用すれば、在庫管理から配送、カスタマーサービスまで一連の作業をAmazonに委任できることが特長です。
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Amazonでは2020年から毎年「中小企業応援キャンペーン」を展開しており、2020年には全世界で9億ドル以上の売上げを記録しました。また、Amazonは中小企業の出品者向けに「中小企業成長支援プログラム」を提供しています。このプログラムでは、EC店舗運営に関するさまざまな資料や戦略を公開しています。
中小企業がECに参入する際は、自社ECとAmazonなどのモール型ECのメリット、デメリットを比較した上で、適切なプラットフォームを選ぶことが将来の販路拡大につながります。
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<参照>
PR TIMES:Amazon、ヤマト運輸と共同で「マーケットプレイス配送サービス」を提供
Amazon Seller Central:マーケットプレイス配送サービス ヤマト運輸の配送サービス利用時の割引プロモーション
日本ネット経済新聞:Amazon、「プライムデー」に向け「中小企業応援キャンペーン」を実施 参加事業者の約2割が2倍の売上達成