帝国データバンクは9月3日、2万4,458社を対象とした2021年8月の景気動向調査を発表しました。
調査結果によると、新型コロナや異常気象などによる影響で各業界で前月比を下回る結果となり、依然として厳しい状況が続いていることが分かりました。
多くの業界で悪化、個人消費の業種に大きな影響
帝国データバンクが発表する2021年8月の景気IDは、前月よりも1.5ポイント下がり、39.2と3か月ぶりのマイナスとなりました。
緊急事態宣言の延長や集中豪雨といった自然災害の発生により、消費の機会が抑制されたことが要因と考えられます。
【小売】前月比2.7ポイント減
小売業全体では前月比2.7ポイントマイナスの32.7となり、5月の33.1から7月まで回復傾向が見られたものの、3か月ぶりのマイナスとなりました。
中でも、百貨店やコンビニエンスストアなどが含まれる「各種商品小売」では前月比8.3ポイント減の27.3であり、小売業の中で特に大きな落ち込みが見られました。
そのほか、アパレル業が含まれる「繊維・繊維製品・服飾品小売」でも前月比3.6ポイント減の21.4となり、厳しい状況が続いていることが分かります。
【サービス】3か月ぶりの悪化、前月比2.4ポイント減
サービス業全体では2021年5月から増加傾向だったものの、前月と比べて2.4ポイント下がり39.1となりました。
特に落ち込みが見られたのが「娯楽サービス」で前月比5.6ポイント減と大幅に下がりました。「飲食店」でも4.9ポイント減の14.8となり、20を下回る結果となっています。
そのほか「旅館・ホテル」では2021年1月以降低水準が続いており、8月は前月比3.0ポイント低い10.0という結果となりました。
8月の個人消費業種では新型コロナや天候による影響が見られたものの、ワクチン接種の拡大により経済活動が徐々に再開することが見込まれるため、同調査では今後緩やかに回復していくと予測しています。
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<参照>
PR TIMES:感染者数の急増で景気に急ブレーキ ― 2021年8月調査