無料で使えるGoogleマップでは、リアルタイムの交通状況を表示させる機能が備わっています。
ナビアプリとしても優秀で、経路の提示や渋滞などの最新の交通状況をリアルタイムで知ることができるためとても便利です。
しかしながらこれは自動的に表示されるわけではなく、事前にいくつかの設定が必要です。
そこで本記事では、Googleマップに交通状況を表示させる設定について触れながら、実際にどういった情報が見られるのかや、それらの情報の精度がどの程度あるのかについて解説します。
Googleマップでの交通状況の表示方法
Googleマップでは、店舗や施設の情報や目的地までの行き方以外にも、さまざまな情報が掲載されています。そのひとつが交通状況です。最初にGoogleマップ上で交通状況を見る方法や、設定の方法について解説します。
交通状況を見るためには事前設定が必要
Googleマップで交通情報を表示させるためには、事前に本体で位置情報サービスについて設定しておかなければなりません。設定の方法はiPhoneかandroidかによって変わります。
▼iPhoneの場合 「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」をオン→「Googleマップのアプリの設定」から位置情報に関する情報提供を「常に許可」にチェック ▼Androidの場合 「設定」→「位置情報サービス」をオン |
「位置情報サービスがオン」になっていることを確認したら、グーグルマップを起動しましょう。
Googleマップアプリでの表示方法
続いてGoogleマップのアプリ上での交通状況の表示方法を解説します。
スマホ端末の場合は、アプリを開き右上にあるレイヤーをタップしてください。
レイヤーの中の「地図の詳細(種類)」から「交通状況」をタップすることで交通状況を表示させられます。
パソコンから表示させる場合には、Google Cromeブラウザから右上に表示される「詳細」をクリックしGoogleマップを開いてください。
Googleマップを開いたら、左下にある「レイヤー」にカーソルを合わせ「交通状況」をクリックすると交通状況が表示されます。
通知機能で交通状況を教えてくれる
Googleマップには、通知を設定しておけば交通状況が悪くなった時に通知でその旨を知らせてくれる機能が備わっています。通知をオンにしたい場合は、Googleマップアプリ内の設定から通知機能を設定できるので、そこから「付近の交通状況」をオンにしてください。
こうすることで、近くの交通状況が悪くなった際に自動で通知してくれます。
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Googleマップの交通情報の見方、色の意味を解説
設定が終わり情報が表示されるようになっても、それぞれの情報がどういった意味を表すのか知っておかなければなりません。そこで次にGoogleマップに表示される情報や、地図上に表示されている色の意味について解説します。
渋滞情報の色の意味
道路の渋滞についての情報は、4種類の色に分けて表示されています。使われている色は緑、黄色、赤、濃い赤の4種類です。
色 |
色による渋滞状況の状況 |
緑 |
渋滞がない状態 |
黄色 |
やや渋滞している状態 |
赤 |
渋滞している状態 |
濃い赤 |
非常に渋滞している状態 |
この情報を確認することで、車を運転するときなど、道路の渋滞を避け移動できるほか、移動する時間帯を避けて移動できます。
交通状況(事故、工事、道路閉鎖)が分かる
Googleマップでは渋滞情報以外にも、道路が工事や事故で閉鎖されている際にはその情報が表示されます。マップ上に表示されるマークは、赤い通行止めのマークや、黄色の「!」マークです。赤い通行止めのマークがついている場合には、その道路は通行止めになっており、黄色い「!」マークがついている場合には、その道路が通行止めになっている可能性があることを表します。
工事など長期にわたり通行が制限されている場合以外にも、事故など突発的な通行止めもリアルタイムで表示されることがメリットです。
Googleマップの交通状況の精度は?
これまで紹介したように、Googleマップでは渋滞情報や通行止め情報などの情報が表示されます。表示される情報は便利ですが、その制度がどれほどのものかということも重要です。続いて表示されている情報がどのように収集されているのかや、その制度がどの程度なのかについて解説します。
どのように計測している?
Googleマップでは、交通状況に関する情報をユーザーのスマートフォンから収集しています。しかし収集されるのはすべてのユーザーのデータではありません。データが収集されるユーザーは、My Locationという現在地を利用する機能をオンにしているユーザーのみです。
集められたデータは匿名化され、位置情報や速度データを活用することで、ユーザーが通過した道路の交通状況を計算しマップに表示させています。またユーザーはこれらのデータをGoogleに送信するか否かをユーザー自身で設定できます。
精度は向上している
表示される交通状況の精度は年々向上しています。というのもスマートフォンユーザーが増加し、収集できるデータが増加しているためです。より多くのデータを収集することで、データの誤差や間違いが減り、実際の状況により近い交通状況をマップ上に表示させられます。
さらにこれまで収集してきた膨大なデータを活用しで、Googleではこれから発生しうる渋滞に関する情報やその影響についてもより正確に予測できるようになりました。このことからも精度が向上していることがわかります。
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Googleマップはカーナビアプリとしても使われている
口コミラボ運営会社の株式会社movが1,240名を対象に行った「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査」の結果から、カーナビアプリでもっとも利用されているのがGoogleマップであることがわかりました。
「Googleマップ」がカーナビアプリNo.1
「カーナビアプリとして最も使っているものはどれですか?」という質問に対し、「Googleマップ」が84.1%、「Yahoo!カーナビ」が8.5%、「NAVITIME」が1.6%と、「Googleマップ」が他の2つのアプリに大差をつけ1位となりました。
同調査によると「Googleマップ」は、地図アプリの利用率としても1位を獲得しており、99.4%の回答者が「利用したことがある」と回答しています。
認知度が高く、多様な機能を兼ね備えていることから「Googleマップ」は多くのユーザーに支持されているようです。
Googleマップの特徴・メリット
Googleマップは目的地までの案内・到着予想時刻の表示などが基本機能として搭載されており、車での移動にも対応しています。
Googleマップのメリットは、主に3つあります。
1つ目は、無料で使える点です。
2つ目は、最新情報に基づくルート検索が行える点です。Googleマップでは、220以上の国と地域の交通状況・乗換情報をリアルタイムに知ることができます。
渋滞などイレギュラーな事態が発生した際にも、それに基づくルートの再検索を行うことが可能です。
3つ目は、ナビ以外の機能が充実している点です。
Googleマップは、カーナビ専門のサービスではありません。
経路や混雑状況の案内にとどまらず、周辺の店舗や観光スポットの基本情報や口コミ、混雑状況などを確認することができます。
他にも、オフライン使用が可能であることもメリットといえます。
Googleマップのデメリット
Googleマップをカーナビとして利用する場合のデメリットは、基本的にいかなる場合でも「早さ」を重視する点です。
目的地に早く到着することが優先されることから、ときには車同士のすれ違いが困難な経路や、整備されていない道路など、通行ができないあるいは不便な経路が表示されることがあります。
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