株式会社そごう・西武は4月6日、西武渋谷店に「メディア型OMOストア」を出店する計画を発表しました。オープン時期は2021年9月を予定しています。
この「メディア型OMOストア」とはどのような店舗なのでしょうか。
また、そもそも「OMO」とは何を指しているのでしょうか。解説します。
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西武渋谷、9月に「メディア型OMOストア」オープン。百貨店業界では初の試み
2021年9月、西武渋谷店にメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベース シブヤ)」がオープンします。
西武渋谷店パーキング館1階をフルリニューアルして展開されるこの店舗は、ミレニアル世代(2000年以降に成人を迎えた世代)やZ世代(1990年後半〜2012年頃に生まれた世代)といった若い世代をターゲットにしています。
このメディア型OMOストアの展開は、百貨店業界では初の試みだということです。
そもそもOMOとは?
OMOとは、Online Merges with Offlineの略で、オンラインとオフラインが融合した状態のことを指します。
コロナ禍の外出自粛などを要因としてEC利用が増加していることから、店頭とECの情報を連携させる取り組みは、実店舗における生き残りのカギとなっています。
OMOストアは、株式会社そごう・西武のリリースによれば「店頭とECで顧客・商品・在庫情報が統一されたストア形態」のことで、オンラインで購入した商品を店頭で受け取れるなど、ユーザーエクスペリエンスの向上が期待されます。
西武渋谷のOMOストアでは、店頭とECがどのように融合する?
店頭では、店内専用のWebカタログを用いて、スマートフォンから気に入った商品をカートに追加したり、お気に入りに登録したり、決済したりできます。これにより、買い物が非接触で完結します。
また、決済は完全キャッシュレスとなっています。さらに決済後には自宅配送も可能で、多様なニーズに合わせた受け渡し手段が用意されています。
一方ECでは、店頭で販売しているすべての商品を購入でき、一部商品をのぞいて店頭とECサイトの在庫情報はタイムラグなしで完全に連携されています。
ECサイトで注文した商品を店頭で受け取れるサービス・BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)にも対応しています。
出店者の業務負担も軽減
「CHOOSEBASE SHIBUYA」に出店したブランド側の業務は、販売商品のシステム登録と商品配送のみとなっており、販促や在庫・売上管理などは株式会社そごう・西武が代行します。
店内業務オペレーションも最新のデジタルツールを活用することで効率化されており、業務負担は大きく軽減されているといいます。
さらにECサイトの訪問・購買データや、店頭のAIカメラによる動画データやWebカタログのデータなどを収集・解析することより、購買動向を把握し、マーケティングに活用できるということです。
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<参考>
PRTIMES:D2Cブランドと共創で取り組むデジタル基軸の新業態/西武渋谷店にメディア型OMOストアを出店