LINEポイントは、国内最大級のメッセージアプリLINEの関連サービスを利用してポイントを貯めたり使ったりできるサービスです。
LINEポイントではさまざまな方法で気軽にポイントを貯めることができ、全国のLINE Pay加盟店での支払いに利用することもできます。
この記事ではLINEポイントの貯め方や使い方などの基本情報のほか、人気の理由や店舗に導入するメリットについて解説します。
LINEポイントとは
LINEポイントとは、LINEの各種機能を利用することで貯めることができるポイントサービスです。貯まったポイントは1ポイント=1円としてLINE Payの支払いで利用することができます。
LINEポイントの貯め方
LINEポイントを貯めるにはさまざまな方法があります。LINEポイントのメンバーシッププログラム「LINEポイントクラブ」で展開されるミッションをクリアしたり、LINEショッピングやLINEデリマ、LINEトラベルなどのLINEサービスを利用したりすることでポイントが貯まります。
他にも、LINE Payでの支払い金額に応じてLINEポイントが還元されたり、店頭におけるキャンペーンでポイントコードからポイントをゲットしたりすることもできます。
LINEポイントの使い方
貯まったLINEポイントはLINE内でのスタンプや着せ替えの購入に活用することができます。その場合、日本では2ポイント=1コインとしてLINEコインに変換されます。なお、LINEコインとの変換率は利用国によって違うため、日本以外で利用する場合はヘルプページの確認が必要です。
また、全国のLINE Pay対応店舗での支払いの際に1ポイント=1円として利用できるほか、LINEギフト、LINE MUSIC、LINEマンガなどのLINEサービスでも支払いに利用できます。
LINEポイントを利用する際の注意点
LINEポイントを貯めるためには、LINEアカウントに電話番号が登録されている必要があります。
また、LINEポイントには獲得日から180日間という有効期限があるため、期限を超過したポイントは無効になってしまいます。加えて、期間限定ポイントの場合はそれぞれの有効期限が別途決められているため、LINEポイントを利用する際にはポイントの有効期限に注意が必要です。
LINEポイントが人気な2つの理由
LINEポイントが人気を集めているのには大きく分けて2つの理由があります。人気のカギとなっているLINEポイントの特徴を紹介します。
1. 誰でも簡単に貯めることができる
LINEポイントの特徴の1つ目は、誰でも簡単にポイントを貯めることができるという点です。
LINEの月間アクティブユーザー数は今や8,400万人(2020年6月時点)におよび、日本の人口の約67%がLINEを利用していることになります。
そのため、大半のスマホユーザーに馴染みのあるLINEに関連したサービスであるLINEポイントでは、多くの人にとって新規登録手続きなどが不要で、公式アカウントの友だち登録などの労力の少ない手順だけで簡単にポイントを得ることができます。他にも動画の視聴などでもポイントを貯めることができ、ポイント獲得のハードルが低いという点が人気の理由といえます。
2. 貯まったポイントをLINE Payで利用できる
2つ目の人気の理由はLINE Pay加盟店での支払いに利用できる点です。LINE Payはコンビニやスーパーなど全国309万か所の加盟店で支払いができる決済サービスで、支払いにLINEポイントを1ポイント=1円として使用することができます。
LINE Payでの支払いはキャッシュレスでスムーズに行えるだけでなく、利用カードやLINEポイントクラブでのランクに応じた還元率でさらにポイントが付与されるため、お得に買い物をすることができます。
LINEを店舗で利用する2つのメリット
店舗が集客のためにLINEを導入するには、LINE公式アカウントを作成する、LINE広告を利用するなどの方法があります。
さらに、ビジネス向けサービス「LINEポイントAD」では、LINEポイントを活用してLINE公式アカウントの友だち登録者数を増やすことができます。
LINEを店舗で利用することのメリットは大きく分けて2つあります。
1. 国内最大級のリーチ力で、ユーザーからの認知を獲得
先述したようにLINEには8,400万人もの国内ユーザーが存在し、その情報網には国内最大級のリーチ力があります。LINE Payの普及も相まってLINEは生活インフラの一つような存在になっています。
このように高い普及率を誇るLINEサービスを活用して宣伝を行うことで、顧客への認知度拡大に期待できます。
2. 公式アカウントやLINEポイントADで幅広い層へアプローチ
LINE公式アカウントを作成することで、顧客に向けて定期的な情報提供ができるだけでなく、お得なクーポンの配布やキャンペーンの実施も可能になります。また公式アカウントがあれば、LINE上でショップカードを配布することもできるので、リピーターを醸成するきっかけにもなります。
また、ビジネス向けの「LINEポイントAD」は、公式アカウントの友だち追加や動画視聴を条件にLINEポイントが付与できるサービスで、LINEポイントを活用しながら自然な形でマーケティングを行うことができます。
他にも「LINEで応募」などの販促機能を利用して、幅広いユーザーにアプローチすることもできます。
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他のポイントサービスと比べたときのLINEポイントの強み
主要なポイントサービスと比較した場合、LINEポイントの強みには以下2つがあります。
1. ユーザーや加盟店の多さ
LINEポイントの最大の強みは、ユーザーの多さです。今では国内のスマートフォンを利用しているほとんどの人が他者との連絡手段としてトークアプリであるLINEを使用しており、国内のLINEユーザーは2019年6月時点で8,100万を超えています。
LINEポイントはLINE以外の別のアプリをダウンロードする必要もなく、LINEアカウント保有者であれば誰でもポイントの獲得や利用ができるという手軽さを持っています。LINEポイントの加盟店になることで、8,100万人を超えるLINEユーザーにアプローチできるということになります。
他ポイントサービスと比較すると、それぞれの会員数はTポイント7,650万人以上(アクティブ・ユニーク数、2020年8月末時点)、dポイントクラブは7,800万人、Pontaポイントは9,850万人(2020年11月末日時点)となり、Pontaポイントの会員数にはおよばないものの、他ポイントサービス会員数と比べても十分なユーザー利用は見込める数値と考えられるでしょう。
ユーザー数だけでなく、加盟店の多さもLINEポイントの強みです。全国約309万か所以上という加盟店の多さ(2020年9月時点)は、Tポイント、dポイント、Pontaポイントいずれのポイントサービスと比較しても倍以上の数です。加盟店が多いということは、それだけ別店舗との相互送客率が高くなり、ポイントの獲得や利用を目的としたユーザーが自店舗に訪れる確率が高くなるということです。
2. LINEが提供する他のサービスとも連携可能
ユーザーのポイントサービス利用継続率を上げるためには、ポイントサービス自体に多彩な機能があるかどうかが大切になります。たとえばdポイントはNTTドコモの携帯電話や光などの他サービスと連携してポイント獲得や利用のシーンを広げたり、メルカリと連携してdポイントをメルカリで使用できるようにしたりと、様々な取り組みを行なっています。
LINEポイントでは、ユーザー数の多さを誇るトークアプリ「LINE」との連携ができます。自社や自店舗のLINE公式アカウントを所有している場合は、LINE公式アカウントを連携させることで、LINE Payで自社サービス・商品の決済を行なった際に、ユーザーにアカウントへの友だち追加を促すことができます。友だち追加してくれたユーザーに対しては、LINE公式アカウントからメッセージの送信や割引クーポンの付与などができ、リピート率の向上が期待できます。
公式アカウントとの連携は、多くのユーザーが毎日頻繁に利用しているLINEという普及した自社サービスを持っているからこそできる機能といえるでしょう。
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認知度の高いLINEを集客手段として活用する
LINEポイントは、LINEアカウントを持っていれば誰でも簡単に貯めることができ、全国のさまざまな業種で利用できるLINE Payに1ポイント1円として変換することのできるポイントサービスです。
店舗集客におけるLINEの活用方法としては、LINE公式アカウントの作成やLINEポイントADの利用などが挙げられます。LINEは国内でも屈指の利用者の多いサービスで、LINEの認知度の高さを利用することでより多くの人に店舗の情報を伝えることができます。
LINEポイントの特徴や利点を把握し、店舗ごとにどのような対応が適しているかを検討して活用することで、有効な集客施策になるでしょう。
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<参照>
LINE:LINEポイント ヘルプページ
LINE:LINE Business Guide(2020年7〜12月期版 v2.0)
総務省統計局:人口推計(令和2年(2020年)6月確定値,令和2年(2020年)11月概算値) (2020年11月20日公表)