見た目競合の病院には患者が多く訪れているのに、なぜか自身の病院にはあまり患者が来ないと悩む経営者も多くいるでしょう。病院の集客が思うようにいかない理由はいくつか原因が考えられます。
そこで今回は病院の集客が思うように伸びないわけや成功の秘訣について解説します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
集客が思うようにいかない原因は?
病院の集客が思うようにいかない原因はいくつか考えられます。
まずは院の現状を分析し、患者によりそった診療ができているかや、施設が患者のニーズに応えたものになっているかを見直しましょう。
たとえば、患者を診察するとき、専門用語を使いすぎていないでしょうか。医療用語などは難しい言葉が多く患者が理解するのが難しいため、不安を感じさせてしまう原因にもなります。わかりやすい言葉に置き換えて伝える必要があるでしょう。
もしくは、スタッフの対応や病院の見た目などに原因があるかもしれません。病院の敷地内や待合室、診察室など患者の目に触れるところをこまめに掃除して清潔感を保ったり、親しみやすさや安心感を感じさせる接客を意識したりすることで、病院に対するイメージアップにつなげられます。
集客するための具体的な方法を紹介
では実際に集客するにあたって、具体的にとるべき対策とはなにか、いくつか紹介します。
Googleマイビジネスの情報整備
Googleで検索したとき、施設の公式サイトよりも上位に表示され、顧客の目に留まりやすいのがGoogleマイビジネスです。Google マイビジネスには、病院の住所や営業時間、写真、WebサイトのURLといった店舗に関わる情報を登録できるほか、患者側から投稿された口コミを閲覧できます。
記載されている情報が営業実態とあっているかや、院内の雰囲気が伝わるような写真が投稿されているかを確認しておきましょう。
また、患者が病院を選ぶにあたっては、口コミは特に重視される傾向にあります。
低評価な口コミに対しては丁寧に返信したり、経営の改善に役立てたりすることで、顧客満足度の向上と集客につなげられるでしょう
ポータルサイトに登録
医療機関専用の口コミサイトや病院比較サイトといったポータルサイトに登録することも効果的です。
こうしたサイトでは、ユーザーが実際に病院を利用した患者の意見や評価を閲覧できるため、第三者目線の情報を得ることができます。
病院関係者ではない意見なので、より公平公正の立場の意見として来院前の患者にとっては貴重な情報源となるのです。
病院側から見れば、これらのサイトに登録をして高評価を得ることができれば、信頼性のある情報を発信することにつながり、集客力アップにつなげることができます。
患者ニーズを意識したSEO対策
SEO対策とは、検索エンジン最適化とも呼ばれており、googleの検索エンジンでWebサイトを上位表示させる対策のことです。
ユーザーがgoogleで目的の言葉を検索した際には当然、上位に表示されたサイトほど閲覧されやすくなり、上位表示されずに2ページ目や3ページ目に表示されてしまっては、閲覧される可能性が低くなってしまいます。
そこで、SEO対策を行うことによって病院のWebサイトを上位表示させることができれば、閲覧される可能性が高まります。
SEO対策の方法としては、ホームページ内で患者が検索しそうなキーワード(症状名など)やそれに関連するキーワードを含めたり、専門性や信頼性が高くなるようなコンテンツや役に立つ情報を作成するといった方法があります。
Web広告の活用
病院をネットで探す患者も多いため、Web広告を利用するのも有効な施策です。リスティング広告、バナー広告、動画広告などさまざまな種類の広告があります。
費用対効果やターゲット層などを考えたうえで選ぶとよいでしょう。
病院の集客で意識すべきポイント2つ
ここまでは病院の集客が思うようにいかない原因についてみてきました。
次は、病院の集客力アップをするにはどのようなことが効果的なのかについてみていきます。
競合との差別化
病院に行けば「しっかりとした治療をしてもらえる」ということは、多くの患者が当然のことと考えていることです。
そのため、「この病院でなければダメだ」と思ってもらえるような競合の病院とは違う施策をしなければなりません。
患者に選んでもらうためには、どのような治療に強いのかや、どのような特徴がある病院なのかをわかりやすく伝える必要があります。
注意点として、2017年に行われた医療法の改正によって医療機関のWebサイトの適正化が計られています。
これにより病院の特徴を伝えるときには誇大広告や虚偽の表現などには気を付けなければなりません。
自身の病院でどのような治療ができ、どのような治療を得意としているのかを、わかりやすいだけでなく、適切な表現で伝える必要があります。
認知度を上げる
既存患者の維持はもちろん、新規患者の獲得を増やさなければなりません。
そこで、患者が病院を探す際に多く利用されているWebサイトを充実させることで認知度を上げるという方法を取るのが効果的です。
患者は病院を探すときに「地域名+病名」というように、そのときの利用目的に関連するキーワードで検索します。
そうしたときに病院のWebサイトが検索結果で上位表示されれば多くの人の目に触れることができるため来院につなげることができます。
今や多くの人がインターネットを使い病院を探す時代ですので、次に紹介する対策を行ってみましょう。
Webをうまく利用して効果的な集客を
病院の集客力アップには、インターネットの活用が必要不可欠です。
ほかの病院との差別化を図り認知度を上げるための施策として、口コミサイトや比較サイト、情報サイトへの登録は有効な手段となります。
また、SEO・MEO対策をすることで、Googleで検索された際に閲覧される可能性が高まるのでより効率よくに病院の情報をユーザーへ届けることができます。
このほかにもスタッフの対応の仕方や施設を清潔に保つなど、来院してくれた患者が引き続き通院してくれるような対策も重要です。
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