「ワクチン・検査パッケージ」12道府県で実験開始 5人以上会食など

政府は18日、ワクチン接種証明か陰性証明の提示で行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」を利用した実証実験を、北海道・京都府・福岡県の飲食店で開始することを発表しました。

「ワクチン・検査パッケージ」は飲食店や大規模イベント、旅行などを対象とした実証実験です。ワクチン接種か検査のいずれかを確認を条件に、感染対策のための制限の緩和措置を認める実験を行うもので、12道府県が対象となっています。

北海道・埼玉・千葉・京都・大阪・福岡などで

実証実験ではワクチン接種歴の確認や事前の検査の有無と合わせて入店者リストを作成します。

新技術の活用による3密回避や喚起等を組み合わせた技術実証を行い、当日と事後のアンケート調査によって、接種歴・検査有無確認のオペレーションや技術の実効性を検証します。

政府はこれらの実験を通じ、予想される冬期の感染症流行での適切な対応について検討していきます。

飲食店については、京都府では10月21日から11月3日まで、北海道では10月22日から同30日まで、埼玉県では10月22日から同31日まで、千葉県では10月22日から11月4日まで、大阪府・福岡県では10月25日から同29日まで実施予定です。

そのほか、埼玉、千葉、大阪の飲食店でも実証実験が行われる予定です。飲食店の実証期間は原則2週間です。

また、コンサートやスポーツ観戦における実証実験も行われます。内閣官房の公式サイトにて公開されている資料によれば、愛知県や宮城県、徳島県などの各種会場ですでに実施、あるいは予定されています。

案件は今後も随時追加されていくとされています。政府はこれらの実験を通じ、日常生活を回復するための枠組みを構築するということです。

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