Google マップやGoogle マイビジネスなど、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。
そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。
今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第24回目として、2021年6月11日から6月17日の関連トピックをお伝えします。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
Googleマイビジネス新機能 鉛筆マークをクリックすると簡易的な編集画面が表示されるように
Google マイビジネスの「お店やサービス」画面には、管理しているビジネス情報の一覧が表示されます。
ビジネス情報の右側部分には、鉛筆、カメラ、ノートのようなアイコンが表示されており、これまではそれぞれをクリックするとビジネスの管理画面、「写真や動画の投稿」画面、「最新情報の追加」画面に遷移していました。
しかし先日、鉛筆アイコンの挙動が変わり、ビジネスの管理画面ではなく「ビジネス情報」という画面に遷移するようになりました。
「ビジネス情報」画面からは、ビジネスの概要、連絡先情報、所在地とエリア、営業時間などの基本的な情報が簡単に編集できます。
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Googleマイビジネス運用のこぼれ話
ここでは、株式会社mov(口コミラボ運営会社)がGoogle マイビジネス運用にかかわる中で確認した、特筆すべき事象について紹介します。
Googleマップの住所で「建物名」の表記は公式サイトと合わせなければならないのか
とある事業者のビジネス プロフィールが停止された際、サポートから「建物名の表記を公式サイトと合わせること」「郵便番号にハイフンを記載すること」の2点を求められたことがわかりました。
今回の場合、Webサイトに記載している建物名とGoogle マイビジネスに記載している建物名の表記が異なっていたほか、郵便番号にハイフンを記載していませんでした。
この状態でサポートに連絡したところ、これら2点を修正し、かつ看板の写真をGoogle マイビジネスに掲載するよう、返信が来たということです。
Google マイビジネスのサポートでは、同じ現象でも指摘される内容が異なるという状況も発生しています。「建物名の表記を公式サイトと合わせ、郵便番号にハイフンを含める」ことが今後絶対に必要となる条件なのかというと、そうではないと考えられます。
ただし建物名の表記が異なると、ユーザー目線で「本当に同じ建物なのかどうか」不安になることがあるほか、公式サイトを確認したGoogle側によって、何度もGoogle マップ上の表記を書き換えられてしまう可能性があります。
公式サイトとGoogle マイビジネスの「建物名」の表記は、正式な名称に合わせておいた方がよいといえるでしょう。
今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選
ここでは、6月11日から6月17日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。
1. 複数の投稿で同じ画像を使い回してもよいのか
質問
- 同じ画像を複数の投稿で使い回すと、何らかの悪影響はありますか?
回答
- 同じ画像を複数の投稿で使い回す行為自体は禁止されていません。
- しかし、画像がガイドライン違反であると判定された場合、複数の投稿の画像が一斉に削除されてしまう危険性があります。
同じ画像を複数の投稿で使い回す行為は、ガイドライン違反には当たりません。
しかし、画像そのものが規制対象の商品に関するものであるなどガイドライン違反に当たる場合、複数の投稿から画像が一斉に消去される可能性があります。
投稿の画像が削除された場合、画像部分のみ「削除されました」と表示されて文章の方は投稿として残ってしまうため、投稿の見栄えが悪くなってしまいます。
同じ画像を複数の投稿で使い回す場合、画像がガイドライン違反に当たらないかを事前に確認するか、可能であれば投稿ごとに異なる画像を使うことで、画像だけが一斉消去されるリスクを回避しましょう。
<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:投稿で使用する画像について
Google マイビジネス ヘルプ:投稿コンテンツに関するポリシー
2. 店舗前のストリートビューに含まれる個人情報を削除したい
質問
- 店舗前のストリートビューに個人を特定できる情報が含まれており、削除したいです。
回答
- 「問題を報告」から「ぼかしのリクエスト」に必要事項を記入し送信すると、該当する部分にぼかしが追加されます。
ストリートビューに個人情報が含まれている場合、Googleに報告することで該当する部分にぼかし(モザイク)を施してもらえます。
ぼかしの加工を依頼するには、該当するストリートビューの画面右下にある「問題を報告」をクリックし、「ぼかしのリクエスト」からぼかしを施したい物体を選び、記入欄に理由を記入します。
同時にメールアドレスを記入し「送信」をクリックするとGoogleにぼかしの加工依頼が送信されます。
<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:個人情報についての要望
3. 写真の表示回数が急に減少した
質問
- インサイト内「写真の閲覧」の「写真の表示回数」がある日を境に急に減少しました。なぜでしょうか?
回答
- 「写真の表示回数」では、突然表示回数が減る、不具合で0になるといったことが多く発生しています。
- そのため、この数字を根拠にビジネスの人気具合などを測ることは難しいといえます。
インサイト内「写真の閲覧」の「写真の表示回数」は投稿から写真を開いた回数だけでなく、ナレッジパネルへの表示、ローカルパックへの表示、候補やサジェストへの表示など、あらゆる場所に写真が表示された回数を計上しているものとみられます。
そのため検索結果画面での表示が変わったことで数字が増えたり減ったりしてしまうほか、不具合も多く、表示回数が0になってしまうこともあるといいます。
写真の表示回数を根拠にビジネスや投稿の人気度を測ることは難しいので、パフォーマンス レポート内のインタラクション(反応があった回数)、ビジネス プロフィールを閲覧したユーザー数、ビジネス プロフィールの表示につながった検索数などの数値を参考にするとよいでしょう。
<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:画像ページビューの減少について質問。
【関連リンク】
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