新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響により、経営に影響が出ている事業者も多いでしょう。
中でも、店舗経営は営業時間の短縮や無期限休業、閉店を余儀なくされるケースも出ています。長期化も予想される中、店舗経営者にとっては「固定費」の見直しが重要です。固定費の中には、家賃、光熱費だけでなく、音楽の「使用料」が含まれる場合もあります。
今回は一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRACへ支払っている「使用料」の返金手続きについて、独自メール取材を行った内容を踏まえてご紹介します。
JASRACの返金対応は「休止」「解約」の2種類
JASRACと契約し、店舗内で流す音楽の使用料金を支払っている契約者が、返金を求める場合の手続きは、「休止」と「解約」の2種類です。 どちらも、店舗経営の状態によって選択が変わるため、最適な方法を選択すると良いでしょう。
「休止」手続きについて
休止は、カラオケや生演奏等による音楽を利用する店が、その営業や音楽利用を一時休止する場合の手続きです。
休止の対象は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けてる人というだけではなく、様々な事情により営業や音楽利用を一時休止する必要がある人が対象です。
休止する場合は、指定した休止期間に応じて請求が停止されます。すでに支払いが済んでいる休止日以降(再開まで)分については返金対応となります。
「解約」手続きについて
「解約」とは、カラオケや生演奏などにより音楽を利用していた店舗が、営業や音楽利用を廃止する場合の手続きです。
こちらも新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者が対象ということではなく、様々な要因により音楽利用を廃止する契約者が対象となります。
解約手続きを行った際、すでに前払いしている使用料金の解約日以降分の返金となります。
休止・解約はJASRACのホームページから行う
休止・解約は、JASRACのホームページのフォームから申し込みできます。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの店舗が申し込みをしているため、手続きに時間がかかる場合も予想されます。
申し込みは、インターネットまたはファックスの受付のみとなり、電話受付は中止しています。
固定費を見直し、キャッシュフローを整える
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、店舗経営者は、どのようにして「店舗存続」させるかを考える必要があります。
今後の先行きが見えない中、いかに固定費を下げ、支出を抑えるかという視点は、店舗経営を成り立たせるためにも重要な点といえるでしょう。
今回は、音楽の使用料について解説しましたが、このような月額契約の費用は他にもあるかもしれません。
一度すべてを洗いだし、キャッシュフローを見直すことが店舗存続の第一歩といえるのではないでしょうか。
JASRAC:ご営業や音楽利用の休止・廃止に伴うお手続きについて(カラオケ、生演奏等お店などで音楽をご利用になる皆さま)
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