スーパーアプリとは、メッセンジャーやソーシャルメディア、決済、Eコマース、タクシーや航空券、ホテルの予約など、さまざまなサービスが統合されているアプリのことを指します。
本来であれば複数のアプリを起動しなければならないところを、スーパーアプリではそれらが全て統合されているため、1つのアプリ内で必要な作業を完結させることができます。
この利便性の高さから、ユーザーから高い支持を得ています。
代表的なスーパーアプリでは中国のWeChatとAlipayがいち早く成功した例として挙げることができます。
スーパーアプリの二大巨頭がいずれも中国発のサービスであり、これらのアプリは特に経済成長の著しいアジア圏を中心に注目されていることがわかります。
特に中国では米国企業が開発したアプリが規制されているので、AlipayやWeChatに追加機能として、既に成功している他社配車アプリなどのビジネスモデルをまねて実装できます。
こうした背景がアジアでのスーパーアプリの発展を後押ししてきました。
日本国内では、多機能化への道を辿っているLINEと、今後多機能化していく方針を明らかにしているPayPayの2つがスーパーアプリへの道を進んでいます。
将来性に期待がかかるスーパーアプリの動向には今後も注目していく必要があるでしょう。