旅行プラットフォームのトリップアドバイザーは、2020年に約100万件の不正なレビュー(口コミ)を削除または却下したことを発表しました。また、「虚偽レビューを販売する新しいサイト」を突き止めたことも明らかになっています。
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トリップアドバイザーが虚偽のレビューを削除、93%が「過度に肯定的」な内容
2020年トリップアドバイザーに投稿されたレビューのうち、不正であると認定されたものは94万3205件、全体の3.6%にあたります。また、このうち3分の2はトリップアドバイザーに掲載される前に虚偽であると判定されました。
このような虚偽レビューの93%は、「過度に肯定的」であるとして削除されています。
具体的には、レビューを投稿した人が施設関係者と血縁関係にあった場合や、レビュー投稿の見返りとして特典を渡していた場合などがあげられます。
これらのほかには「悪意のあるレビュー」や「有償レビュー」なども虚偽レビューとして認定されています。
Googleでもスパム対策、不正口コミを5,500万件削除
こうしたスパム対策はGoogleでも行われており、2020年にはガイドラインに違反した口コミを5,500万件削除、さらに96万件以上の口コミをユーザーからのフィードバックをもとに取り下げました。
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トリップアドバイザーやGoogleがこうした取組みを行う中、「低評価の口コミを削除できる」「報酬を払えば大量に口コミを投稿できる」と謳う悪質なMEO業者がいまだに横行しています。
しかしこうした悪質なMEO業者に口コミ投稿を依頼をしても、投稿した口コミが削除されてしまったり、最悪の場合アカウントの停止にもつながってしまいます。削除されなかったとしても、ユーザーが「やらせ」だと感じて悪印象を与えてしまう可能性もあります。
口コミを集めるために、こうした悪質な業者に頼ってしまうと集客はおろかマイナスなイメージにつながってしまいます。ガイドラインに反しないように地道に集めていくのが得策といえるでしょう。
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<参照>
Forbes JAPAN:トリップアドバイザー、2020年に100万件近い不正レビューを削除