毎月小売業界の動向をまとめている「小売業界動向まとめ」2022年8月版です。
百貨店、3年ぶりに売上増
日本経済新聞がまとめた2021年度の百貨店調査によると、国内各店の売上高の合計が前年度比1割増の3年ぶりの増収となったことが明らかになりました。
21年度の売上高は計4兆円6344億円と、前年度比の12%増となり、コロナの影響が少なかった19年度比で80%の水準まで回復しています。
2021年度は時計や宝飾品など高額品の販売が伸び、特に東京の新宿にある「伊勢丹新宿本店」など都心百貨店の売上が好調でした。 各社は富裕層を中心とする高額消費を取り込み、優良顧客向けの外傷事業をテコ入れしたほか、ブランド品の限定商品の販売などで富裕層を囲いこむことに成功しました。
行動制限が緩和された22年4月以降、都心百貨店の回復傾向はより鮮明になっています。 伊勢丹新宿本店の売上高は7月にコロナ前を14%上回り、4ヶ月連続でコロナ前の売上増となります。
<参照>
日本経済新聞:百貨店売上高3年ぶり増加 21年度、伊勢丹など都心復調
世界最大のVRイベントに阪急阪神百貨店、凸版印刷、やおきんなど出店
8月13日(土)から28日(日)にかけて開催された『バーチャルマーケット2022 Summer』に、阪急阪神百貨店など複数の企業が出展しました。
『バーチャルマーケット2022 Summer』は、メタバース上にある会場で、アバターなどの3Dデータ商品や、洋服やパソコン、飲食物などのリアル商品を売買できる世界最大のVRイベントです。「バーチャルリアリティマーケットイベントにおけるブースの最多数」としてギネス世界記録™にも認定されています。
阪急阪神百貨店は関西発の名物グルメショップによる大阪、関西グルメやライフスタイルアイテムの紹介、さらにECサイト遷移による商品の購入を可能にしたVR空間でのお買い物体験などを展開しました。
その他プレスリリースでは、凸版印刷、「うまい棒」で知られるやおきんなどが出展企業として紹介されています。
<参照>
PR TIMES:世界最大のVRイベント『バーチャルマーケット2022 Summer』会場&出展企業発表第2弾!メタバース上でのキャンプや料理、試乗体験ができるブースなど続々と登場!!
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その他にも、レポートでは小売業界の動向をまとめています。
- 小売DXの取り組み紹介
- レジなし、スタッフなしのハイテク店舗実証実験/カインズ
- メディア型OMO店舗リニューアル/西武渋谷店
- 小売業界主要ニュース
- メガネスーパーとドトールの複合店舗登場
- ドンキ運営会社、25年6月期までにアジア店舗倍増へ
- 小売販売額2.4%増、ドラックストアが原動力
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