口コミラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、株式会社吉野家ホールディングスが展開するラーメン店10ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコム の新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
本調査の見どころ
- 1店舗あたりの口コミ数が最も多いのは「俺式」、平均評価が最も高いのは「中華そば ふくもり」
- 10ブランドの中で平均評価が最も高い「中華そば ふくもり」では、★5の割合が他ブランドよりも高い
- 最も外国語口コミ比率が高かったのは「せたが屋」で34.5%、次いで「俺式」で33.5%
- 10ブランドすべてで、外国語評価が日本語評価を上回っている
調査対象
本調査は、「株式会社吉野家ホールディングス」が展開するラーメン店10ブランドに寄せられた口コミ4,723件を対象に行いました。
- ばり嗎:24店舗
- とりのすけ:13店舗
- 風雲丸:5店舗
- せたが屋:3店舗
- ひるがお:5店舗
- 中華そば ふくもり:1店舗
- 俺式:1店舗
- 極上中華そば 福味:1店舗
- ラーメン家 がんくろ:1店舗
- THE魚郎:4店舗
調査結果
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
1店舗あたりの口コミ数が最も多いのは「俺式」、平均評価が最も高いのは「中華そば ふくもり」
こちらの散布図では、調査対象10ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「俺式」で265件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「中華そば ふくもり」で★4.04でした。
レポートをくわしく見る(無料)最も外国語口コミ比率が高いブランドは「せたが屋」
こちらのグラフでは、調査対象10ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を算出しています。もっとも外国語口コミ比率が高かったのは「せたが屋」で34.5%、次いで「俺式」で33.5%でした。
レポートをくわしく見る(無料)「俺式」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成
こちらの表では「俺式」の口コミにおける、キーワードの「使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)」を算出し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「チャーシュー」 はこんな文脈で使用されています >
- チャーシューの味が濃いめで美味しい
- 照り焼きチャーシューは香ばしく、豚骨ラーメンとの相性がいい
< ポジティブ率が高いキーワード「濃厚」 はこんな文脈で使用されています >
- 豚骨スープは、臭みもなく濃厚でクリーミー
- 濃厚なスープとしなやかな麺が絶妙に絡み合っている
< ネガティブ率が高いキーワード「卓上」 はこんな文脈で使用されています >
- スープの味が薄く、卓上の調味料で調整した
キーワード「トッピング」のポジティブ率は10ブランド間で差が見られた
こちらの表では、調査対象10ブランドにおける、「料理」「サービス」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「ポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)」の違いを調査しています。
< キーワード:スープ >
「せたが屋」ではキーワード「スープ」のポジティブ率が59%と他ブランドより低く、「スープの味が薄く、深みやコクが感じられない」といった声が見られました。
< キーワード:トッピング >
キーワード「トッピング」のポジティブ率は10ブランド間で差が見られました。ポジティブな口コミでは「アプリダウンロードでトッピング無料が嬉しい」、ネガティブな口コミでは「トッピングの具材が寂しかった」といった声が寄せられました。
レポートでは他にも、キーワード「オペレーション」「接客」「店内」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
レポートをくわしく見る(無料)調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2023年8月1日〜2025年6月30日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:4,723件
口コミラボ 最新版MEOまとめ【25年6月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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