口コミラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、人気そばチェーン4ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコム の新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
本調査の見どころ
- 1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランド、平均評価がもっとも高いブランドはともに「ゆで太郎」
- 各ブランドの平均評価は★3.52〜3.60と狭いレンジに収まっている
- もっとも外国語口コミ比率が高いブランドは「富士そば」、次いで「小諸そば」
- 「ゆで太郎」では外国語評価と日本語評価の差がもっとも大きい
調査対象
本調査は、人気そばチェーン4ブランドに寄せられた口コミ1万6,979件を対象に行いました。
- ゆで太郎(株式会社ゆで太郎システム):233店舗
- 富士そば(ダイタングループ):105店舗
- 小諸そば(株式会社三ッ和):55店舗
- 箱根そば(株式会社小田急レストランシステム):42店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
調査結果
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多く、平均評価がもっとも高いのは「ゆで太郎」
こちらの散布図では、調査対象4ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランド、平均評価がもっとも高いブランドはともに「ゆで太郎」で47.2件、★3.60でした。
レポートをくわしく見る(無料)「ゆで太郎」では外国語評価と日本語評価の差がもっとも大きい
こちらのグラフでは、調査対象4ブランドの「日本語口コミの平均評価」「外国語口コミの平均評価」を算出しています。4ブランドすべてで外国語評価が日本語評価を上回る結果となりました。なかでも「ゆで太郎」は0.86pt差ともっとも大きな開きが見られました。
レポートをくわしく見る(無料)「ゆで太郎」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成
こちらの表では、「ゆで太郎」の口コミにおけるキーワードの「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」を算出し、ランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「セット」 はこんな文脈で使用されています >
- 朝そばセットがリーズナブルで嬉しい
- リーズナブルにそばと丼のセットを楽しめるのが魅力です
< ポジティブ率が高いキーワード「営業」 はこんな文脈で使用されています >
- 朝早くから営業しているのがとても助かる
- 24時間営業かつ駐車場も広いので利用しやすい
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」 はこんな文脈で使用されています >
- 支払いが現金のみなのが残念
- 天ぷらが揚げたてでなく冷たかったのが残念
キーワード「提供」のポジティブ率は4ブランド間で差が見られる結果に
こちらの表では、調査対象4ブランドにおける、「オペレーション」「施設・設備」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:提供 >
キーワード「提供」のポジティブ率は「富士そば」「箱根そば」とその他2ブランドで差が見られる結果となりました。ネガティブな口コミでは、「提供スピードが遅い」「メニュー写真と提供された料理の違いが大きい」といった声が多く見られました。
< キーワード:値段 >
「小諸そば」ではキーワード「値段」のポジティブ率が94%と、他3ブランドよりも高くなっています。実際の口コミでも「味・値段・量のバランスが良い」など、コストパフォーマンスの高さを評価する声が多く寄せられていました。
レポートでは他にも、キーワード「料理」「接客」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
レポートをくわしく見る(無料)調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年8月1日〜2025年6月30日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:1万6,979件
口コミラボ 最新版MEOまとめ【25年6月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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