景気動向指数を天気で表した「業界天気図」を公表

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雨天が約7分野になり悪化傾向

2020年3月10日、帝国データバンクより2019年度における、各企業分野の景気動向を調査した結果が発表されました。

調査分野数は、197分野に及び100業種が対象となりましたが、「晴天」が75分野、雨天が57分野でそれぞれ、前年度比で+3と+7となりました。

景気が悪くなったと感じている分野が、増えていることが分かります。

▲[天気別の業界・分野数を年代別に比較したグラフ]:帝国データバンク
▲[天気別の業界・分野数を年代別に比較したグラフ]:帝国データバンク
この「雨天」分野の増加は、消費税が8%に引き上げられた翌年、2015年の53分野から61分野へと+8増加した際の数字に次ぐものとなっています。

消費税増税がきっかけとなり、景気が冷え込むということが表れた結果と言えるでしょう。

今年は最悪の年?

昨年も消費税が8%から10%に引き上げられましたが、2015年と同様の景気後退が懸念されます。

加えて、2020年初めから、世界各国で猛威を振るっている新型コロナウィルス(COVID-19)により、各国での渡航をはじめとする入国規制や、国境封鎖などが行われています。

これにより、製造業への打撃が深刻化しており、物流も滞り始めていることから景気が悪化することは確実とみられます。

これは、2011年の東日本大震災をも下回り、2008年のリーマンショックに相当する世界恐慌に、陥るのではないかと予測されています。

外部リンク

帝国データバンク
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p200306.html

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