3回目の緊急事態宣言下の消費動向は？小売消費が向上・サービス消費が減少…遊園地は大きく改善（2021年4月データ）

3回目の緊急事態宣言下の消費動向、「旅行」減少したものの「交通」増加

株式会社ジェーシービーと株式会社ナウキャストは、国内消費を示す「JCB消費NOW」の2021年4月分を5月19日に発表しています。3回目の緊急事態宣言により、「旅行」は減少したものの「交通」は増加しています。

同調査はJCB取引データを活用し、現金を含めた国内消費動向を指数で表したもので、今回は4月1日～30日の結果を報告しています。「全総合」は2019年比マイナス8.4％で、前月より1.3ポイント改善しています。

うち小売消費が向上し、「小売総合」は2019年比で5.4％、前月より3.5ポイントの改善です。百貨店は依然としてマイナスですが、スーパーや酒屋、医薬品などが前月より増加しています。

一方、サービス消費が減少し、「サービス総合」は2019年比でマイナス19.5％、前月より1.1ポイントの減少です。特に「旅行」は2019年比でマイナス66.8％、前月より27ポイントと大きく減少しています。

「宿泊」は2019年比マイナス29.2％で前月より3.7ポイントの改善、「交通」は2019年比マイナス13.1％で前月より10.9ポイントと大幅に改善しています。

「娯楽」の中では遊園地が53.2％で前月より21.6ポイントと大きく改善、「外食」は、2019年比マイナス29.1％で前月とほぼ横ばい、「カフェ」と「ファミレス」が前月より増加しています。

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株式会社ナウキャストのプレスリリース（PRTIMES）
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