JCB消費NOWを用いた消費動向調査
株式会社ジェーシービー(以下、JCB)と株式会社ナウキャストは、「JCB消費NOW」(JCBカードの取引データを活用した国内消費指数)を用い、2020年を総括した消費動向を1月27日に発表しています。
サービス消費はコロナ禍で翻弄
2020年は、3月から5月にかけて新型コロナウイルス感染拡大の「第1波」により、外出自粛に伴うサービス消費が減少しています。
4月の前年同期比はマイナス93.1%、5月はマイナス90.3%を記録し、その後はGo To Travelキャンペーンなどもあり徐々に回復傾向にありましたが、11月の第3波により減速に転じています。
Go To Eatキャンペーンが開始された10月は居酒屋で伸びがみられましたが、これも第3波で減速しました。「娯楽」は10月にヒット作品があったことから回復の兆しをみせたものの、第3波により再び減速しています。
「スーパー」は1年を通して堅調の一方、「コンビニエンスストア」は10月からマイナスに転じています。「百貨店」は回復傾向にあるものの、年間を通してマイナス圏で足踏みが続いています。
堅調に伸びるEC業界
「EC」は第1波後から現在まで好調で、アパレルや医療品・化粧品は、実店舗での売上減少分をECの伸びが上回りました。
「飲食料品」も、対面売り上げ減少分をECで一定程度カバーしています。
Finatextホールディングスのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000012138.html