口コミラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、家具・インテリアチェーン4ブランド(無印良品/ニトリ/IKEA/LOWYA)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコム の新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
本調査の見どころ
- 1店舗あたりの口コミ数、平均評価(★の数)がもっとも多い(高い)ブランドは「IKEA」
- 平均評価がもっとも高い「IKEA」では、★5・★4の高評価層の割合が大きく、約7割を占めている
- もっとも外国語口コミ比率が高いブランドは「無印良品」、次いで「IKEA」
- 4ブランドすべてで、外国語評価が日本語評価を上回っている
調査対象
本調査は、家具・インテリアチェーン4ブランドに寄せられた口コミ3万9,477件を対象に行いました。
- 無印良品(株式会社良品計画):697店舗
- ニトリ(株式会社ニトリ):567店舗
- IKEA(イケア・ジャパン株式会社):15店舗
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LOWYA(株式会社ベガコーポレーション):9店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
調査結果
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
1店舗あたりの口コミ数・平均評価がもっとも多い(高い)のは「IKEA」
こちらの散布図では、調査対象4ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。1店舗あたりの口コミ数、平均評価(★の数)がもっとも多い(高い)ブランドは「IKEA」で320.9件、★3.91でした。
「無印良品」では「英語」「中国語(繁体字)」「韓国語」の口コミが多い
こちらのグラフでは、調査対象4ブランドの「外国語口コミの言語割合」を算出しています。外国語口コミ数で他3ブランドに大きく差をつけている「無印良品」では、「英語」の割合がもっとも大きく43.2%、次いで「中国語(繁体字)」「韓国語」が多くなっています。
「無印良品」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成
こちらの表では、「無印良品」の口コミにおける、キーワードの「使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)」を算出し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「店内」はこんな文脈で使用されています >
・「店内は広々としていて商品を見やすい」
・「店内は木や緑がたくさん使われており落ち着きのある内観だった」
< ポジティブ率が高いキーワード「便利」はこんな文脈で使用されています >
・「セルフレジと有人レジの両方があるので便利」
・「フロアごとに会計できるのが便利だった」
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」はこんな文脈で使用されています >
・「イメージが良いだけに、店員さんの接客態度が悪いと残念に感じてしまう」
・「レジのスタッフが少なく、行列ができており残念だった」
「IKEA」ではキーワード「値段」「価格」のポジティブ率が高い結果に
こちらの表では、調査対象4ブランドにおける、「接客」「施設・設備」「値段」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:売り場 >
「ニトリ」では、キーワード「売り場」のポジティブ率が「無印良品」「IKEA」よりも低いスコアとなっています。実際の口コミを見てみると、「売り場にいるスタッフが少ない」「売り場のスタッフの接客態度が良くない」といった、接客面への言及が多く見られました。
< キーワード:値段・価格 >
「IKEA」では、キーワード「値段」「価格」の使用回数が多く、かつポジティブ率も高いことからユーザーの関心度・満足度の高さがうかがえます。
レポートでは他にも、キーワード「商品」「オペレーション」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年6月1日〜2025年4月30日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:3万9,477件
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