ECでは注文のしやすさを重視する人が増加
公益財団法人流通経済研究所は、5月7日、ネットショッパー研究会が、全国約1万人のショッパーを対象として、eコマース(以下、EC)による食品販売の現状を把握するためのアンケートを実施した結果を発表しています。
ECを直近1か月に利用した人における「インターネットで食品を買い物する際に重視する点」の調査では、前年に比べて「安さ」を重視する人が減少し、「注文操作のわかりやすさ」を重視する人が増加しています。
ECを選ぶ最大の理由は「配送料がかからない」こと
EC利用時に重視する点について、回答者の割合が一番多かったのは「配送料がかからない」で、EC利用者の約半数が重視すると回答しています。
一方、「近隣店舗よりも安く買える」「実店舗と同じ商品を安く買える」は減少傾向にあり、配送料そのものは無料であってほしいユーザーが多い一方で、商品そのものに対する「安さ」に関する項目は回答者の割合が減少していることがわかっています。
これらの結果から、配送料がかからない商品であれば割高であっても購入を決断する消費者心理が読み取れます。ECは外出せずに商品を購入できるといった利点が改めて評価されており、その対価として多少の割高さも受け入れる人が増加していると推測されます。
今後、ECでは商品・価格の満足度向上だけでなく、ユーザーが簡単に買い物できるような仕組みを構築することが必要になると考えられるでしょう。
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公益財団法人流通経済研究所 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000036006.html
ネットショッパー研究会 URL
https://www.dei.or.jp/project/netshopper/