口コミラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は「株式会社のみもの。」が展開する4ブランド(なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。/カレーは飲み物。/とんかつは飲み物。/ハンバーグは飲み物。)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコム の新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
本調査の見どころ
- 1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「カレーは飲み物。」、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「とんかつは飲み物。」
- 平均評価が高い「とんかつは飲み物。」では、他3ブランドよりも★5の割合が大きく、★1の割合が小さい
- 外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは「とんかつは飲み物。」
- 4ブランド全体では、外国語口コミにおいて占める割合がもっとも大きい言語は「英語」、次いで「韓国語」
調査対象
本調査は、「株式会社のみもの。」が展開する4ブランドに寄せられた口コミ836件を対象に行いました。
- なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。:15店舗
- カレーは飲み物。:4店舗
- とんかつは飲み物。:1店舗
- ハンバーグは飲み物。:1店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
調査結果
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
口コミ数がもっとも多いのは「カレーは飲み物。」、平均評価がもっとも高いのは「とんかつは飲み物。」
こちらの散布図では、調査対象4ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「カレーは飲み物。」で57.8件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「とんかつは飲み物。」で★4.05でした。
外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは「とんかつは飲み物。」
こちらのグラフでは、調査対象4ブランドの「外国語口コミ比率」を算出しています。外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは「とんかつは飲み物。」で21.6%、次いで「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」で7.7%でした。
「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成
こちらの表では、「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の口コミにおける、キーワードの「使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)」を算出し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「無料」はこんな文脈で使用されています >
・「生卵が一つ無料で、途中で味変できるのが嬉しい」
・「無料で大盛りまで選べるのでお腹いっぱい食べることができる」
< ポジティブ率が高いキーワード「トッピング」はこんな文脈で使用されています >
・「トッピングが豊富で自分好みにカスタマイズできる」
・「ネギと海苔のトッピングはそばとの相性抜群」
< ネガティブ率が高いキーワード「店内」はこんな文脈で使用されています >
・「店内の匂いが気になった」
・「店内の衛生状態は良いとは言えない」
カテゴリ別のキーワードから各ブランドの顧客満足度を調査
こちらの表では、調査対象4ブランドの「価格」「オペレーション」「ブランド」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< カテゴリ:価格 >
価格に関するキーワードの中では「値段」の使用回数が多く、ポジティブ率は「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」でもっとも低い69%となっています。値上げに対する不満の声も見られました。
< カテゴリ:オペレーション >
「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」、「カレーは飲み物。」では「食券」のポジティブ率が高く、食券制におけるオペレーションのスムーズさがうかがえます。
レポートでは他にも、「料理」「サービス」「店内」「接客」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年2月1日〜2024年12月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:836件
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