8月宿泊者数3,047万人泊、前月比50万人泊増【宿泊旅行統計 8月第1次速報】

観光庁は9月30日、宿泊旅行統計調査の2021年8月第1次速報を発表しました。

2021年8月全体の延べ宿泊者数は3,047万人泊で、前月より50万人泊以上増加しました。また、2021年8月の日本人延べ宿泊者数は2,986万人泊と、前月と比べ約70万人泊増加しています。

一方、外国人延べ宿泊者数は62万人泊と、前月より約7万人泊減少する結果となりました。

8月延べ宿泊者数3,047万人泊、前月より50万人泊以上増加

2021年8月全体の延べ宿泊者数は3,047万人泊でした。

前年同月比では6.5%増となり、2019年同月比からは51.8%減となっています。

夏休みシーズンであったことなどから、コロナ禍においても宿泊者数が増えたようです。

東京オリンピック・パラリンピックの開催期間中であったことが影響している可能性もありますが、無観客開催によってキャンセルが多発したとの情報もあり、その影響はごく小さなものだったとみられます。

外国人延べ宿泊者数は、前月から13万人以上減となる62万人泊で、前年同月比から144.9%増加となりました。

東京オリンピック・パラリンピックに伴い、競技選手や関係者らの入国で2021年6月以前より増加はしているものの、いまだ2019年同月比は93.5%減少となっています。

2021年8月の客室稼働率は全体で35.8%となり、前年同月比より4.3%増加、前月からは2.4%減少となりました。

施設タイプ別に見ると、ビジネスホテルの稼働率が最も高く43.5%、旅館とリゾートホテルが前月より増加しています。夏休み期間で旅行する人が増えたためとみられます。

9月30日をもって緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除されました。

また、日本における必要回数のワクチン接種完了率は61.3%と、アメリカを超える状況になっています。

これから秋の行楽シーズンを迎えるにあたって、宿泊者数が増加していくのか注目が集まります。

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＜参照＞
観光庁：宿泊旅行統計調査