名古屋市を中心に喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングスは、コロナ禍において過去最高となる売上収益をあげました。
多くの飲食チェーン同様に感染症の流行により大きな打撃を受けたコメダ珈琲ですが、同社は2020年度においても黒字決算でした。
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コロナ禍でも過去最高の売上収益163億8,500万円
コメダホールディングスは2021年10月13日、2022年2月期中間連結決算(2021年3月~8月)を発表しました。
同期間における売上収益は163億8,500万円となり、これは同社にとって過去最高です。前年同期比は21.6%増でした。
コロナに強い経営環境
コメダ珈琲店は今期に限らず、他のカフェチェーンが相次いで赤字を出した2020年時点でも黒字決算となっています。コメダ珈琲店は郊外への出店が多いため家賃を抑えられていたことや、広々とした店舗構造が感染対策を意識する顧客に安心感を与えていたとみられます。
同社は決算資料において、物販と、テイクアウト・デリバリーの強化によりコロナ禍での収益確保に努めたことを明らかにしています。
同資料では、ミステリーショッパー調査を取り入れ顧客満足度の向上に努めたり、アパレルブランドとのコラボで顧客から共感の拡大を図っていることも説明されています。
8月には来店客減の苦境も
コメダホールディングスは、コロナ禍に限らず東京2020オリンピック・パラリンピックの開催や8月の全国的な長雨などが来店客減の一因となったことを説明しています。
一方で、3月にテレビ番組で取り上げられたことや「コメ牛」の再販売などは来店客の増加を引き起こし、結果として過去最高収益を記録するにいたったと分析しています。
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<参照>
コメダ:2022年2月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
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コロナ禍でも黒字確保「コメダ珈琲」のすごみ