株式会社リクルートが運営するホットペッパーグルメ外食総研は10月29日、首都圏、関西圏、東海圏のエリアから約1万人の男女を対象とした2021年9月度の外食市場調査を発表しました。
9月後半には緊急事態宣言の解除が決定されたものの、外食市場規模は1,350億円となり、多くの業態でも前年同月比マイナスが続いています。
関連記事
8月の外食市場 年代別・業態別の前月比すべてマイナスに 悪天候が影響
9月の外食市場規模1,350億円、4か月連続で前年比マイナスに
2021年9月度の外食市場規模は、3圏域合計で1,350億円(前年同月比870億円減)となり、4カ月連続の前年比マイナスという結果になりました。 先月8月よりも前年比のマイナス幅が増加したものの、コロナ前の2019年比と比較では42.6%と、8月の40.1%よりもマイナス幅は縮小しています。 9月後半には感染者数が減少し、緊急事態宣言の解除が決まったものの、悪天候が続いたことで市場回復には至らなかったと考えられています。外食実施率46.5%、先月に引き続き微減
外食実施率では3圏域計で46.5%(前年同月比13.9ポイント減)で、先月よりも1.2ポイント減少となりました。 3圏域の中で50%を超えているのが東海圏のみで、首都圏、関西圏では8月に引き続き50%を下回っています。 性年代別でみると、30代女性、40代女性、50代の男女で前年同月とのポイント差が15%以上マイナスとなり、落ち込みが見られました。外食単価2,222円、前年同月比258円減
外食単価では、3圏域で2,222円(前年同月比258円減)となり、先月からは微増という結果となりました。地域別にみると、首都圏では2,211円(前年同月比348円減)、関西圏では2,444円(前年同月比70円減)、東海圏では1,886円(前年同月比196円減)と、地域によってマイナス幅に差が見られます。
性年代別では、40代女性、60代男女を除く、すべての年代で先月よりも外食単価が増加しました。
9月の業態別推移
9月の業態推移では、ファストフードを除く主要16の業態のほとんどが先月から減少、横ばいという結果になっています。
ファストフードで前年比108.1%
業態でみると、ファストフードが前年同月比2億円増の19億円となり、回復が見られたものの、そのほかの業態ではすべて前年同月比マイナスという結果になりました。
飲酒主体業態の市場規模では前年同月比295億円減の112億円で、コロナ前の2019年同月比で17.0%の大きなマイナス幅となりました。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
<参照>
ホットペッパーグルメ外食総研:外食市場調査(2021年9月度)