レンタルスペースは、新型コロナウイルスの流行によるテレワークの推進や接触の回避などにより新たな需要が生まれています。
ポータルサイトやWEB予約システム作成ツールの利用によって競合との差別化を図ることで、これらの需要に応える余地が生まれ、効果的な集客に取り組めます。
本記事では、具体的なポータルサイトや予約システム作成ツールを紹介するとともに、レンタルスペースがコロナ禍に対応した集客をする方法を解説します。
レンタルスペースのポータルサイト3選
レンタルスペースが集客を図る際、ポータルサイトへの情報掲載は有力な認知度向上の手段です。
ポータルサイトへ掲載する情報として重要なのが、レンタルスペースの魅力を伝える写真です。この写真は高解像度のきれいなものを用意することで、より良くレンタルスペースの特徴を伝え、使用してみたいという気持ちを喚起させられます。
ポータルサイトの情報には、詳細なアクセス情報も記載することも大切です。最寄り駅やバス停などからのルートや所要時間が明確であれば、見込み顧客が具体的に検討する材料となります。
本項目では、有用なポータルサイト3つを選び、その特徴について解説します。また、口コミラボでは、店舗集客および売上アップの方法を厳選し、メリットと注意点を解説した記事を公開しています。
1. SPACEE(スペイシー)
SPACEE(スペイシー)は、ビジネスミーティングからイベントやデスク作業まで、あらゆる貸し会議室、ならびにレンタルスペースを取り扱うプラットフォームです。
2013年にサービスを開始したために長い運営実績があり、パソコンでもスマホでも、24時間の受付を可能にしています。これにより、見込み顧客の予約の取り逃しが抑えられ、利用者数300万人突破の実績へとつながっています。
料金は固定費0円であり、予約が成立したときのみシステム利用料を支払う完全成果報酬型を採用しています。掲載料や初期費用も発生しないため、コストが計算しやすいメリットがあります。
<参照>
貸し会議室・レンタルスペースを格安で予約【1時間500円〜】 | スペイシー
2. インスタベース(Instabase)
インスタベース(Instabase)は、スペースを借りたい人と貸したい人をマッチングするプラットフォームです。掲載されているレンタルスペースならびに貸し会議室の数は全国1万3,000件以上に達し、月間予約受付数は3万件、延べ利用者数は300万人を超えています。
予約および利用があったときのみ成約手数料が発生する、完全成果型の料金プランを採用しています。初期費用および月額費用はともに0円であり、固定費は一切かかりません。さらに、掲載スペース数によっては成約手数料が割引になることも公表されています。
顧客の集客施策や販売促進施策も充実しており、リピーター獲得の面でも手厚い対応をしているのがメリットです。
3. スペースマーケット(SPACEMARKET)
スペースマーケット(SPACEMARKET):公式サイトは、顧客の"やってみたい"を叶えるレンタルスペースやレンタルスタジオのポータルサイトです。代表的な使用例の上位3つがパーティー、スポーツ観戦、撮影・収録となっているのが特徴的です。
掲載しているレンタルスペースの数は、業界最大級の1万5,000件以上に及びます。あらゆる用途に対応していることから、貸す側も借りる側も目的に合致したスペースを探しやすくなっています。
サイト運営によるサポートも手厚いものであり、施設情報ページの作成から実際の運用における悩みまで、レンタルスペースで収益をあげるためのノウハウをシェアしてくれるのがメリットです。
<参照>
レンタルスペースでやってみたいを叶えよう - スペースマーケット
予約システム作成ツール2選
WEB予約システムの導入は、インターネットの普及が進んだ現代においては有力な集客手段であり、それはレンタルスペースにおいても同様です。
この予約システムを作成できる有用なツールがあるため、有効に活用することでWEB予約への柔軟な対応が可能になり、集客力アップへつなげられます。
本項目では、そうした予約システム作成ツールのなかから2つを選び、有効な集客手段として紹介します。
4. RESERVA(レゼルバ)
RESERVA(レゼルバ)は、採用事業者数が18万社を超えている予約システム作成ツールです。ひと目でわかる操作性により、最短3分でWEB予約システムを立ち上げることが可能です。
料金プランは複数用意されており、無料で使えるフリープランを始め、広告が非表示になるシルバープランや全機能が開放されるゴールドプラン、そして大手企業と官公庁向けのエンタープライズプランがあります。
5. ChoiceRESERVE
ChoiceRESERVEは、業界や業種を問わずに導入できるクラウド型予約管理システムです。規模の大小を問わず、さまざまな規模の企業によって導入された実績があり、複数店舗の管理ができるメリットがあります。
料金プランは、基本機能を集約したLiteプラン、必要な機能を希望どおりに追加できるProプラン、大型プロジェクトや大企業向けのEnterpriseプランの3つに分かれています。
予約のプロと課題解決に向けて協議しながら最適な予約システム構築を目指すことができ、専任担当と共同でのデモ検証期間も含め、最短での導入期間は2週間以上となっています。
レンタルスペースのコロナ禍に対応した集客法
2020年から世界で流行が続いている新型コロナウイルスの影響は、レンタルスペース運営にも及んでいます。なおも悪疫の脅威が続くなか、レンタルスペースを貸し出すにあたって重要な対策、ひいては脅威が去ったあとも有効な集客施策について解説します。
3密の回避
新型コロナウイルス対策として有名になったのが、3密の回避です。3密は「密接」「密閉」「密集」を表し、いずれも新型コロナウイルスの感染拡大につながりかねない要素です。
レンタルスペース運営においても、3密の回避は長期的に対応したほうがいい課題です。受付時にはマスク着用を徹底し、キャッシュレス決済を導入することで会計時の接触を極力減らし、スペース利用にあたっては人数を制限するなどの対策が有効に働きます。
また、換気は簡単ながら重要な対策です。定期的に窓を開放し、加えて換気扇の改修に取り組むなどの施策が考えられます。
衛生管理の徹底
衛生管理の徹底もまた、コロナ禍の2021年現在からアフターコロナの未来にかけて、重要な役目を果たします。
従業員がマスクを着用するのはもちろん、顧客にも利用時にマスク着用を願い、加えてアルコールによる手指の消毒の協力を呼びかけることが大切です。
さらに、ドアノブを始めとした不特定多数が触れる場所は定期的に消毒に取り組むことをおすすめします。こうした作業に従事する従業員については、定期的に体温を計測し、体調を把握し、万一の事態が起こらないようにするのも有効な対策です。
コロナ対策の周知
新型コロナウイルス対策を実施していることについて、顧客に知ってもらうために周知活動に取り組むことも重要です。
見込み顧客に安心感を与えられれば、利用を前向きに検討してもらうことにつながります。どのような新型コロナウイルス対策を実施しているか、ポータルサイトや予約サイトを介して具体的な周知に努めます。
ポータルサイトや予約サイトによっては、新型コロナウイルス対策についての情報を発信できる独立コンテンツがある場合もあります。こうした機能を積極的に利用し、対策の徹底をアピールすることが推奨されます。
レンタルスペースの集客にはポータルサイトや予約サイトが効果的
世界的に新型コロナウイルスが流行するなか、テレワークの推進や小規模イベントの開催場所などの用途で、レンタルスペースの需要は高まっています。
運営するレンタルスペースを有効に収益化するためには、競合との差別化を念頭に置きつつ、ポータルサイトやWEB予約システム作成ツールを活用し、集客を推し進めることが大切です。
また、提供しているレンタルスペースでは新型コロナウイルス対策を徹底し、その事実が見込み顧客に伝わるよう周知に努めていくことも必要でしょう。
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