LINE公式アカウントは、国内のLINEユーザー8,400万人にアプローチできる優れたツールです。アカウント自体は無料で手軽に作成できることから、多くの企業が導入しています。
しかし、スタンプ無料配布や来店時のクーポンをきっかけに友だち追加されても、すぐにブロックされてしまうことも多いのではないでしょうか。
本記事では、公式アカウントをブロックされないためのコツを、事例とともに解説します。
リッチメッセージ・リッチメニューを使いこなそう
LINE公式アカウントは、コミュニケーションアプリ「LINE」を通じて、企業や店舗がユーザーとコミュニケーションできるサービスです。
ここでは、LINE公式アカウントで送れるメッセージについて解説します。
1.テキストメッセージ
通常のLINEアカウントと同様、テキストやスタンプ、画像、動画を用いてメッセージが配信できます。
またLINE公式アカウントと通常のLINEアカウントとでチャットすることも可能です。ユーザーからの問い合わせや予約を受け付けるなど、電話対応の代わりとしても活用できます。
そのほかユーザーからのメッセージに対し、あらかじめ設定したメッセージで自動応答したり、AIを導入し、内容を判別して応答させたりといったことができます。
2.リンク付きの画像を送れる「リッチメッセージ」
リッチメッセージは、画像・動画とテキスト情報を1つにまとめて配信できる機能です。
画像にリンクを設定すれば、キャンペーンページや商品ページなどに誘導することも可能です。テキストメッセージで「下の画像をタップ」などと指示を入れておくと、クリックしてもらいやすくなります。
3.ページ下部にリンク付きの画像を固定表示できる「リッチメニュー」
リッチメニューは、トーク画面の下部(キーボードエリア)に画像を固定表示できる機能です。
リッチメッセージと同様、画像にリンクを設定できます。更新頻度が少ない重要な情報や、注目してほしいキャンペーンなどを表示すると良いでしょう。
関連記事:そのほか、LINE公式アカウントの利用料金や登録方法、活用するメリットなどは以下の記事で解説しています。
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公式LINEをブロックされない3つのポイント!
LINE公式アカウントをブロックされないポイントは、以下の3つだと考えます。
- 追加後、挨拶だけで終わらせない
- クーポンは「その場限り」にしない
- 「遊べるコンテンツ」を配信
それぞれを事例とともに解説します。
1.追加後、挨拶だけで終わらせない:ミスタードーナツの事例
LINE公式アカウントが追加された際、以下の画像のように挨拶のメッセージだけで終わらせてしまうアカウントが多く存在します。
しかし、例えば友だち追加の特典として無料配布のスタンプを配布している場合、アカウントに魅力がなければ友だち追加後に即ブロックされてしまうでしょう。
反対に、最初のメッセージでコンテンツやクーポンを配信してユーザーの心をつかめば、その後もブロックせずに継続して見てもらえる可能性が高くなります。
例えばミスタードーナツのLINE公式アカウントは、友だち追加後すぐに、カラフルな画像を用いたリッチメッセージや動画でキャンペーンの内容を配信しています。
アカウントがブロックされる割合を減らすには、「友だち追加後すぐ」、「ユーザーにそのまま登録し続けてもいいと思ってもらえるか」が勝負だといえます。
2.クーポンは「その場限り」にしない:ゴディバの事例
挨拶のメッセージと同時にクーポンを配布しているというアカウントも多数あります。
ここで重要なのは、クーポンを「その場で使って終わり」の状態にしないことです。その場限りのクーポンだと、店舗を訪問した際にクーポンの存在を知って友だち追加した人はすぐにブロックしてしまうかもしれません。
何度も使えるクーポンを配信するのも効果的ですが、来店ごとにクーポンがもらえる仕様にするのも良いでしょう。
例えばゴディバ東日本のLINE公式アカウントは、ショップカード機能を使い、利用回数に応じてクーポンがもらえるサービスを実施しています。
友だち追加時に表示されるURLをタップすると、以下の画面が表示され、ショップカードが取得できます。
ゴディバ東日本のショップカードを取得すると、利用回数ごとに「ショコリキサー」のクーポンが獲得できるようになっています。
3.「遊べるコンテンツ」を配信:ローソンの事例
さらにLINE公式アカウントの内容を充実させるには、「遊べるコンテンツ」を配信すると効果的です。
ローソンのLINE公式アカウントは、遊べるコンテンツが非常に充実しています。
例えば以下の画像のように、ユーザーが「占い」と送信するとその日の運勢とラッキーアイテムを返信します。
日によって変わるコンテンツは、ユーザーに「明日も見よう」という気持ちを起こさせ、ブロックする割合を減らすのに役立ちます。
またリッチメニューを見てみると、他にもさまざまなコンテンツがあり、ユーザーを飽きさせません。
「あきこと将棋」をタップすると、ローソン公式キャラクター「あきこ」との将棋対決が楽しめます。
「あきこと話そう」をタップすると、さらにいろいろなコンテンツが楽しめます。
ローソンのようなコンビニエンスストアの場合、幅広い年齢層にリーチする必要があるためコンテンツの内容は多岐にわたっています。他の企業のLINE公式アカウントで取り入れるのであれば、当然ターゲットの年齢層や性別などの属性によって配信すべきコンテンツは異なってくるでしょう。
ただしローソンの例からもわかるように、必ずしも商品やサービスに関連するコンテンツである必要はないようです。
<参照>
LINE for Business:【公式】LINE公式アカウントを無料で開設|主な機能や導入効果まで
LINE for Business:【公式】リッチメッセージの活用法|運用メリットや作成方法、導入事例
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